レポート

【レポ・オンライン講座】ママが疲れた時こそハグを!親子で幸せtouchケア開催レポ

「新型コロナウイルス感染拡大防止の外出自粛が長引き、子どもにイライラする自分にダメ出ししたり、周りと比較して自己嫌悪になったりして苦しんでいるママ…
自粛のストレスの中で、身体も心もギリギリのママがきっとたくさんいます。
お子さんに触れる大切さを頭で理解するだけではなく、心から抱きしめたいっていう気持ちが湧いてくれたら嬉しいです。」

そんな想いから【ともえ親子ひろば・オンライン】にタッチケア講座を無償提供してくれたのは、
北海道砂川市在住のフリーランス保健師の橋口愛さん。

コロナで育児の自信を失っているママに元気を届けてくれました。

【ともえ親子ひろば・オンライン】は新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため「ステイホーム」している「赤ちゃんや小さなお子様とママ」にオンラインで楽しい時間をお届けしています。「ママを笑顔にしたい!」という想いを持った全国の講師業ママが無償で実施し、PowerWomenプロジェクトが運営をお手伝いしています。

講師紹介

保健師「love mom」

橋口 愛 さん

北海道札幌市・空知地方で、親子向けのイベント・講演会等の企画やサークル運営、ベビーマッサージレッスン、くつえらび勉強会等を開催。
元行政で乳幼児健診や育児相談など、母子保健に携わってきた経験を経て、現在はフリーランスとして、民間だからできる子育てを応援する活動をしている。
HP:https://watashiiro.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/ai.lovemom/

イライラしてしまうのは自分だけ?そんなことありません!

橋口さん:
「外に行きたがる子どもたちとずっと家で過ごすって、すごく大変なこと。
子育て支援センターで遊んだり育児の相談をしたり、グチを言い合える友達に会ったりすることができない中で
『こんなふうにイライラしてしまうのは私だけ?』『子どもも辛いのにまた怒ってしまった…』
と自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。

今に限らず、育児に行き詰る中で他のママと比べてしまうことってあるもの。
例えば乳幼児健診に行き同月齢のお子さんとママが集まる中で、
ほかのお母さんが"良いお母さん"に見えたことってありませんか?
怒ったり大きな声を出したりせず、みんな穏やかで優しい顔をしてる中で
『うまくいかないのは私だけ?』と感じてしまったことはありませんか?

保健師として保健センターでお母さんたちから色々な相談を受けていたのですが、
実は…みんな同じこと思っているんですよ。

自粛中の今もきっと同じ。イライラしてしまう私ってダメだなぁ…と思わないでください。
ママもお子さんも、みんな十分頑張っています。」


▲「かわいいね~」「何か月ですか?」と参加者おひとりおひとりに話しかけてくれたはしぐちさん。手を振ってキッズたちにも声をかけてくれました、(なのでお写真がブレてしまっています…すみません!)

Touchで子どもからパワーを分けてもらえる

「保育士さんや保健師さんなど、資格を持っているから子育ても上手くいくと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことありません。
資格を持っているからこそ、頭ではできると思っていても現実は上手くいかず、勉強しているからこそ辛くなるなることも多いんです。

こんなに子育てを勉強してきた私でも、下の子が生まれ育児にいっぱいいっぱいの時期に長女を叩いてしまったことがあります。
子ども相手になぜここまで怒ってしまったんだろう…と悲しくて辛くて、自己嫌悪に陥りました。

それから数年後『ママあの時怖かったよね~鬼婆みたいだったね~』と7歳になった長女にマッサージをしながら、そのときの話をしていたら娘がこう言ったんです。
『ママ、仕方ないよ。あの時ママすごく大変だったもん。』って。

こんなダメなママなのに、子どもは受け入れてくれている。
子どもを守っているようでいて、実は子どもの大きな愛で包まれていることを実感しました。

子どもは世界一ママが大好きなので、与えようとするだけでなく、子どもからの愛情を受けとっていきましょう。
疲れたな、しんどいなと感じたら、子どもからパワーをもらってください。
その方法として今日は触れ合いtouchをお伝えします。」

細かい手順は気にしない。笑顔で触れ合おう!

「カラダの痛みやコリを解消する大人のマッサージと違って、子どものマッサージの目的は触れ合うこと。
ツボを押したり圧をかける必要はないし、手順よりも大切なことがあります。
ママが幸せ~と感じながら楽しそうに自分に触れてくれていることが、子どもは嬉しいんです。
自分の存在を大好きなママに認めてもらうこと、それが親子のマッサージなんです。」

「3才くらいになると『今日はイヤ!』と拒まれることもあるかもしれません。
でも大丈夫。
久しぶりのマッサージだったり、誰かが見ていたりすると、恥ずかしさから拒否してしまったり、時には嬉しすぎて『イヤ!』となってしまうお子さんだっています(笑)

スキンシップを取ることで、オキシトシン、いわゆる幸せホルモンが出やすくなると言われています。
不安や恐怖心をやわらげ、ストレス軽減や免疫力アップにも期待できる…まさに今の時期にピッタリ。

ベビー期だけではなく、ぜひ大きくなっても触れ合ってほしいです。
我が家も三人の娘たちは行ってらっしゃいや寝る前のハグが大好き。
抱っこの順番を競い合ってくれるほどです。

成長すればしたで幼稚園や小学校など、親と離れてひとりで頑張っている中で、
思い通りにいかないことやイヤな想いをしてくることがあるものです。
そんな中、ママに抱っこしてもらったり触れてもらうことで、
ママが受け止めてくれる安心感を経験し、また頑張ろう!と思ってくれているようです。」

優しい歌に合わせてマッサージ


▲あんよちゃん、ぽんぽん、おてて、おつむ、おみみ、ほっぺちゃん、せなか、おしりちゃんとオリジナルの歌に乗せてマッサージタイムを楽しみました。先生のお子さんは英語バージョンがお気に入りとのこと。優しい歌声に、ママたちも癒されました。

親子で幸せtouch講座に参加したママの感想

「子どもは生後4か月。これからあちこちお出かけしようと思っていた矢先に外出自粛になってしまった。初めての育児で不安がいっぱいななか、このようにオンラインで参加できる場があって、本当にありがたい。マッサージの方法だけじゃなくて、なぜ触れ合うことが良いのかという根本も知ることができたので良かった。」

「ベビーだけじゃなくて大きくなってもマッサージして良いんだと知れてよかった。小さい頃からぎゅーっとハグし続けていれば、大きくなっても抵抗なく受け入れてくれるのかな?行ってきますのハグをわが家も習慣にしたい。」

オンライン講座を開催してみて~講師からのメッセージ

ご参加の皆さん、お子さんに触れ合っている時の表情がとてもいい表情をされていて、オキシトシンがたっぷり出ていた様子でした♡
私も大好きなTouchについて、存分に伝えられる時間をいただけて、たくさんの赤ちゃん、キッズのめんこい表情に癒されて、楽しすぎるひとときでした。

終了後、直接ご連絡くださった方がいて、

『日々のルーティーンにマッサージや手遊びを加えたい。このような状況が悪いことばかりではなく、たっぷり触れ合う時間があることに気づき、前向きな気持ちになれた』
とメッセージをいただき、本当に嬉しかったです。
ファンになったとメッセージくださった方も…。
ちょっと恥ずかしいけどそれだけ想いが伝わったと思うと私も嬉しいです。

オンラインで想いや手技が伝えられるのか、そう思いオンライン開催を躊躇していましたが、想いは届きますね。
道具もお金もかからず幸せになれちゃうスキンシップ。
欧米か!と言われるくらい、みなさんも親子でハグしてくださいね。


▲6/4にはキッズのココロタッチ講座をオンライン開催。愛さんの優しさに癒されたいママはこちらをチェックしてくださいね。
https://watashiiro.jp/kidstouch/

子育て情報サイト「ともえ」編集部より

触れ合うことで幸せホルモンが出ると教えてもらいましたが、より効果的なのは、短い時間で良いので、一日に何回も『ちょい抱き』してあげることだそう。
「5~10分でもお子さんと目を合わせ、集中して抱っこしたり、頬ずりしたり、頭をなでたりしてあげてください。」と教えていただきました。

“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”とも呼ばれる『オキシトシン』は、触れてから5~10分程度で分泌量がピークになり、そのあと1時間程度は、触れていなくても高い状態を維持できるそう。
遊びや宿題の合間に子どもが『抱っこして~』と何度もママのところに寄ってくことがありますが、子どもはママのところへ幸せホルモンを補充しに来ているのですね!
このように理由が分かると、家事や仕事を中断させられるイラっと感も減りそうです(笑)。

「見つめ合い、声をかけ、抱っこしてあげる。そしてまた1時間くらいしたらちょい抱きをするという方法を、ぜひ実践していただけたらと思います。」

かわいいなぁと抱きしめてあげると、実はハッピーになれるのはママも同じですからね。
画面越しでしたが、参加者一同たっぷりの愛を受け取り、元気になることができました。
橋口さん、ありがとうございました!

ともえ親子ひろば・オンライン 今後の開催予定


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渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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