子育て・教育

子どもの「帽子」嫌いを克服!夏こそお出かけを楽しもう!

灼熱の公園、鉄板のように熱くなった滑り台では到底遊べず、夏休みに入った小学生がわんさか押し寄せる賑やかな児童館ではのんびり過ごすこともままならず、かといって室内遊びばかりでは親子とも飽きてしまう…
「明日はどこへ行こう」「ほかのママ達は暑い夏の間、子供たちとどうやって過ごしているんだろう」そんな風に考えてしまうベビー&キッズのママも少なくないのでは?

夏こそお出かけ!汗をかけない子供が増えている。

35度を超え、夜中も気温が下がらない熱帯夜。
異常なまでに暑い最近の夏では熱中症の心配もあり、外出するのは『必要最低限』にしているご家庭もあることと思います。
移動は車で、冷房の効いた児童館やショッピングモール、お友達の家などで過ごしているとなかなか汗をかく機会がありません。
実は汗をかけない子供が急増しているということをご存知でしょうか?
人は体温があがると汗をかき、その汗が蒸発する際に熱をとってくれる(気化熱)で体温が下がるという体の仕組みになっています。
汗をかけない、つまり体温を下げることができず体に熱がこもったままになってしまうのです。熱中症で運ばれる人には汗をかく機能が低下し、うまく汗をかけない、その結果体温調節ができず体に熱がこもってしまっている人が少なくないのだとか。
ムリな運動、長時間の外出をする必要はありませんが、冷房の効いた室内にいるばかりではなく、外に出て体を動かし汗をかくことは、子供の汗腺機能を発達させるためにも大切なことだと意識しておきたいものです。

熱中症対策のマストアイテム。だけど子供は帽子が苦手?

もちろん外出時には「熱中症」に気を付けないといけません。特に体温調節機能が未熟な子供は、大人よりも熱中症のリスクが
高いと言われています。「体に熱がこもること」が熱中症を起こす原因の一つであることは前述したとおりですが、体内に熱がこもらないようにするには、強い日差しから身を守り体温の上昇を防ぐことも大切な対策です。
ちょっと木陰にはいると涼しいように「帽子」で炎天下のなかでも日陰をつくってあげること、そして直射日光から頭部を守り温度の上昇を抑えることも熱中症対策に有用です。
ぴったりフィットし、風が通らない、熱が逃げる隙間もないほどジャストサイズな帽子では逆効果。
また日の光を吸収する黒っぽい色だと帽子自体が熱くなってしまうので、白っぽい色がよいとのこと。
さらに、日陰をつくってくれるような「つば」があることも暑い夏に子どもを守ってくれる帽子のポイント。
ほどよいゆるめのサイズ、風通しがよく、明るい色で日陰をつくってくれるつばがしっかりあるもの…そう、「麦わら帽子」のようなデザインが熱中症対策にぴったりの帽子なのです。昔から夏には麦わら帽子!理にかなった季節のマストアイテムなんです。

だけど…帽子が苦手な子供も多く、かぶらせては投げられ、また無理やり頭に乗せては泣かれ、、この戦いをしているうちに親も子供もかーっと熱くなってしまうこと…ありますよね。
帽子が苦手な子ども対策は苦労しているママも多いと思いますが

① とにかく褒める!
「かわいい」「かっこいい」「おにいさん(おねえさん)みたい!」帽子をかぶった姿をとにかく褒めてその気にさせる。
帽子をかぶった姿を鏡を見せてあげるのもいいかもしれませんね。

② お気に入りのキャラクターの帽子をチョイス
帽子にワッペンやバッチをつけてあげるだけでも子供のテンションはアップ!
お気に入りのキャラクターの帽子が売っていないからと諦めないで。
キャラ物を身につけさせたくないママの場合は、「帽子の内側」にワッペンをつけてあげるのもひとつの方法です。

③ ママとおそろいで帽子をかぶる

などなど、お出かけ直前ではなく日頃から色々と試してみてはいかがでしょうか。
素材がごわごわしてかぶり心地が悪い、大きすぎて視界が悪くなる、首のゴムがきつくて痛い、いちいちかぶったり取ったりするのがイヤ、子どもが帽子を嫌がる理由はそれぞれですが「かぶらなきゃダメ!」と怒るのではなく、子供が喜んで帽子をかぶってくれるような声掛けを心がけたいものです。

埼玉県の川口市、さいたま市を中心に【くるみlife】を運営するハイジこと武田葵さんも、ご自身のお子さんが帽子をなかなかかぶってくれず、色んな帽子を試してみてもだめ、うまく(ご機嫌をとって)かぶせても、数分ではぎとってしまうという悩みがあったとか。
主宰するベビーサインの教室で【帽子】のサインを伝えた際に、参加してくれたお子さんたちが帽子をちゃんとかぶる子たちばかりだったことに驚愕されたとのことです(笑)

武田さんはお教室で、これからの暑い季節、帽子好きになってもらうための秘訣を生徒さんとお話しされたとのこと。
参加したママからはこんな意見が出たそうです。
・とにかくお出かけのときは帽子をかぶるんだ、と早くから習慣付ける
・ママがかぶって「おそろいだよ☆」「一緒だよ☆」アピールをする
・お気に入りのキャラクターものを自分で選ばせる

ちなみに「帽子」のサインはこちら。

片手で頭をポンポンと二回叩くのが「帽子」のサイン。「帽子をかぶってお出かけしたい!」というときにこのサインをするお子さんもいるのだとか。
お子さんに帽子好きになってもらう工夫のひとつとして、日常生活に「ベビーサイン」を取り入れてみるのもお薦めです。

武田葵さんのブログURLはこちら  https://ameblo.jp/happysmilebabysigns/entry-12295297979.html

もちろん帽子をかぶっていても、適度に日陰で休んだり水分補給をすることも忘れずに、夏のお出かけを楽しみましょう!

夏のお出かけに!屋内で楽しめるおすすめスポットはこちら!

原信太郎が製作・所蔵した世界一ともいわれる膨大な鉄道模型と、鉄道関係コレクションを、
一般に公開する「原鉄道博物館」。
7/12~8/31まで開催される『きかんしゃトーマススペシャルギャラリー』ではトーマスが生まれたイギリスでテレビシリーズの撮影に使われていたトーマスたちが登場!夏の装飾に彩られた世界最大級の一番ゲージジオラマ”いちばんテツモパーク(約310㎡)”をトーマスたちが一生懸命走ります。ジオラマ内でトーマスたちを見守るソドー鉄道局長のトップハム・ハット卿を探したり、元気いっぱいのトーマスたちと一緒に、暑い夏でも安心して楽しめる企画です。

JR横浜駅から徒歩5分。涼しい電車に乗って、駅から歩いて、屋内で楽しめる、暑い夏にぴったりのお出かけ先です。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
詳細はこちら http://www.hara-mrm.com/event/event1706_01.html


ともえ編集部
ともえ編集部