料理・グルメ

冬でもポカポカ!体が暖まる食材「酒粕」を使ったレシピ

酒粕という食品をご存知ですか?

その名の通り「お酒(日本酒)」の「粕(かす)」です。
酒粕は、日本酒ができあがる過程で出てくる副産物なんです。

「日本酒」というと、「悪酔いしそう」「酔っぱらい」などのイメージがあるかもしれませんが、酒粕は身体の代謝を促進するタンパク質、貧血予防作用などもある葉酸、ビタミンB2とB6などを多く含むとても栄養価の高い食品なんです。

また、健忘症を予防する効果があるとの研究データも発表されています。
そして、食べると身体がぽかぽかを温めてくれ、寒い冬に最適な食材です。

今回は、身体のあたたまる粕汁と、子どもでも飲める甘酒の作り方をご紹介します!

酒粕の種類と選び方

酒粕は、寒くなってくるとスーパーなどで手に入れることができます。
板状の「板粕」とバラバラに砕けた「バラ粕」がありますが、バラ粕は板粕をバラしたものなので一緒のものです。

スーパーなどで酒粕を選ぶ際には「白いものを選ぶ」ことに注意してください。
新しいものほど白く新鮮ということです。

身体があたたまる粕汁

粕汁は、普通のお味噌汁とくらべて身体をぽかぽかと温めてくれる汁物です!
寒い冬に是非作ってみてください。

粕汁の材料(3~4人前)

  • 豚バラ肉 100g
  • 大根 10cm
  • 人参 5cm
  • 油揚げ 1/4枚
  • ねぎ 少々
  • だし汁 700ml
  • 醤油 お好みで
  • 酒粕と味噌 適量

粕汁の作り方

作り方はお味噌汁を作る要領で、味噌の一部を酒粕に変えるだけで大丈夫です。

初めての作る方は酒粕少なめでいいと思います。
通常お味噌汁を作るときにいれる味噌を半分にして、酒粕を味をみながら足していってください。
酒粕はそのまま鍋にいれると溶けにくいので、一部のだし汁で溶いて入れるのがコツです。

子どもも飲める「甘酒」

「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高い「甘酒」は、酒粕を原料として作られている場合が多くあります。

冬になると缶タイプの甘酒がスーパーで良く売られていますが、おうちで作ることもできるんです!

甘酒の材料

  • 酒粕 100g
  • 水 2カップ
  • 砂糖 大さじ2~3(お好みで)
  • 塩 1つまみ

甘酒の作り方

  1. 酒粕を小さくちぎって水に入れ、半日程度放置する
    (時間がなければ省略しても大丈夫です。水につけることによりまろやかな味わいになります)
  2. 加熱して、砂糖と塩を加える
    (お好みで生姜を少し加えても美味しいです)

加熱時に酒粕に含まれる大半のアルコールは飛びますが、子どもに飲ませるときは大人が最初に飲んで確かめてからにしてください。
牛乳と半分に割っても、とても美味しく飲めますよ!

お酒好きの方は、酒粕をそのまま焼いて食べたり、粕漬けを作っても美味しいです。
その他にも美味しい食べ方があるので、是非試して下さい!

酒粕の種類と調理の仕方|知る・楽しむ|月桂冠 ホームページ
大関レシピ | 大関株式会社

酒粕は美容効果もあります!

酒粕は食べて美味しいだけではなく、女性に嬉しい美容効果の高い食品です。
食べることで、身体が温まり、新陳代謝がよくなります。

また、食物繊維を多く含んでいるため、整腸作用がありお通じも良くなります。
酒粕を使ったパックや化粧水を使うことにより、外側からもキレイにしてくれる効果もあるんですよ。

次回は、酒粕を使った美容方法についてご紹介します!


中村 万智子
中村 万智子
大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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