どうせすぐサイズアウトするから、と子どもの洋服をワンサイズ大きめにしてしまうことはよくあるもの。
でも靴は同じようにいきません。
「きついだけではなく、大きいサイズの靴を履くことも足の変形の原因になってしまうのです。
正しい靴選びのためには、3か所のサイズを測って足のタイプを知り、お子さんの足に合った靴を選んであげることが大切です。」
そう教えてくれたのは、くつえらびマイスターの稲吉由香さん。
稲吉さんがオンライン開催した『くつえらび勉強会+家族にできるフットマッサージ』には
ネットで靴を買いたいけれどサイズが分からないと悩むママや、子どもの足の変形を心配するママが参加しました。
稲吉さんから教えてもらった正しい靴の選び方や、おうちでできる足育についてレポートします。
※この講座は、子ども靴ブランドIFME(イフミー)と講師業ママグループPowerWomenプロジェクトの共同事業「くつえらびアンバサダープロジェクトbyIFME」の提供です。
講師紹介
サロンでマルシェプロジェクト くつえらびマイスター
稲吉 由香さん
本業のエステティシャン美容業のほか、イベント企画プロデュースをおこなっています。
くつえらび勉強会byIFME 番外編
~おうちで測定★通販で購入相談~
オンラインにて好評開催中。※詳細はレポート記事の最後でご紹介。
間違ったくつえらびで足が変形する?
「運動会で組み体操ができなくなったり、50メートル走で骨折したりと、
子どもの体力や筋力が低下しているというニュースを耳にしたことがある方も多いでしょう。
生活様式が変わり歩くことが減ったり、外遊びなど子どもが体を動かす機会が減っていることもありますが、
間違った靴選びで子どもの足が変形していることも原因のひとつだと言われています。
赤ちゃんの足の骨は、柔らかい軟骨でできています。
小さい子どもは、靴が足に合わないとかキツイとか、感じたり表現することができません。
そうやって足に合わない靴を履き続けることが、足の変形の原因になってしまうのです。
そこで大事になるのが、こどもの足に合ったくつ選びなのです。」
どうすれば足のタイプが確認できるの?
「まず必要なのは、子どもの足のタイプを知ること。
そのうえで、わが子の足に合った靴を選ぶことが、正しいくつ選びにつながります。
足のタイプを知るためには『計測』をします。
写真を撮るだけでサイズを自動計測してくれる便利なアプリもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
ぴったりIFMEhttps://tomoe.life/25225
※「ぴったりIFME」はiOS版アプリです。Android端末ではご利用いただけません。
計測では足の長さだけではなく『足幅(親指の付け根と小指の付け根の距離)』や『足囲(親指と小指の付け根をとりまく長さ)』もメジャーを使って測りましょう。
1枚あると便利・スケール PDF
https://ifme.jp/column/measure/
この3つのサイズを確認することで、いわゆる『甲高』や『甲浅』など足のタイプを知ることができます。
そのうえで、甲高なら柔らかい素材でゆったり履ける靴、甲浅なら太いベルトでしっかり足を固定できる靴を選んであげることが『子どもの足にあった靴』となります。」
靴はきつくなければ大丈夫?
「子どもがハンマートゥです、という質問をたくさんいただきました。
(オンライン会議Zoomでは、チャット機能を使って講師に質問を送ることができます)
ハンマートゥについて不安があれば自己判断をせず、病院で診ていただくことをおススメします。
爪の変形も靴が原因と決めつけず、診断してもらうと正しい対処できます。
小さい靴の中で指先が曲がっているイメージがありますが、実は逆。
ハンマートゥになりやすい原因として、靴のサイズが大きいことが考えられます。
ハンマートゥを心配するあまり大きめの靴を選んでしまうことがありますが、実はそれが良くないのです。
ママ自身に置き換えて想像してみてください。
大きくてブカブカの靴やサンダル(ベルトや鼻緒がなく、大きいスリッパのような靴をイメージしてみてください)で長時間歩くと、どうなるでしょう?
実はすごく足が疲れたり、足の裏が凝るんです。
大きい靴の中で足が前後左右にずれてしまうのを防ぐため、変に力を入れたり、指先がふんばるため、足指が曲がったままの状態になってしまいます。
足の長さだけではなく、足幅と足囲の3点を計測することをお伝えしましたが、長さだけではなく幅や高さも合っていないと靴の中で足が動いてしまい、それを防ごうと指先に力が入り、ハンマートゥの原因になってしまうのです。
足のタイプを知ること。タイプに合った靴を選ぶこと。
靴下を履き、かかとをぴったり合わせマジックテープなどで足を固定してあげること。
その状態で足指を開いたり上下に動かせる程度の適度な『遊び』があることで、ハンマートゥや爪の変形を防ぐことができます。」
足指じゃんけんで簡単足育
「小さな子どのも足はまだまだ成長段階。
ハンマートゥ気味だったりと指先の変形があっても、フットマッサージや足指じゃんけんなど、足指をほぐしたり動かすことで改善することもあります。」
そう言って、おうちでできるフットマッサージを教えてくれた稲吉さん。
スライドにもありますが、エステティシャンでもあります。足の甲を左右に広げたり、足裏をほぐしたりと、普段意識することの無い足をほぐすだけでも気持ちよさそう。
「マッサージする側もされる側もしっかり手や足を洗ってからにしましょう。
お風呂上りがおススメですよ。
心臓から一番遠い右足からマッサージしましょう。
2才くらいまでの子どもは痛い、強いと表現できないので、触れる程度のやさしいマッサージで大丈夫です。」
マッサージ後は、足指でぐーちょきぱーとする『足指じゃんけん』も親子でできる簡単な足育です。
見るのとやるのでは大違い。意外と思ったように足指を動かすのは難しいものです。
▲足育タイムのお約束。最後はみんなで足裏集合写真!
子育て情報サイト「ともえ」編集部より
足育とは何か特別なことかと思っていましたが、日常生活の中で遊びや触れ合いをしながら手軽にできるものだということが分かりました。
早速6歳の息子と足指じゃんけんをしてみましたが、グー以外全くできませんでした(笑)。
家で過ごす時間が長い今だからこそ、意識的に足をほぐしたり動かしたりしていこうと思います!
【ともえ親子ひろば・オンライン】では毎週火曜・金曜にくつえらびマイスターによる【足育タイム】を開催中。
親子で楽しみながら足育、くつえらびの知識に触れてみてくださいね。
稲吉さんの【足育タイム】は5/26火・6/26金にもリピート開催が決定。
平日毎日開催【ともえ親子ひろば・オンライン】のカレンダーはこちら
https://tomoe.life/category/hiroba
くつえらびマイスター稲吉由香さんが開催するオンライン計測会
「外出自粛でくつえらびにお困りの方、通販で買う際の相談がしたい方向けの講座を開催しています。
人数限定で詳しくお伝えします。オンライン開催なので全国どこからでも参加OK。
くつえらび勉強会+じゃんけん大会も予定しているので、親子参加で楽しんでくださいね。」(稲吉さん)
詳細はサロンでマルシェ@オンラインにて
スケジュールはこちら ▶ http://salonhinata.net/online
- 渡邉 加奈子
- 娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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