埼玉県スポーツ公園のジャンボすべり台
子育て・教育

まるで飛行機みたい!ジャンボすべり台から関東最古の神社まで、埼玉北部は親子旅の宝庫

関東平野のど真ん中、埼玉県北部の利根地区が「子連れのお出かけにぴったり!」と、今にわかに注目されています。

東京都心から約60km。
「ここが首都圏!?」と思うような、のどかな田園風景と、充実した体験スポットに、子どももママも大満足!

「行田市スカイスポーツ公園」は、全長36mの巨大すべり台に子どもたちが大熱狂。
久喜市には、アニメ好きや地域おこしに関わる人で知らない人はいない関東最古の神社「鷲宮神社」もあり、話題性もバッチリ。

大人も子どもも楽しめる埼玉県北部の知られざる顔をご紹介します。

巨大すべり台に大興奮まちがいなし!

「親子で遊べて、子どもも大人も楽しい場所」を求めて参加した、埼玉県北部・利根地域をめぐるモニターツアーもいよいよ終盤。

第1弾でご紹介した「アグリパークゆめすぎと」、第2弾でご紹介した「古代蓮の里」は、それぞれ1か所だけでも、1日まるっと遊べそうですが、次から次へと新しいスポットが出てきます。

新鮮な野菜の収穫体験!親子で遊びつくせる『アグリパークゆめすぎと』 |

次なる場所は、「行田スカイスポーツ公園」。

実は、このモニターツアーの事前リサーチしているときに、子どもがいちばん喜びそうだなと気になったのがここ。

なぜなら、それはそれは大きなすべり台があるんです。
なんと全長36m。
上空からみると飛行機の形になっているとかいないとか。

駐車場に車を止めたら、すぐ、丘の上にそびえ立つ、巨大なすべり台が目に飛び込んできます。
子どもたちは階段&坂道にもかかわらず、我先にと全員が猛ダッシュ。
子どもにとってまさにツアーのハイライトとなりました。

行田市スカイスポーツ公園の巨大すべり台

全長36mもあるので階段をのぼるだけでもひと苦労。
上までのぼると、少し緩やかで長めの滑り台と、やや急でスピードが出やすいすべり台が2本左右に伸びています。

ローラータイプの滑り台なので、途中で止まる心配もなく、大人が抱っこして滑ることもできるので小さい子も安心です。

行田市スカイスポーツ公園の巨大すべり台

さすがに2歳児は抱っこかと思いましたが、階段を一緒にのぼろうとするだけで「こないで!ひとりですべる!!」と断固拒否。

父、母それぞれなんとか1回ずつ一緒にすべりましたが、何度も何度も繰り返し一人で滑るたくましい我が子の姿に感動すら覚えました。

そのほかにも、通常サイズのすべり台やトランポリンなどもあり、バーベキューするスペースもあります(バーベキューの予約は必要はありませんが、専用の設備や道具はないので、各自が用意)。

ただ、公園内や近所には売店などはないので、来るときはお弁当や飲み物、おやつを持参で来るのがベター。
すぐ帰るならいいですが、きっと子どもたちは長居をしますので、安全のために!

行田市スカイスポーツ公園のトランポリン

帰宅後、「何が一番楽しかった?」と訪ねたところ、「おっきいすべりだい!!」と即答するほど、印象深かったようです。

もはや全国区の人気神社を聖地巡礼!?

そして、いよいよツアーの締めくくりは、久喜市にある「鷲宮(わしのみや)神社」へ。
実はこの鷲宮神社、ツアー参加前に私がもっとも行きたかった場所なんです。

というのも、とにかく一時期メディアを賑わせた神社だから。

この神社は「らき☆すた」というアニメの中で舞台として描かれ、一躍脚光を浴びた場所。

アニメ放送前の2007年の初詣参拝者が9万人、放送後の2008年は30万人と一気に3倍に急増し、2011年以降は47万人が毎年初詣にやって来る人気神社となりました。

埼玉県の鷲宮神社

「アニメでまちおこし」の先進的な事例として、あちこちで参考にされ、そのアニメを見たことのない私のような一般の人たちにも広く知られるようになったことが理由のようで、今では埼玉県内で氷川神社について2番目に初詣の参拝者が多い神社だそう。

埼玉県の鷲宮神社

もともと鷲宮神社は、関東最古の神社で、そこに伝わる「土師一流催馬楽神楽」は関東神楽の源流といわれ、国の重要無形文化財に指定されているほど由緒があります。

埼玉県の鷲宮神社

それだけの参拝者を受け入れるわけですから、境内は広くてゆったり。ご利益も「家内安全」「商売繁盛」「縁結び」「出世金運」など身近なものが多く、「こどもおみくじ」なるものもあるので、子連れでの参拝にもぴったりです。

埼玉県の鷲宮神社の絵馬

次のお出かけは利根地域に行こう!

とにかく見どころ盛りだくさんの利根地域。

このモニターツアーを企画した旅行会社JTBと情報誌「ぱど」によると、「今回のツアーでは利根地域のほんの一部をご紹介しただけ。まだまだご紹介したいところがたくさんあります。なので、これから利根地域をさらに3つのエリアに分けて巡ってもらう行程も考えています」とのこと。

土地勘のない人にとっては、モデルコースはありがたいですね。

また新たなモニターツアーも実施されるようなので、参加してみるもよし。家族だけで自由気ままに巡るもよし。

首都圏・埼玉でありながら、とにかく自然がいっぱい、おいしいものがいっぱいあって、家族みんなが楽しめる埼玉県北部・利根地域。
今度のお出かけでぜひ体験してみては!?

魅力たっぷりの利根地域北部地区を日帰りで満喫できる無料ツアー、参加者募集!
「DISCOVER 利根!」家族みんなで楽しめる歴史と文化を体験できるツアー【2016年11月5日(土)開催】

吉田 理栄子
吉田 理栄子
1975年生まれ、徳島県出身。大学卒業後OL生活を満喫するも、昔の夢をあきらめきれずマスコミ業界へ。旅行系出版社などを経て、雑誌『ロケーションジャパン』編集長就任。産後半年で復職したが、ライフワークバランスで悩み、1年半の試行錯誤の末、2015年秋フリーランスに転身。旅、人、女性の働き方などをテーマに執筆活動を行う。
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