子育て・教育

【新小学1&3年生向け】小学校の先生に聞いた!休校中の家庭学習の進め方

休校中の子どもの勉強、どうしていますか?
ドリルやプリントなど学年の総復習を消化していた3月と違い、4月からは新学年となり
「まだ習っていないのに、どうやって進めればいいの?」と困惑している親子も多いはず。

なかでも、小学校に入学したばかりの新1年生、教科が増える新3年生は心配も大きいもの。
私自身、新1年生の子を持つ母親として不安がいっぱい…。

そこで友人である現役の小学校教諭に『休校中の家庭学習の進め方』について質問しました。

コロナも怖いけど、休校明けのわが子が授業についていけるかの不安も大きい…
というママやパパに、少しでも参考になれば幸いです。

※現役の小学校教諭(公務員)のため、本名は出さず【K先生】とさせていただきます。休校中に出されている課題は学校間でばらつきが大きいのが現状です。ここでは学校からの課題が少なく、家庭学習の進め方やすべき内容について悩みがある方向けに、学校の教科書・教材を使って家でできるシンプルな学習法についてアドバイスをいただきました。

新1年生、学校からの課題が簡単すぎてつまらない

「学校から課題は出されたけど、線つなぎ、色塗りなど簡単にできるものばかり。
本人もやる気が起きないというか、もっと先のことをやりたがっている様子。
いざ学校が始まったときに学校の授業に新鮮さが無くなるのでは?
ちゃんと集中して受けられる?と心配になってしまいます。」(新1年生のママ)

【K先生より】
「どんどん進めて大丈夫です。
休校明けはかなり早いスピードで授業を進めざるを得ないと予想されます。
予習した内容の答え合わせをしていると思って授業に臨みましょう。
新1年生に限らず、全学年に共通して言えることですね。

他にも、1年生向けのドリルを買ったり、
小学生の無料学習プリントを提供しているwebサイトから印刷したりして、
1日国語1時間&算数1時間を目安にやっていきましょう。」

新1年生におススメの家庭学習

  • ノートに書く(ひらがな・カタカナ・数字・たし算・引き算)
  • 計算カードが配られているはずなので、読み上げてみる。ノートに書き写す。
  • 教科書を音読してみる。

「家族で『しりとり』をしたり、それをノートに書いてみたりする言葉遊びもぜひやってみてください。
計算カードを読み上げて答えてもらうなど、上に兄弟がいる場合はお兄ちゃんお姉ちゃんに協力してもらうのもいいですね。」(K先生)

教科が増える新3年生、家で何をさせればいい?

【K先生より】
「新3年生は、自宅学習を進めるのがすごく難しいんです。
なぜなら2年生と比べて、教科が増えるのに、まだ教わっていないから。
おススメは国語辞典を買うこと。
学校が始まれば授業で使うタイミングで購入を促されたり先生おススメの出版社もあるかもしれませんが、家庭用に1冊用意しておくのも良いかと思います。

辞書の引き方を教えてあげて、国語はもちろん、新しく始まる理科や社会の教科書を読みながら、意味調べをして付箋をはったり、ノートに意味をまとめたりするのもおススメです。

これは他の学年でも共通ですが、教科書を読み進めて(特に高学年なら国語と社会は読みごたえがあります)
意味の分からない言葉があったら辞書を引き、ノートにまとめる、が家庭学習のおススメ。
『意味調べノート』を作ってあげるとやる気もアップするでしょう。」

そのほか新3年生におススメの家庭学習

  • 理科と社会→ 教科書をよく読みましょう。音読してみましょう。
  • 算数→ たし算と引き算の筆算、難しい問題をやってみましょう。2年生の学習内容でいけるはずです。
    かけ算は完璧ですか?かけ算が完璧ならば、わり算の予習をしても良いかもしれません。

教科書を読むのがキライ…道徳の教科書ばかり眺めている

「教科書を読みなさいと伝えても、理科や社会には手を出さず…道徳のお話ばかり読んでいます。これも勉強に入りますか?」

【K先生より】
「道徳も立派な教科です。
それぞれのお話で考えてほしいことが、お話の終わりのページにあるので、その問いへの自分の考えを自主勉強ノートに書きましょう。」

休校中の家庭学習、どうしよう…

早々にオンライン授業に踏み切った私立学校や、渋谷区や港区のようにICTを活用して学習支援に取り組んでいる地域もあります。

横浜市では、市立全小中学校と特別支援学校の全児童生徒二十六万三千人に、一人一台のタブレット型端末を配布し、自宅学習の環境整備を進めているそうです。

ただ、オンライン化が整っている学校のほうが少なく、中には学校からの課題が少なすぎてすぐ終わってしまった、やることがない、と不安が募っているママの声も聞こえます。

書店やAmazonでは学習ドリルが売り切れ続出となり、タブレット型の通信教材各社にも入会が殺到し、手元に届くまで1か月待ちという状況になっているようです。
ここでは、学校の教科書を使って家でできるシンプルな学習法について、新小学1&3年生を中心に紹介しました。

勝手に進めることに不安があったわが家ですが「授業は答え合わせ」という考え方を教えてもらい、なるほど!と納得しました。
多くの地域で5月末までの休校延長が決まり、学習の遅れを心配しているご家庭に参考になれば幸いです。

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渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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