働き方図鑑

国がつくった女性の起業をサポートする事業とは?|わたしの起業応援ネット

経済産業省が昨年度から取り組まれている「女性活躍推進基盤整備委託事業」の一貫として、「わたしの起業応援ネット」を立ち上げました。みなさまご存知でしょうか?
働き方として「起業」を選択する女性が増えてきたこと、国の政策として開業率を上げる目標があること、将来の労働人口減少への対策など、国が女性の起業を応援する流れができました。その中でこの「わたしの起業応援ネット」は、たくさんある創業支援団体の中でも、「安心して、安全に創業の相談ができる団体」だけをネットワークしている事業です。

女性が、起業の1歩を踏み出す前に、踏み出す時に、安心して相談できる場を国が用意したという事です。

逆をいえば、「怪しい」「いかがわしい」「危ない」創業支援団体が増えているとも言えます。

ママイキイキ!夫婦で子育てできる社会の実現に向けて

2017年11月15日(水)10:10より、恵比寿ガーデンホールにて、「わたしの起業応援ネット」の広域関東圏を統括するエキスパート・リンク株式会社 経営・創業支援事業担当リーダー仙波希さんと、女性の多彩な働き方を推進するPowerWomenプロジェクト代表宮本直美さんのトークセッションが開催されます。

それに先立ち、仙波さん、宮本さんの事前打合せが行われ、同行しました。お二人ともズケズケと思いの丈を話す人柄で、当日のステージでもテンポ良く「女性の起業」最前線が聞けることが期待されます。

ママのフェスタ 働き方見本市
2017年11月15日(水)10:00-15:30
会場:恵比寿ガーデンホール
http://tomoe.life/11506

トークセッションでは

仙波さん、宮本さんは、別々の立場で起業した女性を間近でたくさんで見てきました。トークセッションではここ数年横行する、女性の起業を狙った高額コンサルの裏側やそれにはまってしまう人の特徴などに触れつつ、安易に起業の一歩を踏み出すことへ警笛を鳴らすとともに、安心・安全な相談者や志を共にできる仲間を探して勇気をもって起業の1歩を踏み出すことを同時に伝えたいそうです。

スタート地点はみんないろいろ

仙波さんは品川区立武蔵小山創業支援センターのセンター長代行として、日々創業の相談に乗っています。相談に訪れる方の7割が女性であり、事業計画をしっかりつくって起業にまっしぐらに進む方もいれば、人生の方向性を探すところからスタートされる方もいらっしゃるそうです。

女性の起業、スタート前に知っておきたい事

仙波さんにセンターに相談に来る女性についていくつか質問してみました。

相談に来る女性は、どんな相談が多いですか?

・ふわっとした方 3割
(まだ方向性がぼんやりとした方)

・起業準備中の方 3割
(やりたいことは見えている)

・起業済みの方・経営者 4割
(ビジネスモデルの構築・見直しを希望している)

スタート地点はみんないろいろ。そして数年かけて形にしていくことがほとんど。焦らず、きちんと計画を立て実行することが重要だそうです。

社会人時代の経験を活かす起業と、まったく別の分野の起業はどちらが多いですか?またその成功の確率はどちらが高いですか?

成功の確率が高いのは、やはり、社会人時代の経験をいかした起業ですね。
起業には3つパターンがあります。

①前職の経験を活かした起業
②趣味からの起業
③未経験からの起業

女性ですと㈪㈫が多いですね。統計を取ってみないと分かりませんが、㈰はキャリアを積んできた方たちの選択肢として多いと感じます。

起業で、どのくらいの収入を目指せるでしょうか。

(手取りの収入として)月額100万〜200万でしょうか。目指せる金額はそのくらいですが、現状最も多いのが10万円/月未満、次に20−40万円/月程度です。役員報酬が0の方も多々見受けられます。

相談に来た女性で、この人は「イケる!」と感じるはどんな人ですか?また、それは相談後すぐにに分かるものですか?

はい、分かりますね。実際にセンターを活用してしっかり事業を伸ばしている人は、最初から顔つきといいますか、目つきが違います。「気合い入ってます!私やります!頑張ります!」と、言葉や質問の端々にやる気が感じられ、やや体育会系のニオイがしますね。見た目が「体育会系」というのではなく、ハートが体育会系(熱い)というか・・。
熱い想いを内に秘めたおとなしい方でも、成長される方は「人のアドバイスを素直に受け止めることができる」人です。

「起業」の選択肢を選ぶ前の女性に「これだけは伝えたい」事はありますか?

「誰でもない、起業は、自分が選んだ道」だと認識してほしいですね。うまくいかない時に、他者や家族、社会のせいにだけはしないでほしいなと思います。
また、一足飛びに、成功の階段を駆け上がろうと、早く結果をだそうと焦らないでほしいです。

インキュベーションマネージャーとして嬉しい瞬間はどんなときですか?

相談者の成長を側で見ることができた時でしょうか。小さな成功の積み重ねが大事かだなと、常々感じています。また1つ1つ報告をしてくれると嬉しいですね。

仙波さんから起業に関心を持っている女性へのメッセージ

もし、起業を目指すならまず、一歩踏み出してみる!今日から動いてみる!それが大事なことだと思います。
周りが何と言おうと、まずやってみてください!また、全部ひとりで抱えて、ひとりでやろうとしないでください。仲間をつくって、コワーク(協働)して実績を積み上げていくことが大切だと思います。

トークセッションが行われるイベントの案内

このトークセッションは「ママのフェスタ 働き方見本市」というイベントの中のステージ企画です。メルマガ登録をすると無料でどなたでも入場できるイベントです。

◆イベント告知ページ
http://tomoe.life/11506

◆メルマガ登録はこちらから
https://submitmail.jp/FrontReaders/add/3707
メルマガ登録をしない場合、当日受付で500円を支払って入場可能です。

子どもが小さい時、ママ自身の将来を考え働くことを希望してもなかなか1歩が踏み出しにくいものです。そんな時、働き方のひとつとして起業の選択もあることを感じられるかもしれません。フェスタは情報を得る絶好の機会ですね。

トークセッション登壇者のプロフィール

仙波 希(せんば のぞみ) / エキスパート・リンク株式会社


専門分野:起業支援全般(起業アイデア相談、新規ビジネス相談、事業計画作成【補助金・融資等】、販路開拓相談等)
プロフィール:
東京生まれ。大学卒業後、就職氷河期時代に、UCC上島珈琲株式会社に営業職として入社。
新規営業部隊に配属され、関東一円の法人企業を担当し、中食事業におけるコーヒー事業拡大に尽力。主に、金融機関、病院、広告代理店等200社以上担当し、トップセールスとして在籍。異動後は、百貨店、アッパー向けスーパーマーケット、問屋、大手ECサイト、通販会社等を担当し、コーヒーシェア拡大に務める。
また、営業の傍ら、新人教育のトレーナー業務や企業内組合のバイスチェアマン(副委員長)を兼務し、社内の組織改革のため経営陣と協議し、人事労務や社内環境改善に従事した後、2011年に退職し、2012年リフレッシュスタートを切り、現在は品川区立武蔵小山創業支援センターにてインキュベーションマネージャー兼センター長代行として着任し、日々女性の起業支援業務行っている。

宮本 直美(みやもと なおみ)/PowerWomenプロジェクト 代表


福岡生まれ、埼玉育ち。都内の短大を卒業後、ベンチャー企業で経理職を約10年。社員数数名から300名を超えるまでの企業の成長を経理・財務の立場で見る。長男出産を機に専業主婦へ転身。その1年後、経理職の経験を活かして起業。東日本大震災を機にPowerWomenプロジェクトを立上げ、自身の起業経験を元に「起業」という選択肢を「子育て中の女性」へ推進する活動を全国で行う。「笑顔で働きたいママのフェスタ」「ママのフェスタ働き方見本市」「PowerWomenFes!」「ママのためのマネーセミナー」など全国で年間100を超えるイベントを開催している。

女性の起業、思い立ったら相談に行こう!

<わたしの起業応援ネット>
2016年6月より開始された経済産業省の「女性起業家等支援ネットワーク構築事業」の(関東経済産業局圏内担当)に選定された、エキスパート・リンク株式会社が運営しています。

相談窓口などはこちらからご覧いただけます。
https://watashi-style.org/office


ともえ編集部
ともえ編集部