働き方図鑑

フルタイム勤務の会社員ママ、笑顔で働き続けるための選択

平日は会社員として「フルタイム勤務」、週末は「好きな事を仕事に」。
朝や夜はおうちの事(家事や育児など)もこなす、ふくいまきこさん。

それじゃ、休む時間が無いじゃない!と思いまよね?

自己紹介形式で様々な働き方を紹介している働き方図鑑。「ふくいまきこ」さん編をご覧ください。

現在の活動内容

現在は主人と2016年生まれの娘と家族3人で川崎市内に住んでおり、平日は会社員として事務の仕事をこなしつつ、土日の休日や月一の平日でおひるねアートの活動をしています。

おひるねアートとは?

おひるねアートとは赤ちゃんに背景や小物をつけて撮影する、赤ちゃんと一緒に作るアート写真です。テレビをはじめメディアで多く取り上げられている話題の撮影法です。



我が子のかわいいお写真を撮って思い出を残してもらいたいという想いはもちろんですが、ママさん達が参加して良かったと思える、育児の息抜きやママの助けになるようなイベント作りをしていきたいと思って日々活動しています。

2018年の活動実績

・個人撮影会
・おひるねアート講師1周年記念撮影会
・ママ起業家や企業様とコラボ撮影会
・おひるねアートキャラバン
・中原区の協力によりママカフェにて体験会
・リトルママ
・ママハピ
・おひるねアート専門スタジオ「STORY」

多い月には数えたら150組以上のお子さまたちにお会いしている月もありました。どの撮影会もイベントも楽しく、そして精一杯やらせていただいてます。

事業、サービスで力を入れていること、こだわり

わたしがおひるねアートと出会ったのは娘が生後3ヶ月の頃でした。

当時初めての育児にとまどい、誰ともしゃべらない日もあったり、真夏で暑かったり外に出るのも億劫になってしまっている時期がありました。いま思い返せば育児ノイローゼもしくは鬱気味だったのかもしれません。

イメージと違った赤ちゃんとの生活

友達でもある先輩ママのFacebookなどには『子どもが1歳になりました!ここまで大きくなってくれて幸せです!』等のまさしく【リア充】な投稿を見ていたりしたので、子育て=楽しいものばかりだと思っていました。
しかし、いざ産んでみるとそうでもない…というか全然楽しくない…わたしの場合はむしろ苦行にまで感じていました。

育児書には授乳&オムツ替え&寝かしつけが3時間ごとのサイクルであると書いてあったので、鵜呑みにしていたわたし。
慣れない授乳をし、そのあとオムツを替えて、すべて終わってもすぐに寝てくれない。むしろずっと泣いている。

『どうして!?なんで!?何がいけないの!?いい加減泣き止んでよ』と不安な気持ちで押し潰されそうな日々でした。

育児ノイローゼ?からの転機

このままではマズイ!何か気分転換をしないとダメだ!と思い、近くのショッピングモールを歩いていると、あるイベントスペースのチラシを見つけました。

『おひるねアート撮影会。かわいい写真で記念に残しませんか?』
それがおひるねアートとの出会いでした。
「なにこれ!?こんなのあるんだ!?楽しそう~!!」と思ったのが当時の感想です。
すぐさま予約をし、当日はちょうど100日が近かったので100日の記念日アートを撮りました。


すると、、、
我が子がいつも以上にかわいくみえて。その時間が楽しくて、楽しくて。
1日でおひるねアートの虜になってしまったのです。

夢中になる

それからはおひるねアート協会のHPで自分の好みアートを作成している先生を探すようになり、たくさんの撮影会に参加してきました。1日で2会場ハシゴする日もあったり。

さすがにハシゴした日は主人にひかれました…
「え!?また行ったの!?」と…笑

まさにおひるねアートにどっぷりつかってますよね。でもそれくらい好きで夢中になれたんですよ!外出するキッカケにもなるし、他のママさんとも交流できて息抜きにもなるし。

きっと育児が初めてのママさんたちはこのような経験をする方も多いのではないかな?そんなママたちを少しでも救いたいという思いで講師になりました。

事業、サービスをはじめたきっかけ

娘が生後3ヶ月のときにはじめて出会ったおひるねアート。もともと事務の仕事は好きだったのと保育園に預けられるのが0歳の方が預けやすいとのことで娘が生後8ヶ月の頃から保育園に預けて復職しました。

会社員としてのやりがいを再認識

復職してみると、育児では得られにくい【他の人に認めてもらえる】ということや【社会と関わっていられる】ということを実感し、やりがいを感じました。

しかし、わたしの仕事は事務作業。正確にこなすのが当たり前、むしろミスをしたら減点される、営業の人やお客様に怒られる、という方針に少し疑問も抱いているのも事実でした。

復職後、講師の資格を取得

ある時、復職前から気になっていたおひるねアートの講師養成講座が近くであることを知り、受けてみようと思い立ったのです。

そして講師になって『おひるねアート講師になってやってよかったな』と思うことがたくさんあります。お子さまの笑顔はもちろんのこと、ママたちがお子さんを「可愛い~」と笑顔になっているのをみると、私も嬉しくなります。ママさんたちが「はぁ!楽しかった!」や「とってもいい記念になりました!」と爽快な顔をして、撮影会から帰られるときに、やっていて良かったなと思います。

タイムスケジュール

とある1日のスケジュールです。

06:00 起床、身支度
07:00 主人と娘を起こす、朝ごはん
08:15 娘を保育園へ、その後都内の仕事場へ
09:30 出社
12:00 ランチ
16:30 退社
17:30 保育園にお迎え
18:30 夜ご飯の支度&夜ご飯&洗濯&洗濯物を干す
20:00 お風呂
21:00 子ども寝かしつけ、そのあとおひるねアート作成
00:00 就寝

今の生活や働き方で気に入っている事

平日は事務の仕事をして、土日におひるねアート活動をしている生活を送っています。
おひるねアートの作成は細かい作業ですが、自分の好きなことに集中しているので、ある意味「いい息抜き」になっています。

また撮影会がある日は、かわいいお子さまに会えるので、事務の仕事では得られない癒やしやお客さまに喜んでもらえる!という達成感が感じられます!

クリアしたい課題や問題

いつも時間との闘いです(育児中のママさんはみんなそうかと思いますが・・・。)。平日は仕事・家事・育児とやることがたくさんあり、てんてこまい。
子どもが寝てからおひるねアート作成。それも毎日はできずに寝かしつけと一緒に寝落ちする日も多々あり。おひるねアートをたくさん作りたい気持ちはあるものの、いつもアートが完成するのが遅くなってしまう。
お客さまからも『早く新作アートがみたいです!』とか、新作を発表すると『まだかな?と思ってたんです!』と言われると、

ごめんなさいー。。。という気持ちになったり、こんなにみんな楽しみにしていてくれるんだぁ。もっと早く作りたいなぁと度々感じます。

また土曜日に活動するときは娘を同伴するときもありますが、イベント等で子連れNGなときは預けるときもあるので寂しい思いをさせてしまっているのではないかな?と少し、心苦しくなるときもあります。

働き方を迷っている女性へのメッセージ

わたしは子どもが産まれてから「おひるねアート」に出会い、いつの間にかどっぷりはまっていました。

女性って結婚したり、出産したりすると生活スタイルが変わりますよね。

わたしも出産前までは好きなだけ働いて、仕事が終わらなければ残業したりとか、その後飲みに行ったりなど、自分の好きなように動いていました。
でも我が子が産まれると激変。仕事復帰したら、お迎えに間に合うように急いで帰らなければいけない。それまでに仕事を終わらせなければいけない、など常に時間に追われたり、仕事がプレッシャーに感じることもありました。

そんな中、おひるねアートの講師になり、自分の好きなことを仕事にできる喜び、お客さんに喜んでもらえる喜び、自分のペースでできる利点も発見しました。

事務の仕事はまだ当分辞めるつもりはありませんが、女性の働き方が多様になっていく中、自分の好きなことを仕事にすることは素晴らしいこと、何事もチャレンジした方が良いと実感しました。

愛する家族へのメッセージ

まずはおひるねアートの活動を認めてくれている主人に感謝しています。
休日がつぶれてしまったり、娘を預けたり、部屋が散らかっていたりと家族の協力がないとできないことです。また娘もモデルになってアートの上にゴロンしてくれます。いい写真を撮りたいがために時々ムキになってしまうこともありますが(笑)、いつもモデルありがとう。これからもよろしくね!

ふくいまきこさんについて


氏名:ふくいまきこ
屋号: 川崎武蔵小杉・横浜【おひるねアート☆cocoru】Maki
肩書:
・日本おひるねアート️協会認定講師
・UN-DECORロゼット認定講師
・富士フイルムイメージングシステムズ株式会社認定アルバム大使
・TinyTeeth 歯固めジュエリー認定講師

プロフィール

横浜生まれ横浜育ち。神奈川と都内の中学から大学まで一貫の女子校に通う。卒業後は企業の事務職として就職。途中転職も経験し、今現在も同じ分野で仕事をしている。
2014年に結婚を経て、現在は主人と娘の家族3人で川崎市武蔵小杉に住んでいる。2016年に子どもを出産。産休育休を経て復帰。その際、おひるねアート講師の資格も取得。

現在は平日に事務の仕事もしつつ、土日におひるねアート撮影会を開催。企業のイベントや子育てママカフェ等の体験会にも出展。

育児中のママの息抜きになるような『ママも子どもも笑顔にする!』をモットーに活動しています。
赤ちゃん時期って本当にあっという間ですよね。そんな今しかない、かわいくて愛おしい表情や姿を心の思い出だけでなく、形で残すおひるねアートをたくさんの赤ちゃんと、そのご家族のみなさんに楽しんでいただきたいです!

・インスタID:ohiruneart_cocoru
・WebサイトURL:https://ameblo.jp/ohiruneart-maki

編集後記

フルタイム勤務の会社員ママの週末は「好きな仕事(おひるねアート講師)」。
会社員として得られる満足感。時に感じる物足りなさを、おひるねアート講師としての活動でおぎなう事で、ふくいまきこさんの心は満たされているのかな、と感じました。

満たされた心でお子さんと接する事、それがふくいまきこさんがハッピーに生きるコツなのかもしれませんね。

産休中や育児に手がかかる期間は、「好きなことを見つけるチャンス」。
お子さんと一緒に楽しむことから、スタートするのはいかがでしょう。


宮本 直美
宮本 直美
PowerWomenプロジェクト代表
千代田区在住。福岡県生まれ、埼玉県育ち。昭和女子大学短期大学部卒業。

ベンチャー企業の経理職を10年経験後、第1子出産を機に退職。専業主婦になるつもりが、1年後に大好きだった経理の仕事を個人事業主(在宅ワーク)として再開。 子育てと仕事の両立の難しさに直面するたび「必要なものは自分でつくる」のポリシーのもと必要なサービスを事業化。
2011年の東日本大震災後は、ママの起業を応援すべくPowerWomenプロジェクトを立ち上げ、2000人の起業ママ・フリーランスママと共に活動中!
*メディア出演実績* NHK「おはようにっぽん」「金曜eyes」「特報首都圏」「企業の星」/TBS「Nスタ」/フジテレビFNNスピーク/ベネッセコーポレーション「bizmom」/日本経済新聞/朝日新聞/毎日新聞/読売新聞/フジサンケイビジネスアイ 他
*SNS*
インスタ tomoe.life
Twitter TomoeLife
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  • 2019年03月07日(最終更新日:2019年3月7日)
  • 宮本 直美