お金

ちゃんと知ってる?デビットカードとクレジットカードの違い

テレビやネットで話題の「デビットカード」。

クレジットカードと同じように買い物に利用できることはわかるけれど、そもそもクレジットカードとは何が違うの?
カードを作ることや、使うことにメリットやリスクはあるの?

そんな疑問はここで解決!
デビットカードとクレジットカード、それぞれのメリット、デメリットを整理してみました。

使い方はあなた次第!
それぞれの特徴を知って、身軽なお買い物ライフを楽しんでみては?

デビットカードとは

カードを持つ女性

そもそも、デビットカードとは何でしょうか?
なんとなく、クレジットカードと同じ使い方ができるようなイメージですが、少しずつ違いがあります。

デビットカードの特徴を整理してみます。

デビットカードとは、預金口座にひもづけられた、決済用のカードのこと。
一般的には、銀行をはじめとする金融機関が発行します。

このカードを利用できる場所で決済すると、その代金は、ひもつけられた預金口座からその場で引き落とされます。
日本では2000年から運用が開始されています。

デビットカードの特徴1:決済タイミング

この「即時」という決済タイミングが、デビットカードのもっとも大きな特徴です。
物を購入するときに、預金口座に残高がないと、決済されません。

デビットカードの特徴2:金融機関が発行

デビットカードは預金口座と直接ひもづいているカードなので、間にカード会社が入ることなく、銀行などの金融機関が発行します。

また、口座への残高の有無が決済に影響しますので、カード発行の際に入会のための厳しい審査がいらない場合が多く、発行可能な年齢も15歳以上の場合が多いです。
ただし、中学生に対しては発行できません。

デビットカードの特徴3:銀行のキャッシュカードで利用可能

日本国内のみで利用できる「Jデビット」という仕組みでは、デビットカード発行の必要はありません。

今、お手元にあるほとんどの銀行のキャッシュカードが、「Jデビット」の記載のあるお店ではデビットカードとして利用できます。

デビットカードの特徴4:国際ブランドとの提携で海外でも利用可能

国内のみで利用できる「Jデビット」と違い、デビットカードには国際ブランドと提携したものがあります。

国際ブランドのデビットカードは、「即時決済」の原則を維持したまま、そのブランドの加盟店であれば利用することができます。

現在のデビットカードの国際ブランドは「VISA・JCB・銀聯」の3つ。

特にVISAは世界シェアナンバー1の国際ブランドで加盟店も多いため、世界中多くのシーンで利用することができます。
また、ネット決済も可能です。

国際ブランドのデビットカードの利用で注意しないといけないのが、これらの国際ブランドがついていても、クレジットカードではなく、あくまでもデビットカードとしての決済だということです。

VISA・JCBの記述があるお店でデビットカードを使った場合、登録した預金口座に残高がなければ決済することはできません。

日本ではVISA・JCBというと、クレジットカードとしての利用実績が多く、イメージもクレジットカードですが、実は海外ではデビットカードとしての利用が主流です。
カード文化の浸透の違いということができるかもしれません。

デビットカードとクレジットカードの共通点と違い

クレジットカード

デビットカードがどのようなものかがわかったところで、今度はクレジットカードの機能との比較をしてみます。

1:決済タイミング

家計簿

先述のとおり、デビットカードの決済は「即時決済」です。

「その都度払い」のタイミングで、1回の決済で完結します。
分割払いのような仕組みがないので、支払い時の金利がかかりません。

これに対してクレジットカードの決済は1ヵ月ごと。
1カ月分まとめて、翌月以降に口座から決済されます。

「後払い」の仕組みで、その時に財布や銀行口座にお金がなくても、まとめて決済される日にお金を用意できれば買い物ができます。
また、リボ払い、分割払い、ボーナス払いなどを利用できます。

2:発行会社、入会審査、利用年齢

カードを持つOL

デビットカードは、その即時決済のしくみ上、間にカード会社が入らないため、銀行などの金融機関が発行します。
また、入会の審査もほとんど必要なく、利用年齢も15歳以上(ただし中学生を除く)となるのが一般的です。

審査がないために、諸般の事情でクレジットカードを持つことができない人でも、口座さえあればデビットカードを持つことができるのです。

例外的に最近、ごく一部のデビットカードが、入会の審査を始めました。
これは、デビットカードに特殊な機能をつけた例で、万が一残高が足りなかった場合に、一定の金額までは一時的に残高を保証する、というものです。

カードを発行する銀行は、銀行口座の残高確保や、口座を支払いに使ってもらうことを狙いとします。
そのため、デビットカードは、構造上大きな利益が上げられるものではありません。

そのことから、発行に制限は少ないですが、年会費を有料にする場合が多いです。

一方、クレジットカードは、カード会社が発行します。
決済が1ヵ月間でまとまる「後払い」方式のために、ものを購入する場合、一旦カード会社が商品の代金を立て替えて支払う形になります。

簡単に言うと、銀行からの1ヵ月分の決済がまとまるまでの間は、カード会社から借金をしている状態になります。
その結果、カードを発行するには、その人が信頼に足る条件であるか、審査が必要です。

利用年齢は、高校生を除く18歳以上です。
審査の結果によって、クレジットカードを持つことができない人も発生します。

カード会社は店舗から得られる決済手数料やリボ払いや分割払いに代表される、ローンの手数料が主な収益になりますので、カードによっては年会費などがかからない場合もあります。

3:利用限度額

お金とカード

デビットカードの利用限度額は、預金口座の残高です。
預金口座に50万円の残高があれば50万円、そこから20万円使って残高が30万円になれば、利用限度額は30万円です。

それに対してクレジットカードの利用限度額は種類や利用者により、カード契約時にカード会社によって決定されます。
その利用限度額の範囲内で繰り返し利用することができます。

4:ポイント還元率。キャッシュバック率

米ドル札と青空

デビットカードもクレジットカードも、利用に応じてキャッシュバックやポイント還元の機能がついています。
ここで2つのカードが大きく違うのは、キャッシュバック率やポイント還元率です。

先述したとおり、デビットカードはクレジットカードに比べて発行会社に大きな利益がありません。
そのため、デビットカードのポイント還元率は非常に低く設定(0.2%前後)されていて、クレジットカード(最低0.5%、1%を越す場合もある)のおよそ50%以下になります。

同様の理由で、デビットカードの還元は、キャッシュバックによって行われることが多いです。
還元率という視点からいうと、デビットカードよりもクレジットカードの方が多くの還元が見込まれます。

5:ショッピング保険

ネットショッピングをする女性

デビットカードもクレジットカードも、ショッピング保険が付帯しています。
これは現金利用に比べて非常に安全性の高い機能といえます。

例えば盗難にあった場合の商品代金の補償、ネットショッピングで不正利用された場合の全額補償などです。
ただし、保険適用については、各銀行での補償条件がありますので、必要に応じて確認するようにしましょう。

6:海外キャッシング機能

海外のAtm

クレジットカードでは、海外のATMで現金を引き出すことができますが、これは自動的に「海外キャッシング」という扱いでカード会社に対する借金が発生します(金利がかかります)。

これに対して国際ブランドつきのデビットカードを利用すると、海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
これは、そのときの為替レートに手数料を乗せた分が差し引かれ、銀行口座から直接引き落とされるため、借金にはなりません。

これは非常に便利な機能ということができますが、現地引き出し手数料とクレジットカードの金利負担を比較すると、クレジットカードの負担の方が軽くなる場合が多いので、利用には注意が必要です。

クレジットカードとデビットカード。どちらがお得に使えるの?

迷う女性

クレジットカードとデビットカードにはいくつかの違いがあることがわかりました。
では、実際にどちらを使ったら、お得なのでしょうか?

各々の特徴を考えると、利用者によってお得感は変わってきます。
一概には言えませんが、最後にどのようなメリット、デメリットがあるかを整理しておきます。

クレジットカードのメリット・デメリット

クレジットカード

クレジットカードのメリット

  • 口座の残高が足りなくても、引き落とし日までに入金ができれば買い物ができる。
  • 提携店舗が多いため、利用できるシーンがとても多い。
  • ポイント還元率が高い。
  • インターネット決済が可能。
  • 24時間利用が可能。

クレジットカードのデメリット

  • カード発行について厳しい審査があり、利用できない人もいる。
  • 計画的に利用をしないと、「使いすぎ」が発生する可能性がある。
  • 常にカード会社との「貸借関係」が発生するため、借金に対して抵抗がある場合は使いにくい。

デビットカードのメリット・デメリット

デビットカードのメリット

  • 口座残高以上の買い物ができないため、「使いすぎ」の心配がない。
  • カード発行についての審査の必要がないため、年齢制限や、事情がある人も利用が可能。
  • 預金残高が決まっているため、お財布感覚で利用できる。
  • 補償があるため、現金での買い物よりも安全性が高い。

デビットカードのデメリット

  • ポイント還元率またはキャッシュバック率が低い。
  • Jデビットに関して言えば、使えるシーンがとても少ない。
    ただし、国際ブランド連携(VISAなど)のカードの場合、利用可能な店舗が爆発的に増えるため、あまり不具合はない。
  • Jデビットに関して、インターネット上の決済ができない。
    ただし、国際ブランド連携のカードの場合は可能。
  • Jデビットに関して、24時間利用ができない。

おわりに

指をさす女性

クレジットカードとデビットカードの特徴や違いが理解できたでしょうか。

カードの使い方は人それぞれ。
特徴やメリット、デメリットをきちんと理解して、カードを上手に利用しましょう。


ともえ編集部
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