子育て・教育

2021年夏休み準備~低学年向け「小学生向けタブレット教材」主要6社評価、徹底比較

知ってる?小学校で『タブレット授業』がスタートしている!

学習指導要領の改定により、2020年から小学校でもタブレット端末を使った学習がスタートしています。
子どもに操作できるの?壊してしまわないかしら?まずはしっかり鉛筆を持って、ていねいに字を書く練習を…。
親としては色々と思うことがあるかもしれませんが、コロナ感染症により、休校や学級閉鎖時にもタブレットで学習することが当たり前になる学習がすぐそこに来ています。

学校から配布されるパソコン以外にも、「タブレット学習」といっても、様々な会社からサービスが提供されていて、それぞれに特徴があり、科目や料金などもさまざまです。
「興味はあるけど、うちの子に合うのかな?どのサービスを選んだら良いのか分からない」というママのために、小学校低学年向け「タブレット学習」主要6社について、サービスの特徴や料金を徹底比較してみました!

タブレット学習のメリットとデメリットとは?

メリットとデメリットをまとめてみました。

タブレット学習のメリット

・子どものやる気を引き出してくれるシステムが搭載されている
・動画やアニメーションが多用されており、理解がしやすい
・日々の勉強結果から、子どもの苦手な部分を解析して苦手分野を含めたカリキュラムをたててくれる
・親が丸付けや採点をする必要がなく、学習の進みも把握できる
・英語やプログラミングを学べる教材もある

タブレット学習のデメリット

・教材によっては専用タブレットが必要な場合がある
・答えが簡単に表示されてしまう教材もある
・iPadなど家庭で使用しているタブレットを用いた場合、子どもが勉強以外のこと(ネットサーフィンやYoutube、SNSを見るなど)に使う可能性がある

大事なのは「子ども自身のやる気と興味」

「学校から出るプリントの宿題それでは足りないな」と思う時、書店でワークなどを購入するという方法もありますが、子ども側からすれば「プリントが増えた・・・」というイメージが強いだけなのではないでしょうか。

勉強がそれほど好きでない息子にタブレット教材のチラシを見せてみたところ「やりたい!」とやる気マンマン。

我が家が導入した教材は専用タブレットを購入するものであったため、「自分だけのタブレットができた」こと自身にも喜びを感じたようで、毎日楽しんで勉強するようになりました。

デメリットな面もありますが、勉強をするにあたって一番大事なのは「子ども自身のやる気」だと思います。子どもは好きなことは一生懸命やりますよね。
タブレット学習は、学校以外の勉強をまかせるツールではなく、1つの「やる気を出させる道具」だと思うので、上手く使っていきたいと思っています。

また、タブレット学習といっても、教材を扱っている会社は多数あります。それぞれ特徴や料金の違いがありますので、主要6教材についてご紹介します!

1.【Z会】顧客満足度調査6年連続No1の通信教育・小学生タブレットコース

イードアワード 通信教育2020 顧客満足度調査・6年連続No.1

【Asteria】Z会のオンライン学習

気が散りやすい低学年向けに、余計なゲームや動画は入れず、シンプルな設計は学習内容が頭に入りやすいと好評。
また低学年の子どもにとって欠かせない「書き」の学習は、紙の教材を別途提供。

「Z会 小学生タブレットコース」の詳細

URL Z会 小学生向け講座
利用料 2,992円~(税込、支払い方法・学年によって異なる)
使用するタブレット タブレット端末(iPad・Android端末等)とタッチペン

専用サイトにて受講者限定で、事前設定なしのiPad端末をオトクにご購入することも可能

範囲 小学1年生~
教科 国語/算数/英語/みらい探検学習/プログラミング学習
特徴 1カ月の学習に無料で追加できる「プラス学習」あり
口コミ ・紙だけではわかりにくかった内容が、動画などでわかりやすくなった
・学習のレベルが高い


2.【スマイルゼミ】書くことにこだわった専用タブレット1台で学習が完結!


◆スマイルゼミ◆より

専用に開発されたタブレットは書き順や止め、はねをチェックする「美文字判定機能」が搭載されていて、タブレット学習なのに字がキレイになった!丁寧に書くようになった!との利用者の声が多数。
書く学びの徹底の成果か、スマイルゼミ内での漢字検定合格率は95.7%と全国平均よりも高い合格率。

「スマイルゼミ」の詳細

URL ◆スマイルゼミ◆
利用料 月額2,980円(税込)~
使用するタブレット 専用タブレット(9980円 分割払い可能)
画面上に書き込む際に手のひらや手の甲が当たっても、誤動作しません
範囲 年長〜中学生
教科 通っている小学校で教科となっている科目
特徴 独自開発の専用タブレット、英語・プログラミングが標準搭載
口コミ ・基本料金できっちり英語や漢字検定の学習ができるのが良い!
・LINEみたいに子どもとコミュニケーションがとれる
・子どもの食いつきがいい!もう3年続いている





3.【進研ゼミ チャレンジタッチ】飽きない動画&赤ペン先生が魅力


進研ゼミ・チャレンジタッチより

タブレット学習だけでなく、レベル別の紙教材や子どもが喜ぶ学習アイテム(理科などの実験道具など)も届くのが特徴の1つです。

「進研ゼミ・チャレンジタッチ」の詳細

こどもチャレンジ・1才から入学準備はこちら

URL 進研ゼミ・チャレンジタッチ
利用料 1、2年生:3,343円
3年生:4,062円
4年生:4,865円
5年生:5,632円
6年生:5,779円
(すべて月毎料金)
使用するタブレット 専用タブレット(14800円 6ヶ月継続で無料)
範囲 年長〜小学6年生
教科 1、2年生:国語+算数+英語
3年生〜:4教科+英語+プログラミング
特徴 紙教材との併用、オンライン英会話もできる
口コミ ・子どもが勉強と思わずに楽しんで取り組める
・やり終わると保護者にメールで通知が届く。パパとの通信ができ子どももパパも満足。
・「勉強なのに楽しいー!」と長男

4.【RISU(リス)】算数専用タブレット教材


▲RISU(リス)サイトより

「RISU(リス)」は、他のタブレット教材と異なり「算数」に特化しています。課金制度もユニーク。タブレット代無料、解約いつでもOK!勉強した分だけ支払!たくさん勉強して早くゴールするもよし「効率よく学習する」ことが料金体系にも現れています。

「RISU(リス)」の口コミ

・算数検定で話題のタブレット教材!
・東大生、早大生などが先生になる「せんせいどうが」がいいタイミングで届き、子どもたちに人気
・子どもが楽しみながら難しい問題にチャレンジする工夫が満載
・学年や学校のカリキュラムに沿わず「実力テスト」で1人1人に合わせた出題。→遅れを取り戻せたり、先取り学習ができる
・算数に特化し、算数学習を通じて「考える力を養う」というコンセプト
・他の科目はどうしよう・・
▼体験レポート記事を紹介します。

苦手な算数を克服!算数専用タブレット学習RISU(リス)を小学生が体験!難問にもチャレンジ!

「RISU(リス)」の詳細

URL: 算数専用タブレット教材RISU(リス)
利用額:上記URL参照
使用するタブレット:専用タブレット
対象学年:年中後半~小学生(中学受験基礎)

5.【デキタス】ポップなキャラクターとワクワクする授業!


通信教育ならデキタスより

「デキタス」は学習塾の城南コベッツが提供するタブレット学習です。

タブレットに限らず、パソコンも含めインターネットが繋がるブラウザがあればどこでも学習できることです。
お家にパソコンしかない、タブレットを購入したくない、というご家庭にオススメです。

「デキタス」の詳細

URL 通信教育ならデキタス
利用料 問い合わせ
使用するタブレット インターネットに接続できるもの・PCでも可
範囲 小学1年生~中学3年生
教科 小1・小2:国語・算数・せいかつ・英語
小3〜小6:国語・算数・理科・社会・英語
中学生:国語・数学・英語・歴史・地理・公民・理科
特徴 学習塾が提供、パソコンでも可能
口コミ ・「成績記録表」で、苦手なところがひと目でわかる部分がわかる
・どれも5分程度の簡潔な授業なので、飽きることなく見れる


8.【すらら】自立学習応援プログラム

【すらら】公式サイトより

自立学習応援プログラム「すらら」は、教育機関、学習塾、放課後等デイサービスへの導入を進めているプログラム。
家庭学習や塾、他のタブレット教材が続かない・・どこでつまづいたのか分からない・・そんな経験があるお子さんにおススメ。

「すらら」の詳細

URL 【すらら】公式サイト
利用料 入会金10,800円(税込)⇒キャンペーン実施中
【小中コース】8,640円
【中高コース】8,640円
使用するタブレット タブレットPCまたはパソコン
範囲 小学1年生〜中学生・高校生
教科 国語/算数/英語
特徴 子ども1人1人の特性に合わせた学習設計(カリキュラム)を作ってくれ、保護者にはダイレクトメッセージや電話などで子どもへの声掛けや学習方法をアドバイスしてくれるところ。
口コミ ・他のタブレット教材を使っていて、そろそろ塾を・・と考えた時に「すらら」と出会い成果がでました。
・間違ったところをそのままにせず、問題が解けるようになるまで問題を変えて出題されるところが良い。
・保護者とダイレクトメッセージや電話でコミュニケーションを取ってくれるので親も子ども任せにせず頑張れた。




どのタブレット学習を選べばいいのか?

10つのタブレット学習をご紹介しました。
それぞれに特色があり、無料のサービス、ゲーム色が強いサービス、塾に近いサービスまで様々です。

どのタブレット学習を選べばいい?

悩むのは、「どのタブレット学習を選べばいいのか?」ということですよね。
まずは、子どもの勉強に対する姿勢から、その先にどうなりたいかを考えて低いハードルから初めて見ることが良いと思います。

・まずは始めてみたい→低価格や返金制度のあるタブレット学習
・勉強に興味がない→勉強に興味がでるようなゲーム性やキャラクター性が高いタブレット学習
・テストの点数を上げたい→問題数が多い、ゲーム性の低いタブレット学習
・学校の授業が分かりにくい→動画中心のタブレット学習
・中学受験や学年を超えて勉強したい→受験・発展コースがあるタブレット学習

などです。
タブレット学習は、基本的に子どもが「やりたい」という仕組みにはなっていますが、やはり「勉強」であることに違いはありません。
「やりたい」を続けられるレベルの教材を選んであげることが大事です。

多くののタブレット学習は、学習内容についての動画や体験会などが開催されているので、ぜひ一度お子さんと一緒に体験してみてはいかがでしょうか?

お家のタブレット環境を確認しよう

今回ご紹介したタブレット学習ですが、専用のタブレットを購入する必要がある場合を除いて、お家でタブレットを用意する必要があります。

iPadしかだめ、Windowsしかだめ、などシステムによって異なります。
契約後に、使えなかった・追加でタブレットなどを購入しないといけなかった、などとなる前に契約前に確認することをオススメします。

セキュリティや学習時間などはルール決めが大事

タブレット学習を行う際にもう1つ気をつけることは、セキュリティやタブレットの使用についてです。
iPadであれば、ネットにつなぐことも、Youtubeを見ることも自由にできます。
タブレットで勉強してるはずが、いつの間にか他のことに夢中になってた……など、ないよう使用時にはルールを決めて置くことが大事です。

iPadであれば、特定の機能を使わせないようにする機能が標準で搭載されていますので、参考にしてください。

iPad 機能制限の設定方法

また、タブレットというディスプレイを長時間見ることで、視力の低下が心配になるかもしれません。これも同様に、子どもと勉強時間などを決めておくことが大事です。

最後に

学校の授業の内容がぐんと難しくなる小学校3年生になる前や、入学をワクワク楽しみにしている入学準備に、楽しく家庭学習の習慣をつけるのがコツかもしれません。また習い事や少年団の活動で忙しいけれど、そろそろ塾に通ったほうがいいのかなと思う時期に、移動中や隙間時間にサッと取り組める(そして送り迎え不要)のタブレット学習を取り入れると良いかもしれませんね。


中村 万智子
中村 万智子
大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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