ピアノが好き。この楽しさを多くの子ども達に体感してもらいたい。
そんな気持ちで続けているピアノ・音楽教室「ぴあのすく~るSan’s」の中塚三貴子先生を自己紹介形式でご紹介します。
現在の活動内容
自宅にてピアノ・音楽教室「ぴあのすく~るSan’s」を経営。
保育のピアノを指導するピアノの先生向けの勉強会「保育ピアノ指導研究会」を立ち上げ、保育ピアノの指導セミナーやこどもの歌の弾き合い会などを行っています。
2016年秋に「ピアノとマンドリンのアンサンブル らび♪ぱん」を結成、自主演奏活動も。
実績
・平成26~28年 あま市職員保育職に生徒複数採用
他私立幼稚園教諭・保育園保育士に生徒が採用
・生徒がピティナピアノステップ5回/10回継続表彰
・2010年より毎年1回、教室発表会開催
・総合学習発表会・終業式・1年生を迎える会などで生徒が続々伴奏者に
・初めて発表会を開催する先生の当日サポート
・「ピアノ教室ガイドブック」原稿協力/「ピアノ教本ガイドブック」取材協力
・大人のピアノ愛好家の方のワンポイントレッスンなど
事業、サービスで力を入れていること、こだわり
導入(習い始め)初級指導の重要性を感じ、教材研究も続けています。
「1回のステージは、10回のレッスン」発表会/弾き合いの会、外部コンサートなどへの生徒の積極的な参加を促しています。
「ピアノ・うたが上手で楽しく演奏できる保育者/教員を育てる」ことを目標に、「保育教職コース」を設立。
転居や諸事情で教室を移転する生徒の課題を知り、伸ばす指導をしています。
大人の趣味の方にも楽しく続けていただけるようにクラシック以外にポピュラーの指導もしています。
楽しく続ける仲間づくりや、協調性・音を聴く力を養うため、「連弾」を普段のレッスンや発表会で取り入れています。
事業、サービスをはじめたきっかけ
最初から音楽のプロを目指したのではなく、音大受験を決めたのが高3になる直前でした。
名古屋芸術大学在学中の20歳のとき、近所の方から「音大で勉強しているなら、うちの子にピアノを教えて欲しい」と頼まれて教え始めたのが指導の道へ進んだきっかけです。
大学卒業後、カワイ音楽教室の講師になり、幼児のグループレッスンとピアノ・電子オルガン個人レッスンの担当講師として3年間勤務、その間、自宅でも少人数指導。カワイ講師になった頃並行して、旺文社LL教室の英語科講師として7年間勤務。
3年間カワイ勤務の後河合塾の契約社員に転職。教材を作る部署に配属される。
部署の改編と結婚が重なり、河合塾を退職。
長女出産と当時出張レッスンをしていた生徒の中学・高校受験などが重なり、生徒が激減。たった一人の生徒にまで落ち込む。
「崖っぷちの野良ピアノ教師(どこにも所属しないフリーだったため)」となる。
諸事情で自宅開業できないまま、ほそぼそと出張レッスンを続ける。
長女小1の頃、大学時代の同期の友人が勤務していた個人経営の音楽教室での指導を引き継ぐ。
その後、次女を出産、産休育休をとって復帰。
勤務5年目で、教室オーナー事情で教室は閉鎖。
40歳になり、ここで開業出来なければ体力・気力共に二度とチャンスはないと考え、教室時代の生徒を含め3名の生徒で開業。
とある1日のスケジュール
6:00 起床、夫のお弁当作り
7:00 夫出勤、次女を起こす
7:40 次女登校、家事、メールチェック。
10:00 大人の生徒さんレッスン
11:30 午前レッスン終了、昼食の支度、猫の世話
12:30 夕食の支度、自分のピアノ練習 長女バイトへ
16:00 小学生生徒さんたちのレッスン
18:30 長女バイトから帰宅、休憩(欠席生徒へメール、電話)次女と夕食、次女塾へ
20:00 大学生の生徒さんレッスン 夫帰宅
21:00 レッスン終了 ブログ更新、翌日のレッスンの準備など
(保護者の方へのLINEやメールの連絡なども)
23:30 入浴
0:30 就寝
今の生活や働き方で気に入っている事
ピアノ教師は、長ければ30年近く生徒さんやそのご家族と関わるため、学校の先生とは違う関わり方ができるのが魅力です。
定年がないため、健康管理に気をつけて常にスキルアップすることで長く仕事をすることができます。また自宅を教室にしているので移動時間が節約できるのもメリットです。
小さな子や学生さんと常に接することで、流行もちょっぴり取り入れたり、気持ちが若くいられるのも良いと思います。また苦労はあっても好きな仕事が続けていられるのがいいですね。
クリアしたい課題や問題
インターネット経由での生徒募集に力を入れてきたため、地域での知名度がまだまだ低い。音楽で地域を盛り上げていきたい。
ピアノを習ってみたい大人の潜在的ニーズがまだまだ汲み上げられていない。
働き方を迷っている女性へのメッセージ
フルタイム正社員、フリーランス、パート勤務、専業主婦・・・。
今は「選択肢がある」からこそ悩むのではないかと思います。どんな立場も、絶対に正しいものも、間違っているものもない。家族の様々な事情で「これしか選べない」時もあります。
でも、どんな立場に置かれたとしても、それが望むものではないとしても、あなたの人生の何らかの力になると思います。
愛する家族へのメッセージ
自営なのでついつい仕事第一になってしまいますが、家族がいるから頑張れるというのが素直な気持ちです。
夫は開発職なのでクリエイティブな仕事への理解はあると思います。いつも「生徒の保護者目線」でのアドバイスがありがたい。
娘たちには自分が信じる道を進んでほしいと思っています。
長女は既に社会人になっているので、自立を考えてほしい。発表会のお手伝いや、忙しいときのご飯作りは助かっています。ありがとう。
次女とは共通の話題(ピアノ、吹奏楽)の話ができるようになり楽しくなりました。不妊が長く諦めていた時に授かった奇跡の子。自分の道を見つけて欲しいです。
飼い猫の「マロン」(オス)は捨て猫で赤ちゃんから育てました。我が家の大事な家族です。
プロフィール
ぴあのすく~るSan’s
教室代表 中塚 三貴子(なかつか さきこ)
愛知県出身。名古屋芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒。元カワイ音楽教室講師。
生涯学習音楽指導員A級、地域音楽コーディネーター。
ピティナ名古屋栄支部会員
ピアノとマンドリンのアンサンブル らび♪ぱんメンバー
猫とパンダとお花と本屋さんの好きなピアノ弾き、SKE48須田亜香里さん推し。
プロフィール
4歳からピアノを始め、小・中学時代はピアノコンクールに出場していました。
高校生までは国語が得意なので文章を書く仕事か、出版関係などの仕事もいいなと思い、特に音楽を専門にするつもりがなかったのが、高3になる前に音楽を真剣に勉強したいと考え、音大受験を決めました。
名古屋芸術大学音楽学部2年生の時に近所のお子さんにピアノを教え始め、結婚退職する先輩の生徒を引き継いだのがこの仕事を始めたきっかけです。
教員志望だったものの音楽教員は狭き門で、個別指導の方が得意なこともあり音楽指導者に。
「生徒が少ない、増えない先生」として、ずっと「廃業寸前崖っぷち」の生活でしたが、不思議と生徒がゼロになることはありませんでした。
2007年の開業から5年ほどは試行錯誤、2011年頃から生徒が増え、現在のようになりました。
2016年秋に、自己のアンサンブルユニット「ピアノとマンドリンのアンサンブル らび♪ぱん」を結成。コンサート2回開催。
中塚先生とつながるには(SNS)
WebサイトUR
(教室ページ)https://www.facebook.com/pianoschoolsans
(個人) https://www.facebook.com/sakiko.nakatsuka.1
ブログ(アメブロ教室ブログ)
https://ameblo.jp/pianoschool-sans/
- ともえ編集部