「無我夢中になれる」仕事、そして働き方
おひるねアートの人気作家、厚地なおさんとその働き方を自己紹介形式で紹介します。
厚地さんのおひるねアートは、TVで取り上げられるほど個性的で、たくさんのママや家族を笑顔にする力を持っています。ファンが多く1ヶ月に仕事が無い日が1日も無いほど。それでもお客様は「おひるねアート」のファンであってほしい、自分の作品だけでなく、たくさんの作者のおひるねアートを楽しんでほしいという。自分が惚れ込んだサービスだから夢中になれるのでしょうか。「大人になって夢中になれることがある幸せ」「仕事が自分を成長させてくれる」「家族が最愛で最大のビジネスパートナー」・・そんな厚地さんの仕事との向き合い方を、働く事が大好きな(大好きだった)ママへお届けします。
現在の活動内容
一般社団法人日本おひるねアート協会所属、赤ちゃんのおひるねアートの作成、撮影、普及活動を行っております。
活動地域は奈良生駒の自宅スタジオを中心に、奈良県、大阪府、京都府の会場で撮影会を開催しております。
関西が拠点ではありますが、お客様は全国各地からお越し頂いております。
2017年冬には、講師内のコンテストで入賞(当時全国350講師中8位)しました。
最近では、TV番組で自身の作品を紹介されたり、大きなイベントへの出展依頼や、企業様からのオリジナルアート作成の依頼も増えてきております。
2017年からはカメラ技術のレベルを上げて、自宅スタジオでのベビーフォト、マタニティフォトの撮影の仕事も始めております。
事業、サービスで力を入れていること、こだわり
おひるねアートのお客様は、私個人のお客様ではなく『おひるねアート』のファンであってほしいと思っています。
たくさんの協会認定講師の撮影会へ通って頂きたいので、他の先生とかぶらない個性的なアートを作成することを心がけています。
私のこだわりは、おひるねアートの本来のコンセプト「家にあるものを使う」を意識して、既製品の使用は控えめに、布だけで表現することです。
動物や乗り物を一枚布で表現したり、奥行、躍動感のあるアートを作るように努めています。
事業、サービスをはじめたきっかけ
第1子出産後、趣味で始めたおむつアートからネットを介しておひるねアートを知り、オムツメーカー主催のコンテストで賞を受賞したことを機に、一般社団法人日本おひるねアート協会の講師育成プログラムを受講して講師になりました。
初めての育児に悩み、不安も多くありますが、可愛い赤ちゃんのおひるねアート写真を撮影すると、悩みや不安が吹っ飛びました!
おひるねアートは親の自己満足だという意見もありますが、その通りです!むしろ、それで良いのです。
なぜなら、ママのストレスが緩和されれば、家庭に笑顔が増えます。
おひるねアートは赤ちゃんが主役ではありますが、おひるねアートをすることで、
・ママの育児の息抜きになること
・赤ちゃんもママも笑顔になること
・今しかない思い出写真を残すこと
を目的に活動しております。
私自身も同じママとして、お客様とお話して楽しい時間を過ごすことで育児の息抜きになっています。
とある1日のスケジュール
06:00起床・自分の身支度・家事
07:00 子ども達起床・身支度
08:15保育園送り(車)
09:00保育園から仕事先へ移動(車)
10:00 撮影会会場到着・アートセッティング
11:00 撮影会開始
14:30 撮影会終了・片付け
15:30 帰宅・夕飯の準備
16:30保育園お迎え
17:00 まったりタイム
18:30夕飯
19:30パパ帰宅・お風呂
20:00リビングでパパと子どもが遊ぶのを見守りながらPC作業
21:00 明日の撮影会の準備、自宅スタジオセッティング
22:00 PC作業(写真データのレタッチ作業、メール確認、各SNS更新)
24:00就寝
今の生活や働き方で気に入っている事
・自らスケジュール管理が出来ること
2歳と3歳の年子を親の助け無しに育児をしているので、会社勤めではなく自分でスケジュール管理しながら働くスタイルが今の私に合っています。
自宅や近隣(自宅から20~30km以内、車移動)で働いているので、万が一、子どもが発熱で呼び出されてもすぐ園へ駆けつけることが出来ます。
お客様も小さなお子様を持つママなので、万が一私の子どもの病気などで急なイベントキャンセルが生じてもご理解頂けていることに感謝しています。
・ご縁で仕事の幅が増えていくこと
個人事業種繋がりが増えて、別業種の方からコラボイベントに誘われたり、地域のマルシェやフェスタへの出店を依頼されたり、マネーセミナーや住宅展示場のイベントなどの企業案件も個人的に依頼をされる機会が増え、仕事の幅がどんどん増えていくことです。
集客実績を買われて笑顔で働きたいママのフェスタ大阪開催の実行委員にも抜擢されました。
同フェスタの実行委員業務では、協賛企業を探したり、ステージスケジュール管理をしたり、営業など自分の苦手な仕事も経験することができました。大勢のママ起業家を前に自身の集客方法をスピーチしたこともありました。フェスタ直前は、「いつ寝てるの?」と言われるほど、24時間、電話やメール対応に追われフラフラになりましたが、それも良い経験になり、フェスタ終幕では、1年間の準備の達成感で感極まって泣いてしまうくらい貴重な体験をさせて頂きました。
クリアしたい課題や問題
・スケジュール管理
時間の使い方をもっと工夫して効率よく仕事をしたい。
保育園の時間内でなんとか仕事を全て終わらせるようにしたいです。子ども達帰宅後も、子どもの前でPC作業をしてしまっているのでそれをやめたい。
ご予約をついつい全て受け入れてしまい、一ヶ月フリーの日が一日も無い月もあるので、断る勇気も持ちたい。
一ヶ月に一日でも、仕事を全くしないで過ごすオフの日を作って、おしゃれなカフェにでも行きたい。でもカフェにPC持って行ってしまいそう…(笑)
働き方を迷っている女性へのメッセージ
おそらく私は、個人事業主となって2回の大きな迷いがありました。
1つ目は、起業するときです。
その時は子どもが一人しかおらず保育園も利用していない頃で、子連れでミスなく働いて、お客様に満足頂くサービスが出来るのか、という迷いでした。
しかし自分の心配とは逆で、お客様も赤ちゃん連れなので、同じ世代の子どもを持つママ同士友人のように会話が弾み、私の子どもに会うことも「楽しみのひとつ」として通って下さるママがたくさんいたことです。
それで当初の迷いは無くなり、活動開始半年で第二子を妊娠しましたが、妊娠中も第二子出産後も自信を持って仕事をすることが出来ました!
2回目の迷いは、笑顔で働きたいママのフェスタ(※)の実行委員を依頼された時です。
集客実績を評価されての抜擢でしたが、集客に恵まれるようになり、普段の個人活動をこなすことでいっぱいいっぱいだったので、関西最大級のママフェス実行委員という大仕事を遂行出来る自信はなかったからです。最初は「自信がない」とお断りしました。
でも今は、引き受けて良かったと思っています。
前述しましたが、フェスタが近づくに連れ睡眠時間も皆無で働きましたが、終了した時の達成感と感動は計り知れないものがありました。大人になって仕事で感動することなんてなかなか無いと思います。
もし働くことを迷っている女性がいたら、「こんな感動を味わえないなんてもったいない!」とお伝えしたいです。
迷いは皆あります。迷って挑戦したからこそ、成功した時の感動は計り知れません。
マイナスな点だけに目を向けるのではなく、興味あることなら思い切って挑戦することが大事です。
挑戦もしないで諦めるより、挑戦してダメだった結果の方が悔いは残りません。
「ダメ」にぶち当たったら、諦めても良いし、それをクリアする方法を考えればよいと思います。
※笑顔で働きたいママのフェスタ(現在の「ママのフェスタ 働き方見本市」)は、全国で開催されている実行委員会制のママ向けイベント。厚地さんが実行委員を務めた2017年は大阪ツイン21で開催し、3000人のママとファミリーを集めた。
愛する家族へのメッセージ
私の活動に理解と協力をしてくれる家族には本当に感謝しています。
夫は、私の好きなことは徹底的に追及する性格を理解してくれ、応援してくれています。料理が嫌いな私に変って美味しい手料理を普段たくさん振る舞ってくれます。特に私が大きなイベントで、食事もとらず、終日立ちっぱなしの仕事をしてきた日などは、豪華なメニューを用意して待っていてくれています。
子ども達は2歳3歳とまだ幼いですが、彼らなりに私の活動をよく理解してくれています。
2人とも保育園に入園するまでは私の仕事に同行し、私の背中におんぶされて私の仕事ぶりを見てきましたし、私が家庭で新作アートを作成している際に近くで遊んでいても、絶対私のアートを壊したりはしません。これは0歳のハイハイ期からです。彼らなりに赤ちゃんの時から私の仕事をきちんと理解してくれました。
また、子ども達は私のおひるねアートのモデルもこなすビジネスパートナーでもあります。いつも最高級の笑顔で写真を撮らせてくれます。告知する新作アートはアートの上手下手もありますが、モデルの表情が集客に大きく影響します。子ども達はいつも完璧な表情で私のアートに磨きをかけて仕上げてくれます!優秀なモデルの働きっぷりには頭が上がりません。
家族がこんなに協力してくれているのに、それに甘えて、仕事をセーブするどころかまだまだ上を目指そうとしてしまう私を許して下さい。でもきっとママが好きなことを辞めてしまったらママで無くなるのを知っているからいつまでも応援してくれると信じています。
厚地なおさんのプロフィール
一般社団法人日本おひるねアート協会認定講師
協会認定フォトグラファー
協会認定アーティスト
おうちスタジオ ママカメラマン
千葉県出身、奈良県在住。
2014年生まれと2015年生まれの年子兄妹のママ。
工学部化学科卒業後研究職をしてきた傍ら子どもの頃から芸術科目を得意としてきました。
活動拠点は奈良、京都、大阪ですが、お客様は全国各地からもお越し頂いております。自宅スタジオではおひるねアート以外に、ベビーフォトやマタニティフォトの撮影もしています。
【受賞歴】
協会おひるねアートコンテスト8位(2017年 全国講師350人中8位)
協会おひるねアート写真販売ランキング3位(2015年上半期)
協会スナップ写真販売ランキング2位(2015年上半期)
GOO.Nねぞうdeアートコンテスト優秀賞(2014年 講師認定前)
【メディア紹介実績】
下記TV番組で厚地のおひるねアートが紹介されました。
2016年12月 よみうりテレビ「大阪ほんわかテレビ」
2017年9月 日本テレビ「ヒルナンデス」
・インスタID
nao.atsuchi
・WebサイトURL
ブログ
https://ameblo.jp/ohirunenanohana/
HP
https://ohirunenanohana.jimdo.com/
・FaceBook
https://www.facebook.com/おひるねアート教室なのはな-403284723206286/
- ともえ編集部