暮らし・生活

10分でクリスマスツリーを素敵に飾ろう♪

こんにちは。フラワーデザイナーの永井和美です。

「クリスマスツリーをそろそろ出そうかな」と思いながらも、「なかなか時間がない」「飾るのが面倒」という理由で先延ばしになっていませんか?クリスマスツリーはクリスマスまでの期間限定です。早く飾って長く楽しみたいですよね。

今日はツリーやオーナメントを箱から出したら、手早く10分で飾れる方法をご紹介します。

ベース作りはしっかりと


ツリーを箱から出すと、枝が曲がっていたり束になっていたりすますよね。ツリーを組み立てたら、まずはその曲がった枝を奇麗に伸ばし、束になっている部分を広げて下さい。この時、大きな隙間ができないように気をつけてください。枝に大きな隙間があると、オーナメントを付けてもその部分に大きな空間ができてしまいます。


イルミネーションは、オーナメントより先に付けるほうがいいです。後から付けると、オーナメントが邪魔で上手く取り付けられません。試しに点灯してみましょう。この時、光が全体に均一に輝いているようにしてください。オーナメントを飾る前の、このベース作りが大切です。

オーナメントの付け方

「どこから手を付けていいか分からない」「子供と一緒に飾るとぐちゃぐちゃになってしまう」なんて悩んでいませんか?今からご紹介する方法で、お子さんと一緒に楽しく飾ってみてください。

三角形の法則


同じ色のボールのオーナメント。これを、三角形ができるように飾ります。三角形はどこに頂点がきても構いません。


次に、別の場所にも三角形ができるようにボールのオーナメントを飾ります。三角形を沢山作ると、そのうちに三角形が重なり出します。この繰り返しで、同じ色のオーナメントが一部分に重なることなく全体に広がります。お子さんに「三角形が出来るように飾ろうね」と一声掛けるだけで、強力なスタッフに早変わりしますよ。
「とりあえず適当に飾る」のではなく、このように特定のルールを決めて飾りましょう。大人何人かまたは、お子さんと親子で飾っても、バランスのいい配置が出来ます。また、一人で飾るにしても自分の中でこのようなルールを持っていると、途中で無駄に悩む時間が無くなります。

ツリーを飾るのに時間のかかる人は、「このあとは何所にオーナメントをつけようかな」と悩む時間が多い人だと思います。とりあえずは同じオーナメントで三角形を作る。後は、一度離れてみて、さびしいところにオーナメントを付ける。この繰り返しで、見る見るうちに飾りが仕上がっていきます。

二個しかないオーナメントはどうするか?その場合は対角になるように取り付けて下さい。右でも、左でもいいので斜めの関係がいいです。なるべく横に並ばないようにしてください。ツリーは上に行くほど細いので、斜めに飾る事でシャープになります。

一点物のオーナメントはどうしましょう?それは、是非目立つ所に飾ってください。我が家も、数年前にお花屋さんで買った鳥のオーナメントは子供のお気に入りなので、前面の目立つところに飾っています。

奥行きをもたせる飾り方


ツリーを飾る場所がお部屋の中央なら、360度何所からみてもオーナメントが見えるように飾って下さい。でも、大抵はお部屋の隅ではないでしょうか?その場合、オーナメントは前面だけでなく、横にも付けて下さい。真後ろは見えませんが、だからと言って全く付けないのではなく、少しは付けましょう。前からみて、後ろに少しオーナメントが見えると奥行きが出ます。背景の奥の方に、少しだけ木の枝などを描くと遠近法が生まれますよね。絵を描く時の技法と同じです。


そして、枝の先端だけでなく、木の幹の奥にもオーナメントを付けてみてください。これも、オーナメントはチラリと見えるだけでいいです。こうすると、ここにも奥行きが生まれます。

ツリーのトップ


ツリーのトップは、大きな星やりぼんなどがいいですね。リボンはワイヤーが入っているタイプがお勧めです。ワイヤー入りのリボンはお値段が少し高めですが、一度購入してしまえば毎年使えます。ワイヤー入りですと、ループの部分をしっかりと広げて形をつけることができます。

ツリーの足元の工夫


ツリーの足元は、何か布で隠しましょう。白、茶色、グリーンの布などがお勧めです。また、プレゼントの箱などを積み上げると、クリスマス本番がますます楽しみになりますね。

ツリーのテーマカラーバリエーション


オーナメントを買うところから始める方は、ツリーにテーマカラーを持つといいです。例えば、全体を白やブルーで統一するのも素敵です。また、カラフルなポップな色合いにしてもいいですね。毎年同じでは無く、オーナメントの種類を買い足してテーマカラーを変えて楽しむのも面白いですね。


永井和美
永井和美
大学卒業後、「一生花と共に歩んでいきたい」と花の世界に就職。都内にあるいくつかの有名花店でキャリアを積み、2008年より屋号を「RinkaFlower」として、フリーで活動を始める。 2012年 横浜高島屋にてクリスマスアレンジを販売。2013年~2015年は玉川高島屋にて母の日アレンジを販売。 2016年には、花育アドバイザーの認定を受け、小さい子供達へのフラワーアレンジメントの普及に努めている。 日本フラワーデザイン1級 教室:青葉台・新百合ヶ丘・読売ランド Instagram:rinkaflower
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