働き方図鑑

笑顔フェスタ×わたしストーリ~育休、復帰しか考えていなかった私がバルーンアーティストに~

『笑顔で働く』あなたにとってそれはどんな働き方でしょうか?

出産前の仕事に戻り、キャリアアップして収入もあげていきたい。子どもを預けず、今の生活ペースを守りながら家事育児以外の社会とのつながりを持ちたい。好きなことで誰かの役に立てたら嬉しい。子育て経験を活かして困っている人をサポートしたい。地域の輪を広げていく活動をしたい。自分の夢を叶えたい。

働き方や選択肢は人それぞれ。誰にでも当てはまる正解なんてありません。

それでも『笑顔で働く』を叶えようとしている女性たちの姿のなかに共感できること、気づかなかった想い、一歩踏み出すヒントを見つけられるかもしれません。

『笑顔で働きたいママのフェスタ』をターニングポイントとして生き方、働き方を見つめ直したPowerWomenのリアルストーリーをシリーズでご紹介するのが【笑顔フェスタ×わたしストーリー】

「働く」「社会と関わる」ことは「生きていく」と直結すること。
目の前の子育てや家のことはとても大切。それでも忙しい子育て期だからこそ、ちょっとだけ時間をつくって、ママにひとりの女性として「これからどう生きていきたいか」そう自分に問いかけてみませんか?

育休、復帰しか考えていなかった自分がバルーンアーティストに

TSUNAGU Planning Factory
小林 由希子さん
バルーンを使ったギフト販売やイベント装飾、キッズパーティー装飾、企業様へのコンテンツ紹介、企画提案などを行う。
プライベートでは2児のママ。

笑顔で働きたいママのフェスタを知ったきっかけは?

「友人が出展していたので応援に行ったのが【笑顔で働きたいママのフェスタ】の存在を知ったきっかけです。
当時育休をとって復帰することしか考えていなかったのですが、自分のもっているスキルを生かしてママであることを大切にしながら起業する世界があるということを初めて知り、来年は出展者として参加したいと考えるようになりました。
バルーンアートは出産前に趣味の延長で習っていたことがありました。その当時はバルーンウエディングが流行っていたこともあり少しブライダルやイベントのお手伝いをしていたこともありましたが、その後は活かす機会がなかなかありませんでした。子どもが生まれてから、風船がすごく喜ばれることがわかり、最初は子供と遊びながらできる技術ということで楽しんでいました。ある日、自分が子供の誕生日パーティーを企画して風船で飾り付けをしたところ、子どもはもちろん、お母さんたちにもとても喜んでいただき、こういうパーティーいいよね、と言われた時に、意外とバルーンアレンジメントが知られていないことに気づき、誕生日パーティーやキッズイベントで自分が持っているバルーンの技術が使えるのではないかと思いつきました。

その後、いろいろ自分なりに調べていく中で、たくさんの先輩起業家さんとの出会いがあり、さいたま会場の笑顔フェスタのステージ出展にお声がけいただいたのを皮切りに、青山会場でのブース出展、ステージ出演、体験ブースなどを幾つか経験させていただきました。その後、2014年、2015年と青山会場の実行委員として携わる機会をいただいたのと同時期に、千葉、さいたま会場でのフェスタに出展していた企業ブースでバルーンアート配りのお仕事もさせていただく、というちょっと変わった関わり方もするようになりました。」

▲実行委員を務めた『笑顔で働きたいママのフェスタ』でのひとこま

笑顔フェスタに参加して「変化」があったことはありますか?

「笑顔フェスタに参加するたびに一歩一歩成長し、自分に対する自信とこの仕事を続けていきたいと言う覚悟が生まれてきました。このフェスタに参加したことで、たくさんの人からお仕事を紹介していただきたくさんのチャレンジをさせてもらえたという意味では私にとって笑顔フェスタの存在意義はとても大きかったと思います。」

笑顔フェスタに出展・参加して「よかった」と思うことは?

「本当にたくさんの出会いと学びの場を与えていただきました。自分で仕事をしていくと言う選択肢の中で、たくさんの繋がりが出来たことは本当にありがたかったです。足りないところは補い合い、分からないところは教えてもらい…そんな人間関係があったからこそここまでやって来られたし、これからも頑張っていけるのだと思っています。ママ起業、プチ起業という働き方の選択肢は与えられた仕事をこなすのとは違い、常に自分で決めていかなければならないという迷いと不安がつきまといます。そこを乗り越えられる仲間であり同士と出会えたことが、子育ての上でも仕事をする上でも大切な財産になっていると思います。」

▲子どもたちの笑顔に出会えるのも仕事の醍醐味!

「また、バルーンアートやパーティーの仕事は子どもと一緒に楽しめるのも魅力の1つです。いつもというわけにはいきませんが、ゆとりのあるときは子どものアイディアや発想を一緒に楽しんだり、5歳になった娘は時にはお手伝いもしてくれます。そういった子どもの成長を見守りながら働くと言う選択肢に出会えたことも本当にフェスタのおかげだと思っています。」

▲ママのお仕事のお手伝いもしてくれるという5歳の娘さん

「働き方」について大切にしていることや今後の目標や課題はありますか?

「『バランスを大切にするということ』これが今、働き方の中で一番大切にしていることです。
大好きなバルーンのスキルを生かして子ども達に愛された記憶を作るお手伝いができる・・・私にとってはそれが仕事をする上での大きな喜びです。一方で装飾の仕事はなかなかハードですし、週末の仕事も多いので家族の協力が不可欠です。子ども達の成長を見守りながら働きたい、家族の時間も大切にしたいという思いもあり最初は育児と仕事のバランスがとれずに苦しんだこともあります。

そこで、『何のためにこの仕事をするのか?』『どうしてこの働き方を選んだのか?』という2つのことをいつも自分に問いかけるようになりました。この2つのことを軸にして、今はどちらを優先するべきときなのかを考えるようにして仕事を選択することで、バランスがとれるようになってきました。
ママ起業、プチ起業は自分で仕事をコントロール出来る良さもありますが、1人で出来ることには限りがあります。今年は屋号をバルーンギャラリーからTSUNAGU planning Factoryと変更し、装飾だけでなくいろんな方々との繋がりの中で企業様へのコンテンツ紹介、企画提案など新たなチャレンジをしていきたいと考えています。」

▲講師としても企業への出張講座も担当

バルーンアートという目に見える「装飾」というお仕事からスタートし、現在は人とのつながりのなかでバルーンに限定しないコンテンツ紹介や企画提案などを行う小林さん。それは単なるビジネスの発展、拡大ということではなく『ひとりで出来ることには限界がある』というご自身の家庭と仕事とのバランスを見つめ直すなかで答えを出した「笑顔になれる働き方」。チャレンジしたからこその悩みや迷いの中で「笑顔になれる働き方」を問いかけ続けたからこそ生まれたのが『TSUNAGU planning Factory』としての活動だということをお話を伺って感じました。

「好き」からはじまるプチ起業は、子育て期のママにとって自分を動かす強い原動力となります。
長く続けられるの?それって本当に仕事になるの?そう心配する声もありますが、趣味から仕事にしたことで生まれる覚悟や
仕事にしたからこそのメリットやデメリットを感じたり、自分自身の求めるものの変化や子どもの成長やライフステージの変化など様々な生きる環境の中でその時々のベストバランスを探し見直し、しなやかに対応していくのが「笑顔で働き続ける」ひとつのポイントなのかもしれませんね。

物理的な制約がある子育て中でも、自分らしく社会と繋がっていくこと、忙しい毎日の中でも楽しみながら前向きに、ワクワクすることを形にしているロールモデルと出会えるのが【笑顔で働きたいママのフェスタ】
ひとりでも多くのママが、元気に楽しく自分らしく生きることを目的としているイベントです。

ママが元気になれば、家族も元気になる。
そして日本全体も元気になる。

ママを笑顔にすることで誰もが自分らしく生き生きと過ごす社会づくりのきっかけを担えればと思っています。
あなたもぜひ【笑顔で働きたいママのフェスタ】に足を運んでみませんか?

2017年開催する笑顔で働きたいママのフェスタはこちら
7月30日(日)【大阪】  https://tomoe.life/11501
11月9日(木)【仙台】  http://ameblo.jp/emafes8sendai
11月15日(火) 【東京】  https://tomoe.life/11196


ともえ編集部
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