働き方図鑑

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

「仕事は娘が幼稚園に行っている10-14時だけ。というか、その時間しか働けないんです。」と話してくれたのは、千葉で人気のベビーイベント教室nobi-nobi(ノビノビ)をプロデュースしている松島侑さん。

他にはないセンスの良い撮影会やワークショップ、ハイクオリティなのに参加しやすいママフレンドリーなベビーイベントはいつも満席。

たった4時間で、どうやって人気イベントを開催しているのでしょうか?

実は【働き方図鑑】への登場が2度目となる松島さん。
今回はより具体的に“働き方”について伺いました。
 

イベントプロデューサーという働き方|松島侑

選ばれる教室・サークルを開催したいと模索している方に朗報!【月に100組の親子を集めるイベントプロデューサーが大事にしている“ママ目線”】と題し、nobi-nobiイベントプロデューサー松島侑さんの話が聞けるイベントはこちら

それぞれがプロの仕事に集中できる・チーム制が特徴

ともえ編集部・千葉県初のベビーとママのイベント教室nobi-nobiは、プロの資格を持つママの活躍できる場を提供し、子育てを頑張るママも見守り保育でリフレッシュできる、単発・イベント形式のお教室。

カメラマンや託児スタッフなど、コアメンバー5名で運営しています。
はじめからチーム制だったのでしょうか?

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

nobi-nobi講師のみなさんの紹介はこちら(前列中央が松島さん)

松島さん
「nobi-nobiを立ち上げる前は、個人でベビーマッサージやベビーヨガの教室を開いていました。

参加できるベビーの年齢層をもっと広げたい、私が提供できることだけじゃなくてママにもっと楽しんでもらいたいと思うようになり、ベビーヨガレッスンのあとにベビーアート撮影会を同時開催したりして『ベビーイベント』と名前を変えました。

講師の仕事は教室当日だけではなく、予約管理や次のイベントの告知など、とにかく多岐に渡ります。

仕事が楽しい一方で、0歳の息子を抱えながら教室を運営していたので、すべきことが増えていく中で『これ以上ムリできない…』と自然と思うようになりました。

そんなとき、講師と企画・運営を分けてチームでイベントをしたらどうだろう?と考えつきました。

信頼できる方に講座はお任せして、私は講師を辞めてプロデュース業に徹することに決めました。」

ともえ編集部:チーム制にしてよかったことはありますか?

松島さん
「自分の支えにもなるし、何よりもお客様に信頼してもらえる体制にすることできたと思っています。

nobi-nobiの活動をしながら第二子を授かることもできましたが、チームの支えは大きかったですね。

7年前は資格を取っておうち教室を開く、いわゆる"ママ起業"のブームが始まった頃。

個人で起業する人が多かった中でチーム制をひらめいたこと、それに賛同してくれる先生がいてくれたことはラッキーだったと思います(笑)。」

裏方が好き。「講師」「先生」にこだわりはない。

ともえ編集部:「先生」としてベビーやママに関わる立場から、裏方に徹することに寂しさや後悔はなかったのでしょうか?講師になるには資格も取ったでしょうし…

松島さん
「いえいえ、講師をやるよりも企画・運営のほうが向いているし、好きということを認識しましたね(笑)。

講師と裏方の企画・運営、役割分担をしたことで、短い時間で集中してすべきことがクリアになりました。

講師の先生は集客の不安が無いので、良い講座をお客様に提供することに専念できますし、私も講座は先生に任せて告知や集客、予約の管理に集中します。

託児スタッフもボランティアや手が空いた人が担当するのではなく、託児に専念するという分担をしています。

nobi-nobiのすべてのイベントは私が集客を担っています。10-14時はプロとしてのスイッチを入れ、子どもが帰ってきたらママに戻る…というワークスタイルです。」

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

▲こども想いのくつえらび勉強会も開催。イベントも基本的に10-14時内の開催。

満席続き…7年も人気を保ってきた秘訣は?

ともえ編集部:お客様の入れ替わりが激しく流行りも早いベビー教室を7年も続けてこられた秘訣は何でしょうか?

松島さん
「本当に、なぜでしょうね…(笑)。でも有難いことに今でも講座は満席になることが多いですし、リピーターさんもたくさん来てくださいます。

バスや高速を使って遠くからもたくさんのお客様が足を運んでくれることも…。

nobi-nobiのイベントは、私自身が「わが子にしてあげたい」と思っていることをそのまま反映しています。
内容はもちろん、価格や場所にも“ママ目線”を忘れずに企画しています。

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

『次も参加できるリアリティ』は大切にしていることのひとつです。

例えば価格でいうと、子育て中のママが自由に使えるお金の中で、高すぎると何度も参加することができなくなってしまうし、下げ過ぎるとクオリティにも響いてしまいます。

単発のイベント形式ですが、成長記録として継続して参加してもらいたいという想いがあるので、次も参加できる価格、その設定にはものすごく悩みます。

またママに心置きなく参加してもらうには、パパから「楽しんでおいで」と後押ししてもらえることも大事だと思っています。

「こんな風に撮ってもらったよ」と、ママからパパに見せられる写真のクオリティだったり、HPに申込フォームを設置して、きちんと情報をいただき、こちらからもきちんと丁寧なご案内をするように心がけています。」

7年続けてきて「変えたこと」、「変えていないこと」は?

ともえ編集部:7年も続けているとライフステージが変化したり、価値観が変わったりして、同じ状態で関わり続けることができなくなる、そんなこともあるのではないでしょうか?

松島さん
「そうですね、中には保育士として再就職したスタッフもいますが、それでもnobi-nobiが好き!とできる範囲で関わり続けてくれることが何よりも嬉しいです。

イベントの内容は時代に合わせて変えてきました。今はやっぱり撮影会が人気ですね。

自宅ではできないけど、フォトスタジオに申し込むほどでもない…ママがやってみたい、と願っていることを実現できるような内容を常に考えています。

ワークショップのアイテムも海外から取り寄せたり、季節ものについては常に少し先のことを考えて情報収集しています。

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

イベントの内容は変化してきましたが『ベビーが笑顔だとママは幸せ。ママが笑顔だとベビーはもっと幸せ』という軸はずっと変わっていません。

ベビー向けの企画を考えるとき、赤ちゃん目線に寄りがちになってしまうことってあるのですが、私たちはママが幸せ、楽しい、うちの子が一番カワイイと思えるきっかけを作っていきたいと企画・運営しています。

とにかくママに喜んでもらいたい、それがすべての根底にあります。

女性に喜んでもらうことが好き、女の人が大事にしているものを最高にかわいくしてハッピーになってもらう、それは結婚前にウエディングスタイリストの仕事をしていたときから変わってないことですね。

7年の間には、良いことも考えさせられることもあり、価値観がぶれた時期があるのも事実です。

でも続けてきて思うことは、大事にしている思い、軸を変えてはいけないということ。

ママを笑顔にしたいと思ってやってきたし、ママの満足度でnobi-nobiを選んでいただいていることも変わっていないことだと思っています。」

今後の目標は?

ともえ編集部:起業当初0歳だった息子さんは小学生になり、手がかかることも減りました。下の子も3年後には小学生。
これからもっとnobi-nobiを広げたい、千葉以外にも展開したいなど、目標はありますか?

松島さん
「大きな夢がないと言ったら語弊がありますが”悔いなくママをしながらイベントプロデュースを両立していくこと” でしょうか。

nobi-nobiを始めた時からママという立場を考えたとき、”ママになれたからこそ今の働き方が見つかった”こと。

そして、家族の進学や転勤など節目節目でママは唯一、”働き方を変えていくことができる立場” だと感じました。

私自身もスタッフにも『ママとして、家族が一番の優先順位で働いてね』と常々話してきました。

家族がいるからこの仕事を始め、続け、より良く向上してこれたので、子供が小さい今はこの現状を無理せず維持していくことが一番大切だと思っています。

“ママも、イベントプロデュースも悔いなく両立したい”。
そんな、わがままだけど子育ての手が離れるまでの今だからこその唯一の願いと希望なのかもしれません。」

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方
nobi-nobiイベンプロデューサー 松島 侑さん

会社員時代はブライダル業界で花嫁さんの一生に一度の大切な日を演出してきました。自身がママになってからは、イベントを通じてベビーとママを笑顔にしたり、可愛い我が子を記念に残せるよう、ベビーとママの今しかない特別な時間を残す「ベビーとママの教室nobi-nobi(ノビノビ)」を運営。一貫した地域密着型・ママ目線の教室運営がママ達に支持されている。

月に100組の親子を集めるイベントプロデューサーが大事にしている“ママ目線”について、話が聞けるイベントがこちら!

短時間で楽しく働く!仕事で成果を出したい子育てママのイベント・PowerWomenFes!2020』開催『PowerWomenFes!2020』

【12/12大手町】短時間で楽しく働く!仕事で成果を出したい子育てママのイベント・PowerWomenFes!2020


PowerWomenFes!は、ママの想いをカタチにする全国のポジティブなママのコミュニティPowerWomenプロジェクトが主催。
参加費は無料。

ポジティブな生き方を実践するリーダーたちが、愛を込めてその生き方を紹介するトークステージは、聞いた人の人生を変えるかもしれません。

PowerWomenFes!はこんな方に参加してもらいたいイベント

  • 起業やフリーランスなど、一歩踏み出した!
  • 一歩踏み出したけど、続けるべきか悩んでいる…努力に見合った収入を得たい。
  • わたしらしい働き方に興味がある!
  • 興味はあるけど、実際どんな働き方があるのか分からない…。
  • 家でできる仕事って実際どうなの?勤める以外の選択肢が思い浮かばない…
  • 資格を取ったり新しいことを学んだり、何か始めたいと思っている。
  • 産休・育休中。これからの働き方を見つめ直したい!

13:20~ 月に100組の親子を集めるイベントプロデューサーが大事にしている“ママ目線”

“ベビーが笑顔だとママは幸せ

ママが笑顔だとベビーはもっと幸せ”をコンセプトに開催するnobi-nobiオリジナルイベントは毎月100組が参加。

イベント企画で大切にしているママの心をぐっと動かす秘訣や他にはない存在になるまでの考え方をお伝えします。

Nobi-nobiイベンプロデューサー 松島 侑さん(https://baby-nicca25.jimdo.com/

すべてのパパ・ママに届けたい!『くつえらび勉強会』の活動紹介も必聴

こども想いのくつえらびアンバサダープロジェクト発足時から活動している松島さんから、くつえらび勉強会についても紹介します。

10-14時はママからプロに!月100組の親子を笑顔にするイベントプロデューサーという働き方

11:20~【見本開催】こども想いのくつえらび勉強会

外反母趾の中学生、まっすぐに立てない小学生。

現代の子どもたちの足の発育に危機感を持ったママたちが中心となり、2016年夏に5か年計画「くつえらびアンバサダープロジェクト」がスタートし、子ども靴メーカー(イフミー:丸紅フットウェア)の協力を得て、ママたちに「正しい靴選び」を伝える無料の勉強会が全国で実現しています。

くつえらびアンバサダーに興味がある方はもちろん、すべてのママパパに知って欲しい大切な内容を詰め込んだテキストも配布しますので、ぜひご参加を!

▶︎PowerWomenFes!2020  来場予約はこちら

▶︎毎月150組以上のベビーとママが参加するnobi-nobi
プロの講師イベントが毎月楽しめる千葉県初のベビママイベント教室はこちら


渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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