子育て・教育

2018年から英語のテストも!小学生の英語勉強法【小学校高学年編】

知っていましたか?英語のテストが小学校でも始まります

平成11年から小学校に英語の授業が導入されていることは、ニュース等で知っているママも多いかと思います。
しかし、現在小学校で行われている「英語教育」は、テストや評価が必須なものではありません。あくまで、外国語活動として、英語に親しむ方針のもとに行われている教育なんです。

文部科学省は、2018年から小学校5・6年生で英語を「教科」として導入し始め、2020年には全国の小学校で完全実施する方針を公表しています。
「教科」になるとどう変わるのか?テストが実施され、成績として評価が付与されるようになるんです。
英語の単語や文法は中学校の授業で習うもの!と思っていたことが小学校で始まります。

小学生の英語、どうやって勉強する!?

現在、福岡県内の小学校に通う小学5年生のハルカちゃんに、学校で行われている英語の授業について聞いたところ、
「みんなで授業を受けているから、よくわからないところがある」
とのことでした。

沢山の人数での授業では、聞き取れない発音や、会話の仕方などきちんと理解することが難しい場面も出てきます。
今後ますます進んでいく、英語教育の低年齢化。
子どもが英語を勉強する方法とえいば「英会話スクール」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、他にも沢山の勉強方法があります。
メリットとデメリットを交えて、英語の勉強方法についてご紹介します!

 

講師やレッスン形態で料金が変わる「英会話スクール」

英語を勉強するというと、まず最初に「英会話スクール」を頭に浮かべるママも多いと思います。

英会話スクールにも、グループレッスン/プライベートレッスン、日本語講師/ネイティブ講師、リスニング中心/文法も指導、など様々なコースがあります。

小学校高学年になると、複雑な物事も理解できるようなってくるので、子どもの英語力や興味レベルに合わせて的確なコースを選んであげることが、上達に結びつくでしょう。

英会話スクールのメリットは、英語に直に触れ合いコミュニケーションをとれることです。会話だけではなく、ボディランゲージなども用いて自分の気持ちや考えを相手に伝える練習にもなり、英語の理解を深めていくことができます。

デメリットは、コースによって料金が異なる点です。グループレッスンよりもプライベートレッスン、日本語講師よりもネイティブ講師のほうがレッスン料金が高額になることが多くあります。

AEON KIDS(イーオン こども英会話):小学5・6年生コース(東京都)

レッスン形態 講師 文法指導あり 料金
グループ(6名) 外国人 なし 8,640円(週1回)
日本人 10,368円(週1回)
外国人 あり 16,416円(週2回)
日本人 14,904円(週2回)
プライベート 外国人 あり 32,472円(週1回)
※6ヶ月コース

TOEICや英検などを目指す「英語教室」

英会話スクールと似ていますが、英会話に特化せず「聞く」「話す」「読む」「聞く」を総合的に勉強するのが英語教室です。
中学校から本格的に英語の授業がはじまり、そして高校受験、大学受験へと関わってくるため、小学生でも英検、TOEIC、TOEFLなどの受験を含めて、総合的に英語を学ぶことができます。
講師とコミュニケーションをとりながら英語を学ぶ英会話スクールよりも、「塾」的な雰囲気が強いのが特徴です。

英語教室のメリットは、中学校からの英語を見据えた英語学習ができるところです。
デメリットは、ネイティブの講師との交流がない場合があり、コミュニケーションよりも勉強色が強い点です。

自宅でレッスンOK!「オンライン英会話」

小学校高学年となると、すでにスポーツや学習塾などに通っている場合も多いのではないでしょうか?習い事の一番のネックは、「レッスン費」「行き帰りの時間・お迎え」などですよね。
今、注目を集めているオンライン英会話は、自宅のパソコンやスマホなどを使ってレッスンを受けることができるので、他の習い事で忙しい場合でもスキマ時間を使って英語を勉強することができます。

オンライン英会話メリットは、移動時間がないため時間を有効活用できること、そして3000円代からレッスンを受けれることです。また、月々定額制で、子どもだけではなく、大人もレッスンをうけることができるオンライン英会話もあります。
ほとんどのオンライン英会話が無料体験を設けていることから気軽に体験してみることができます。
デメリットは、英会話スクールと比べるとコミュニケーションが弱いこと、講師によって日本語のレベルがまちまちであることです。

ゲーム感覚で勉強できる!「タブレット学習」

子どもの勉強環境もIT化が進んでいます。紙のワークではなく、専用のタブレットやiPadを使用して自宅で学習をする「タブレット学習」が普及しつつあります。
タブレット学習の利点は、紙のワークなどの比べると学習に動きがあり子どもの興味を引きやすいこと、授業内容のアップデートなどができることにあります。
また、自動採点の機能がついていることから、ママが学習の丸つけをする必要がありません。

タブレット学習のメリットは、算数や国語などの勉強と同時に英語にも気軽に触れ合い、勉強ができることです。
デメリットは、タブレットから流れてくる発音を聴く勉強法になるため、コミュニケーションではなく一方通行の勉強となる点です。
タブレット学習という特性上、関係のないサイトなどにアクセスできる場合があり、子どもに使用させる場合にはセキュリティに気をつける必要があります。また、タブレットの購入費用が別途必要です。

  • スマイルゼミ
    学習が進むほど、アプリや漫画が読めるシステムが採用されています。専用タブレットの購入が必要です。
  • 学研ゼミ「ワンダードリル」 500円/月(サービス終了2019年3月)
    はじめやすい価格、続けやすいゲーム感覚の出題。幼児から小学生の英語の先取り学習ができます。この価格で英語を含む5教科を網羅。
  • チャレンジタッチ(進研ゼミ)
    紙テキストとタブレット授業を組み合わせて学習できるハイブリッドスタイルで学習できます。タブレット授業にはiPadが必要です。
  • スタディサプリ
    タブレットだけでなくパソコンでも学習をすることができます。また、追加料金なしで学年や学期を超えて学習ができます。

お金をかけずに英語学習 NHKやラジオを利用

できるだけお金をかけずに英語を学習するには、NHKやラジオを活用する方法もあります。Eテレでは、「プレキソ英語」という小学生向けの10分番組が週に1回放映されており、寿司のキャラクターたちが英語で会話しながら、自分の名前を言ったり、持ち物についてはなしたりしながらストーリーが進み、歌や早口言葉を楽しむコーナーも設けられています。
キャラクターが特徴的で見ているだけでも面白いですが、テキストがほしい場合は本屋さんで購入することもできます。
ラジオでも英語の番組が放送されており、「基礎英語1」は中学校1年生レベルの単語から文法が学習できます。

NHKやラジオでの学習メリットは、学習費用がかからないことです。テレビであれば「勉強する」という心構えではなく、気軽に英語へ触れ合うことができます。
デメリットは、英語への興味をもつきっかけである、ということです。テレビを見る、ラジオを聴くという一方通行の学習であるため、繰り返したり、自分の言葉で表現するには、もう1歩踏み込んだ勉強が必要になるかもしれません。

「勉強はタブレットで」が当たり前の時代に?学校教育が大きく変わる「2020年改革」とは

ICT家庭学習2020プロジェクトがスタートしました。
https://tomoe.life/10226

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中村 万智子
中村 万智子
大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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