暮らし・生活

プロに教わる「キッチンクリーニング」の極意とは?【前編】

何かと慌ただしい時期に行う掃除は、細かい汚れを見落としがち。

大掃除のタイミングを逃してしまった方や、掃除したはずなのにすでに汚れが気になっている方は、大きな行事がなく、水も冷たくないこの時期がおススメ。

徹底的にキレイにしてしまいましょう!

日々の健康と元気を作る場所でもあるキッチンの掃除について、お掃除の会社ダスキンのスタッフに、掃除のコツをインタビューしてみました!これでご家庭の掃除はグーンとレベルアップ!

前、後編の2回に分けてご紹介します。まずはキッチン掃除のいろはを教えていただきました。

掃除は計画が肝心!まずは段取りからチェック

―水汚れや油汚れなど、掃除の手段はさまざまですが、まず掃除をはじめるに当たってどんなことが大事なのでしょうか?

ダスキン「掃除をする上で重要なのは、しっかり計画をたてることです。

場所ごとに「ホコリを取る」「洗剤で拭く」など、どこを掃除するのか、どんな掃除をするのか、いつ掃除をするのかなど、しっかり計画を立てましょう。

その計画に合わせて、洗剤や用具が揃っているのか、道具の確認も忘れずに行いましょう」

プランの立て方

  1. まず、掃除をするポイントとしないポイントを決める。
    キッチンでしたら、下記のようなポイントがリストアップできますね。
    ・冷蔵庫
    ・食品庫
    ・食器棚
    ・シンクの上
    ・シンクの下
    ・換気扇
    ・ガステーブル
    ・周りの壁

  2. 掃除すると決めたポイントごとに、「ホコリを取る」「洗剤で拭く」など、どんな掃除をするかシミュレーションします。
  3. 誰がどこを担当するのかを決める。ひとりでするのか、家族で分担するのか、掃除代行サービスに頼むか決めましょう。
  4. 掃除するを決め、カレンダーなどに書き込む。複数で掃除する時は、「担当者名」と「掃除する場所」を記入するといいでしょう。

―場所ごとに掃除方法まで決めておけば、家族の協力を仰ぐときにもリストの中から役割分担ができるので、お願いしやすいですね。

ダスキン「そうですね。家族みんなで手伝いやすいように、ぜひ事前のプランを明確にしておきましょう。

次は、どんな掃除をするのかに応じて、洗剤や掃除用具を確認します。

そして、当日の掃除をする前にも、下記のことをチェックしてからはじめましょう」

  • 掃除の仕方など、段取りを確認する。
  • 洗剤や用具を掃除する場所へセットしておく。
  • 掃除の妨げになるものは、事前に片づけておくか、他の部屋に移動しておく。
  • 掃除の途中で、食事の用意をしなくてもいいように、おやつや軽食を用意しておく。

―段取りはこれで大丈夫そうですが、キッチンの掃除で忘れがちなことはあるでしょうか?

ダスキン「例えば、冷蔵庫の中を掃除するときに賞味期限や消費期限切れの食品を確認するのもいいと思います。

購入したもののあまり手をつけなかった食品は、いつの間にか期限が切れていることもあるので、掃除の際に確認するといいでしょう」

―後回しになりがちな、キッチン周りの壁の掃除は真っ先に手を付けたいのですが……
ダスキン「掃除には、基本の手順があります。
二度手間にならないように効率良く掃除することがポイントです」

ご家庭の掃除の基本!手順を学んで活用!

―掃除をする上で実践すべきポイントはあるでしょうか?

ダスキン「はい、もちろんあります。5つの掃除手順を覚えておくと、掃除するときにも役立ちますよ。

まず、『おそうじの基本は、上から下へ』

ホコリは上から下へ落ちてくるので、高いところから掃除をはじめて低いところで終わること。

床をキレイにしても家具などのホコリやゴミをはらえば、それが下に落ちてまた床掃除をするハメに。

次に『奥から手前へ』

掃除した所を踏まないためにも出口から遠い奥より掃除をはじめて、出口付近で終わるように進めましょう。
ムダをなくすためにもこれらの手順を覚えておきましょう」

―ついつい汚れが目立つ場所から手をつけたくなりますが、上から下へと進めた方が効率的ですね。その他のポイントはありますか?

ダスキン「洗剤を使うときは、まずスポンジや雑巾につけてから。

洗剤の種類によっては材質を傷めるものもあるので、まずはスポンジや雑巾に含ませて試してから、様子をみて使っていきましょう。

もう1つ洗剤を使うときに大切なのは、『洗剤の拭き取りは下から上へ』

壁など垂直面の掃除で、使用する洗剤が材質を傷めないものだと確認できれば、下から上へと拭き取ります。
上から下へ拭くと液ダレする可能性があり、液ダレ跡が残ってしまうことがあるんです」

―そうだったんですね!確かにせっかくキレイにしても洗剤の跡が残ってしまうと困りますよね。

ダスキン「最後に『作業は軽い汚れからひどい汚れへ』。

落としたい汚れを見つけて、いきなり強い洗剤を使うのはNGです。
まずはマイルドな洗剤を使って軽い汚れから落としてください。
それでも落ちない場合は、徐々に強い洗剤にしていくと材質を傷めにくいですよ

掃除のコツ

意外と知らない“洗剤のいろは”とは

―洗剤にはどんな種類があるんですか?

ダスキン「洗剤には大きく分けると合成洗剤、洗浄剤、漂白剤、研磨剤の4種類があるんです。」

―合成洗剤というと具体的にどんなものを指すんですか?

ダスキン「石けんや合成洗剤など、“界面活性剤”が主成分の洗剤です。
酸性・弱酸性・中性・弱アルカリ性・アルカリ性の5段階に分かれています。
酸やアルカリが強いほど汚れが落ちやすいのですが、肌や材質に強い影響を与えるので、使用上の注意などを確認してください」

―洗浄剤はどんな洗剤ですか?

ダスキン「主に酸やアルカリの化学作用で汚れを落とします。
キッチンや浴室、トイレなどのしつこい汚れに使用します。
ただ、強力な洗剤なので、塗装面をはがしたり変色させたりする場合もあります。説明書をよく読んで使いましょう」

―キッチンの焦げ付きには、どんな洗剤が有効ですか?

ダスキン「こびりついた汚れをこすり落とすのに有効な研磨剤ですが、あまりゴシゴシこすると傷がついてしまうことがあります。
研磨剤が使用可能な材質かよく確認してください。粉末タイプとクリームタイプでは、クリームタイプが傷つきにくいので、使用する時は、まずクリームクレンザーから試してみてください」

―シミや汚れに効くのはやはり漂白剤ですよね?

ダスキン「そうですね。漂白剤はシミや汚れを化学反応によって分解し、白さを蘇えらせます。
酸素系、塩素系、還元型の3種類があります。汚れの種類や材質に適したものを使用するようにしましょう。

最後に、洗剤を使用する場合の注意点です。
塩素系の洗剤と酸性の洗剤が混ざると有毒なガスが発生します。使用の際には十分注意してください」

―掃除の基本を教えていただきありがとうございました。その他にもキレイなキッチンを保つために心得ておくべきことはありますか?

ダスキン「キレイを保つためには、“ついで掃除”をして汚れを溜めないことです。
“ついで掃除”とは、『掃除以外の何かをしたついでに、1~2分ぐらいの短時間で、“意識しないほど手軽に”掃除をすること』です。

例えば、キッチンの壁に油が飛んでも、すぐに掃除したら簡単に汚れを落とすことができます。

洗剤不要の超繊細繊維のクロスなどで汚れた部分を拭いて汚れを溜めないようにしましょう」

掃除のコツ

―ありがとうございました!キッチンの掃除は手間を考えると敬遠しがちでしたが、気軽に取り掛かりやすい方法を教えていただき、今までよりもカンタンに掃除をできそうです!

後編では、さらに具体的なプロの掃除方法をご紹介していきます。

取材協力:株式会社ダスキン

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※本記事はdリビングコラムから許可をいただき紹介をしております。
引用元https://mid.living.dmkt-sp.jp/magazine/category05/17032301/?_ga=2.82768534.1094519605.1527124920-1572781546.1514298020


ともえ編集部
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