
暑い時期に気をつけなければならないことの筆頭といえば熱中症。
長引く疲労感は、遊び過ぎたせいではなく熱中症なのかもしれません。
熱中症の対策は色々ありますが、ここでは普段から食事にとり入れやすく熱中症になりにくい体をつくる食べ物を紹介します。体の内側から、元気に過ごしましょう!
元気に夏を乗り切る“熱中症対策メニュー”
熱中症とは、気温や湿度が高い状況で、発汗により水分や塩分(ナトリウム)、カリウムなどのミネラルが失われ、体温調節ができなくなってしまった状態をいいます。
カリウムを失うことで、細胞が脱水症状を起こしてしまうのです。
また、乳酸などの疲労物質がたまることも、食欲不振、倦怠感などの症状とともに熱中症を引き起こす原因に。
強烈な口の渇きや頭痛、妙な体のだるさを感じたら、熱中症になっている恐れがあります。
食べ物での熱中症対策としては
・発汗で失われやすい栄養素を普段から十分摂ること
・疲労物質をためない体をつくること
が重要といえます。
そのためにオススメしたいメニューを3つ、ご紹介します。
お手軽メニュー①:カリウム編
カリウムは細胞の脱水症状を防ぐだけでなく、筋肉の収縮を助ける働きがあり、熱中症になってしまってからの回復にも役立ちます。
カリウムを多く含む食品には、ジャガイモ、パセリといった野菜やバナナやスイカといった果物などがあります。ポテトサラダにパセリをプラスするだけでもよいでしょう。
お手軽メニュー②:ビタミンB1編
ビタミンB1は糖質を分解するのに必要。
糖質が分解できないと、乳酸などの疲労物質がたまってしまい、熱中症につながりやすくなります。
ビタミンB1が多く含まれるのは豚肉、うなぎ、味噌や豆腐などの大豆製品、玄米にも多く含まれています。冷ややっこを味噌で食べるだけでも簡単にビタミンB1を摂りいれられるのでオススメ。
お手軽メニュー③:クエン酸編
クエン酸は乳酸の発生を抑えます。また、疲労回復にも効果を発揮。熱中症予防のみならず、夏バテ防止にも役立つんです。
特に梅干しは、クエン酸だけでなくカリウムも多く含み、さらには塩分も含むため、熱中症対策にはうってつけなんですよ。
夏のお弁当には梅干しを加えるとご飯も傷みにくくなって便利です。
こうしてみると、夏場によく食べるものが多いのに気づきます。
先人たちは経験から、こうした食材をきちんと摂るようにしていたんですね。
とはいえ、これで熱中症が完璧に防げるというわけではありませんのでご注意を。
※本記事はdリビングコラムから許可をいただき紹介をしております。
引用元https://mid.living.dmkt-sp.jp/magazine/category03/16082501/
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- ともえ編集部