かわいい我が子の写真を撮るのは楽しいし、見返すのはもっと楽しい!忙しい家事育児の合間に、我が子の写真を眺めるひとときはママにとって大事な癒されタイムでもあります。
ただ、いざ現像してアルバムを作ろう!フォトブックにしてみよう!と意気込むと「印刷するほどの良い写真じゃないかも…」「そもそも枚数がありすぎて、何をアルバムに残したらいいか選べない…」というママも多いとのこと。
いつもカッコいい写真を撮っているプロカメラマンは、いったいどんなことを意識しているの?
子育て真っ最中のママカメラマンに、難しい操作不要で今日からマネできるテクニックを伝授してもらいました!思い出をカタチに残すための「スマホ写真・フォトブック化」のアイディアも一緒に聞いてきたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
教えてくれるのはこちらの先生
長越晃子[ナガコシアキコ]
埼玉県さいたま市を中心に活動するフリーカメラマン。
6歳の女の子、1歳の男の子2児のママ。
人を撮るのが大好き!【日常こそ愛だ♡】を胸に出張ロケーションフォトなど自然体な写真を残すお手伝いをしているカメラマン。
子供を撮るとき1番大切なのは『シャッターチャンス』
(長越さん)
「プロカメラマンでも我が子を撮影するのは断然スマホです。
子供のふとした瞬間を取るには常に携帯することが必要…出かける際、大きくて重たい一眼レフを常に持ち歩くのは難しいですよね。
さっと取り出せてすぐシャッターを押せるスマホの手軽さが子育て中のママには欠かせません。
私が子供を撮るとき1番大切にしているのは『シャッターチャンス』です。カメラの設定をしているヒマは無いので、基本は撮った後に明るさ変えたりトリミングして構図を整えたりします。
構図について、取り入れやすいテクニックを2つ紹介します。ぜひチャレンジしてみてくださいね。」
① 表情+景色を分けて撮影する
「何といっても、子供はいろいろな表情が面白い!なので、アップで表情を残すのがおススメです。
ただ景色が良いロケーションだったり、動物園に来ていることを説明したい時には、引きでの撮影もしておきます。
子供を動かして撮るよりも、ママ自身が動いて良いアングルを探ることを試してみてください。床に寝転がって撮ったり、高い場所に登って撮ったりすると視点が変わって面白いですよ。
何でもかんでも一枚の絵の中に盛り込もうとしないで、1番撮りたいものを明確にする癖をつけていきましょう。(もちろん全体像も押さえておきます)」
(左上)花火のみ /(右上)子供の表情(あえて花火は入れず)
(左下)全体図 / (右下)後ろから 360度動いてより良いシーンを探す!
「ポイントを分けて撮影することで写真もすっきりするし、フォトブックなどアルバムにまとめやすくなりますよ。」
② 背景を意識して撮影する
(長越さん)
「公園などカラフルな遊具がある場所は良いフォトスポット!
そこに居るだけで絵になりそうな場合は、たとえ子供がカメラ目線でなくても雰囲気で撮っちゃいます。(子供の服と遊具が補色の関係だった時とかまさにベスト )」
参考記事)カメラマンが教える「写真映えする背景と補色のヒミツ」
■ママも一緒に!写真に写ろう
子供に一生懸命レンズを向けるママほど、子供と一緒の写真が少ないもの…長越さんが実践する『自撮り』テクニックも教えていただきました。
① 自撮りする時は、基本セルフタイマーを使う
(長越さん)
「片手でスマホ持ちながらシャッターを押すのは難しく、ブレの原因にもなります。
シャッター押すことに気を取られて表情にも気を配れなかったり…そこでお勧めしたいのが「セルフタイマー」です。
セルフタイマー使うとブレの心配がほぼ無くなります。でも、タイマーに合わせて子供を笑顔で撮影するのは難しいかも?
そんな時は、スマホは机や椅子に立てかけてセルフタイマーをセットしてください。すると、両手が空くから子供をあやしながら撮影ができるんです。ママも一緒ににっこり笑顔の写真が残せますよ。」
② あやし方にもポイントがあります
(長越さん)
「赤ちゃんや小さい子は、カメラ目線するのも意外と難しいんですよね。
なので、ママが子供を抱っこしながらスマホ画面に近づいたり遠のいたりしてみてください。スマホに移る大きくなったり小さくなったりする自分が面白くて、子供も笑顔に。カメラ目線も叶います。
それにスマホのレンズは遠くも近くもどっちにもピントが合うので、わざと遠近法にして撮ると面白い写真になります。」
(左)スマホの中の自分をみつけて笑顔になる娘
(右)草の上にスマホを置いて息子と二人、セルフタイマーで撮影
フォトブック作成時のレイアウトアドバイス
(長越さん)
「何でもかんでも一枚の絵の中に盛り込もうとしない、ポイントを分けて撮影することで写真もすっきりするとお伝えしましたが、この心得がアルバム化するときに活きてきます。
こちらの写真をご覧ください。
見開きページのどの枠にも人の顔があると画面がうるさくなっってしまうもの。例えば旅行の思い出なら景色や食べ物など『イメージカット』を入れると画面がスッキリするし、オシャレ感も高くなります。
<写真左>景色色や背景だけなども撮影しておく(表情だけアップの子供の写真と並べてもバランスが良い)
<写真右>人物を配置する時は、体の向きや顔の向きが内側に向くよう配置すると安定感がでてバランス良くなります。
遊びに行った先でも子供だけでなく、遊具だけ、咲いてるお花だけ、などをを撮っておくと後で使えますよー!
長越さん、ありがとうございました!
子供写真館でお仕事されていた経験もあり、お子さんのあやし方にはなるほど!と納得しました。すっきりまとまったフォトブックにするためのコツも、どれも簡単なテクニックばかりなのですぐに使えそうです。
がむしゃらに枚数を撮っても、結局セレクトに悩む…のは私だけではないはずです。
良い写真こそスマホの中にしまい込んだままではもったいないですよね。カタチに残すことを意識しながら、教えていただいたテクニックに挑戦してみましょう。
手軽でお得なフォトブックがおススメ
溜まりに溜まったスマホ内の写真整理にもひと役買ってくれる「フォトブック」を楽しむママが増えています。
アプリから手軽に作成できたり(寝かしつけをしながら片手でサクサク作るママもいるほど!)、しっかりした製本でプレゼントにもできるフォトブック。
しまうまプリントなら送料込みでもワンコイン以下で作成できるので、『普段手元に置いておく分』『子供に将来プレゼントする保管用』『おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼント用』と用途を分けて2冊3冊と複数注文するママもいるほど。
高品質で安いネットプリント専門店|しまうまプリント
ママカメラマンに教えてもらった撮影テクニックを活かして、世界に1冊だけの素敵なフォトブックを作ってみてはいかがでしょうか?ママの宝物になること、間違いなし!ですよ。
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- 渡邉 加奈子
- 娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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