子育て・教育

子育てアドバイザー中山淳子さんのオススメ絵本│おなかの中の赤ちゃん~6才まで

赤ちゃんが生まれた!
ずっと眺めていても飽きない・・

かもしれませんが、赤ちゃんとの時間に「絵本」を取り入れてみませんか。
お子さまの成長にも良いとされていますが、実は読んでいる親にも心を落ち着かせる効果があるとか。

長年、数多くのお子さまや保護者と向き合っていらした子育てアドバイザー中山淳子さんに、年齢ごとに自信をもってオススメする絵本を選んでいただきました!

子育てアドバイザー中山淳子さんは、お子さまの才能を引き出す知育教室として有名な七田チャイルドアカデミー(現 株式会社イクウェルチャイルドアカデミー)で、20年間保護者と向き合ってきました。そこで培った子育て法は、勇気を与えるとTVやラジオ、講演などで多くのママに支持されています。中山さんのプロフィールはこの記事の最後に掲載しています。

 

お子さまの成長は1人1人異なります。
お子さまの様子を見て、反応や、反応が無い事をお楽しみください。(肩の力を抜いて~)

妊娠中のオススメ絵本


◆タイトル◆みんなであなたをまっていた
◆出版社◆ほるぷ出版
◆作者◆ジリアン シールズ/Gillian Shields (著) アンナ カリー/Anna Currey (イラスト)

中山淳子さん:オススメポイント

「あなたが生まれることを本当に待っているんだよ」の思いが心の中から溢れてくる作品です。おなかのあかちゃんもこの絵本の中の優しい言葉、愛情いっぱいの言葉を聞きながら「早くママ・パパに会いたい!」と感じることでしょう。子どもが成長してからもこの絵本を通して親子の絆を改めて感じられる絵本です。

この時期に大切にしたい事

おなかの赤ちゃんの耳は妊娠7ヶ月ごろから聞こえはじめると言われています。
生まれてから耳にする様々な音の中で、おなかの中で聞いていた音、声はきっと赤ちゃんにとってと安心できるのではないでしょうか。

忙しくても、パパさんはぜひおなかの赤ちゃんに声を聞かせてくださいね。
絵本の読み聞かせは胎教としてだけでなく、ママの気持ちをリラックスさせるためにもとっても良いんですよ。

0才のオススメ絵本


◆タイトル◆いないいないばあ & いいおかお
◆出版社◆童心社
◆作者◆松谷みよ子

中山淳子さん:オススメポイント

まずは赤ちゃんをおひざにのせてそして一緒にこれらの絵本を見ながら
優しい声で「いないいないばあ」と読んでみてください。
50年以上赤ちゃんに愛されている絵本。
赤ちゃんとどんな風にコミュニケーションをとったらいいんだろう?
そんなママパパの疑問にも応えてくれる絵本です。

この時期のお子さま

生まれたばかりの赤ちゃんの視覚は、明暗が分かる程度で色の認識はまだできません。
明暗の境目の線を追うことで形を認識していると言われています。

生後、数週間で色を認識しはじめ、生後半年程度で立体を認識したり、見たものを触ろうとしはじめます。
初めてのお誕生日を迎える頃までに、赤ちゃんの視覚は飛躍的に進歩します。

くっきりとした大きな形、明暗が分かりやすい絵のほうが赤ちゃんが反応しやすいようです。
少しでも反応があったら、気付いて褒めてあげられるといいですね。

1才のオススメ絵本


◆タイトル◆くっついた
◆出版社◆こぐま社
◆作者◆三浦太郎

中山淳子さん:オススメポイント

絵もとても可愛らしく、同じフレーズの繰り返しですが、1歳代のお子様がとても喜びます。私もこの絵本を読みながら、最後は我が子をぎゅっと抱きしめ、ほっぺとほっぺをくっつけて「くっついた!」とやってましたがそれが我が子にとっても楽しみだったようです。親子であたたかい気持ちになれる絵本としておススメです。

この時期のお子さま

好奇心がとまらない時期。歩きはじめたり、ごはんを食べられるようになったり、まだ話せなくても、言葉が理解できるようになったり。
遊ぶ、真似する、リアクションする、など絵本をつかって楽しめますよ。

2才のオススメ絵本


◆タイトル◆こぐまちゃんおはよう
◆出版社◆こぐま社
◆作者◆わかやまけん

中山淳子さん:オススメポイント

幼児の基本的な1日の生活の様子を描いた絵本。なんでもひとりでやりたがったり、または歯磨きやトイレトレーニングなど、子どもがいやがることなども「こぐまちゃんと一緒に」が合言葉にできそうになる絵本。この絵本を一緒に読みながら、子どもが何かできた時、やろうとしている時に「こぐまちゃんと一緒だね!すごいね!」で笑顔が溢れてきますよ。

この時期のお子さま

走ったり、砂場遊びが上手になったり、外遊びが大好きになる頃。
親はお子さまを追いかけて、体力的にも大変な時期ですが、おうち時間には絵本を活用しましょう。

簡単なストーリーは理解できるようになるので、嬉しい気持ち、悲しい気持ち、楽しい気持ちなど、絵本と一緒に感情を育むことができますよ。

3才・オススメ


◆タイトル◆おしくらまんじゅう
◆出版社◆ブロンズ新社
◆作者◆かがくいひろし

中山淳子さん:オススメポイント

読みながら親子で笑い声が出てくる絵本。最初はママのおひざの上で読んで、次にはこの絵本のように親子で一緒におしくらまんじゅうをしながら読むこともおススメ!毎回「おしくらまんじゅう~♪」とうたいながら、役になりきってました。3歳くらいの子どもはこの絵本のリズム、テンポ、大好きです!

この時期のお子さま

お友達や幼稚園保育園の先生と関わる機会が増え人間関係ができてきます。
その分、感情や表現が少しずつ複雑になっていきます。

さらに強くなる好奇心を、絵本の中でぞんぶんに刺激して、空想の世界を楽しめる時期です。

4才・オススメ


◆タイトル◆日本の昔話20話
◆出版社◆学研プラス

中山淳子さん:オススメポイント

言葉も達者になったり、身体も少しずつ大きくなって幼稚園や保育園などで少しずつ社会性が育まれていく時期。
この時期は様々なジャンルの本に触れてもらいたい。その中でも何世代も時代を経て読み継がれている「昔話」にも触れることで、いろんな気持ちや「こんな時、どうする?」などの思いにも対応できるようになってきます。

この時期のお子さま

言葉でしっかりコミュニケーションがとれるようになり、大人ぶった事を言って大人を驚かせます。
ちょっと反抗的になる子もいますが、成長の証。親もとまどいますが、本人が一番戸惑いながら成長しているのかもしれませんね。

いろいろなジャンル、色々な世界観を持つ絵本を体験して、空想の世界に没頭できるといいですね。

5才・オススメ


◆タイトル◆すーべりだい
◆出版社◆PHP研究所
◆作者◆鈴木のりたけ

中山淳子さん:オススメポイント

ハラハラドキドキ体験が大好きになってくる5歳。絵本を読みながら、まさに一緒にすべりだいで遊んでいるかのような気持ちになってくる絵本です。
もう、少しずつ文字も読めるようになっている子もいるかもしれませんが、この絵本はぜひ、ママのお声で読んであげてください。その後の公園遊びもより楽しめますよ!

この時期のお子さま

着替えや歯磨き、トイレ、服をたたむ、おもちゃを片付けるなど、身のまわりのことは大体ひとりでできるようになります。
文字も少しずつ覚えてきますが、長い文章を読むのは難しいかもしれません。
自分で絵本を自分で読み始めたらストーリーが違っていても、お子さまなりのストーリーをつくって楽しんでいるかも。
見守ってあげたいですね。

6才~・オススメ


◆タイトル◆教室はまちがうところだ
◆出版社◆子どもの未来社
◆作者◆蒔田 晋治

中山淳子さん:オススメポイント

これから小学生になる子、また今、小学校に通っているお子さんにはもちろん、ママパパご自身が読むことで、「そうだよね」と力が沸いてくる、そんな絵本です。
ドキドキ不安な気持ちは当たり前。そんなことに親子で気づくことができる本。この絵本を子どもの目につくところにさりげなく置いておいても良いかも。

この時期のお子さま

小学校に上がり、子どもなりにとても疲れているかもしれません。
抱っこやおんぶをする機会は減っても、親子の触れ合いで安心できる時間が大切です。

自分で絵本を開いて、絵本の世界に没頭する楽しみを知れるといいですね。
小学校にあがっても、親子の絵本タイムは親子ともにリラックスできるルーチン。

子育てアドバイザー・中山淳子さんのプロフィール


・ママの輝く明日を応援するDomani(ドマーニ)代表
・子育てアドバイザー。ママのライフワークアドバイザー
・NPO法人ママワーク研究所 理事
・NPO法人Wing-Wing 理事
・一般社団法人右脳記憶教育協会 理事
・一般社団法人メンタルウエルネストレーニング協会 理事

福岡市在住。一児(小学生)の母。
約20年間、株式会社七田チャイルドアカデミー(現 株式会社イクウェルチャイルドアカデミー)で九州・沖縄本部長、東京本部長、企画運営を経て、独立。
現在は各種教育機関、幼稚園、保育園などのコンサルティングや、ママ向け商品、施設、住宅メーカーのアドバイザーとして活動中。

NPO法人ママワーク研究所理事として定期的に行政各機関主催で「子育てと仕事の両立講座」の講師を担当。
これから「一歩社会に出るために」「学びたい」ママたちや、「スキルアップしたい」ママたちのためのオンラインサロンを運営。自身の不妊治療、妊活経験を語る活動も。
現テレビ西日本「ももち浜ストア」レギュラーコメンテーター/RKBラジオ「櫻井浩二 インサイト」レギュラー出演。/元RKB「今日感テレビ」コメンテーター/著書「超ママ力」(リボンシップ出版社)

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ともえ編集部
ともえ編集部