産休・育休明けの仕事にやりがいを感じられない
ママの働き方

「産休・育休明けの仕事にやりがいを感じられなくてつらい…」そんな時に大切な考え方とは

産休・育休明けに復職した仕事に不満がある場合の考え方

育休から復帰した時、同じ業務に就けるかどうかはわかりません。

仮に産休前の仕事に戻れたとしても、「子どもが熱を出したら……」と不安になるため、職務の変更や移動の希望などを申し出ることをためらってしまい、八方ふさがりになってしまうこともあります。

原職復帰というのはあくまでも原則のため、元の仕事に戻れなかったとしても法律違反にはなりません。

また、育休ではなく子どもが幼稚園等に入るタイミングで専業主婦から仕事に就く場合も、産前までの仕事と同じ業種に就けるとは限りません。

思っていたものと違う、育休復帰後の仕事。

『これで解決・働くママが必ず悩む36のこと』の著者である毛利優子さんは、「育休復帰後、元の職場に戻る場合」について自身の体験をもとに以下のように綴っています。

育休復帰後の仕事の変化はいろいろあります。

  • 営業から営業事務へ職種転換した
  • 裁量のある仕事からサポート業務中心に変わった
  • 後輩の仕事を手伝うことになった

このような変化を受けて、元の仕事を恋しく思うこともあるかもしれません。

しかし、どんな仕事であっても、仕事は仕事。手を抜かず、目の前の仕事にきちんと向き合う事が大切です。

目の前の仕事に真摯に向き合いながら、その上で新しいステップを踏むための準備をしていきましょう。

上司は子育て中で負担がないようにという配慮から、あえて責任のあまり重くない業務を割り当てている可能性もあります。

子育てと両立できることへの感謝を伝えた上で、仕事内容について建設的な話し合いができれば、いきなり異動といった大きな動きは難しくても、希望する業務に少しでも関わらせてもらうことができるかもしれません。

わたしも悩みに悩みながら、このようなプロセスを経て、育休復帰から半年、入社3年後に英語を使う部署への異動がかなったことがあります。

「時間の制約があるから無理」と最初からあきらめてしまうのはもったいないことです。
興味のある分野を積極的に勉強して、できることから少しずつ理想のキャリアに近づけていくとよいでしょう。

まずは目の前の仕事にきちんと向き合うこと

私は、子どもが幼稚園に入ったタイミングでパートとして働き始めたパターンですが、やはり「産休前と同じ業種の仕事がしたい」「もっとやりがいのある仕事がしたい」とばかり思いながら最初の1年を過ごしました。

そんな気持ちで仕事をしていても、やはり仕事の精度は上がらないし、心身に余裕もできませんでした。

目の前の仕事にきちんと向き合い、真摯に仕事をこなすこと。
目の前の仕事をまずは出来るようになること。
そのうえで「自分がやりたい仕事」へ向けた勉強なりアピールなりしていくこと。

そう気持ちを切り替えていくうちに、仕事は少しずつ慣れてきました。
そうすると、周りの人間関係も少しずつ良くなってきました。

やはり「やりたかった仕事ではない」と思っている人より「もっと仕事を覚えたい」と思ってる人と一緒に仕事したいですよね。

そして、仕事が慣れてきたら、今度は体力に余裕が出てきました。
今は、夜寝る前に少しずつ資格取得へ向けて勉強をしたり、今回のこのような記事を書いたりしています。

今の仕事が役に立つ日はきっとくる

人生、無駄なことってひとつもありません。

自分の理想のキャリアとは全く関係ない分野の仕事をしていることもあるかもしれないけれど、ずっと後に役に立つ日がきっと来ます。

『これで解決・働くママが必ず悩む36のこと』は、いま目の前の仕事にやりがいを感じられず前向きになれない方に、手を差し伸べてくれる1冊です。

読んだ後、「よし!明日も仕事頑張ろう!」と気合を入れたい方にもおすすめです。


鴨南蛮
鴨南蛮
2010年産まれ男児と2012年産まれ女児の二児の母。パン作りが趣味。 休みの日に家族でお出掛けするのが生き甲斐!季節ごとの果物狩り巡りが1番好きです!

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