子供に「ママ、仕事やめてほしい」と言われてしまったら?
「ママ!仕事を辞めて!!」
先日、お迎えの時間がいつもより遅くなった私に、子どもが泣きながら言ってきました。
正直、かなりこたえました。
そこから「子どもに無理をさせてまで働く価値はあるのか」と悶々としていた時に読んだ1冊の本の紹介です。
仕事と育児に追われ、ココロが少し疲れてしまったママに、特におすすめしたい本です。
入れ過ぎていた肩のチカラが少し軽くなり、明日からの仕事と育児に前向きに考えていけるようになります。
著者の毛利優子さん自身も、3児の母をしながら働いている方なので説得力があります。
我が家で取り入れた例を、本と照らし合わせて紹介します。
子供に「仕事やめて」と言われた時の対処法
『これで解決・働くママが必ず悩む36のこと』の著者である毛利優子さんは、その本の中でこう書いています。
ここで大切なことは、こどもがそのように言った理由を一緒に考えてあげることです。
- ママにもっとかまってほしい
- 保育園で仲よしのお友達のお迎えが早くて、そのあとの時間が寂しい
- お友達と喧嘩してしまった
もちろん、ママともっと一緒にいたいという気持ちもあるでしょうが、それ以外の理由が原因になっているかもしれません。
子どもが「仕事を辞めて」とアピールしてきたら、「どうして辞めてほしいの?」とゆっくり話を聞いて、こどもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
子どもへの愛情をしっかり伝えた上で、なぜ働くのかをやさしく説明すれば、子どももママの気持ちを理解してくれるはずです。
「どうして仕事を辞めてほしいのか」という理由を知ることが大切です。
私も、早速実行してみました。
ゆっくり話が聞けるよう、普段から園の様子を聞く時間の入浴中に「どうして仕事を辞めてほしいのか」を子どもに聞いてみました。
子どもが言ったのは、「いつもと同じ時間に帰らないと、仲よしのお友達が先に帰ってしまいさびしいから」ということ。
だから、いつもと同じ時間に迎えに来てほしい、と。
そして毛利さんの著書に書いてあったのと同じように「○○ちゃん(子どもの名前)のことが大好きだよ。ママは今度○○ちゃんと一緒に△△に遊びに行きたいんだ。だからもう少しお仕事頑張らせてね!」と、伝えました。
3歳の娘には難しい話だったとは思いますが、「今度△△に遊びに行くからママは仕事を頑張る」ということまでは理解したようで、それからは「仕事やめて」とは言わなくなりました。
子どもと向き合って話を聞く時間をとってあげましょう
もちろん、解決方法はこのひとつだけではなく、中には勤務形態を変更すべき事態もあるかもしれません。
でもとにかく必要なことは「どうして仕事を辞めてほしいのか」という理由を知ること、その話をする時間を作ることです。
入浴中、寝る前のお布団の中、園からのお迎えの車の中、夕食時のおしゃべり……。
子どもたちと落ち着いた話が出来るときに、ゆっくり目を見て子どもと向き合って話を聞いてみてください。
我が家のほんの一例ではありますが、いつもなら「仕事やめてなんて言われても困る!」としか思いつかない私が、一歩踏み込んで前向きに解決できたのはこの1冊のおかげです。
子どもがみな違うように、答えはひとつではありませんが、答えに近づくヒントがたくさん載っています。
日々の慌ただしさに追われがちですが、寝る前に少しずつ読んでみてください。
- 鴨南蛮
- 2010年産まれ男児と2012年産まれ女児の二児の母。パン作りが趣味。 休みの日に家族でお出掛けするのが生き甲斐!季節ごとの果物狩り巡りが1番好きです!