『足育』って歩けるようになってからするもの?
足のマッサージや特別なトレーニング?
そんなイメージを持っているパパやママに知って欲しい、あんよの前からおうちの中でできる簡単な『足育あそび』。
8月初旬に豊洲で開催したミニイベント【よちよち歩きさんの足育タイム】では、理学療法士さんもわが子と遊んだ “足を育むおうちでの遊び方”を実際に体験してもらいました。
「『足育』は発達に関わること…と難しく考える方もいるかもしれません。でも、家庭で楽しむ『足育あそび』はとっても簡単!ぜひおうち遊びに取り入れてみてくださいね!」(写真中央:理学療法士/くつえらびマイスター 平岡真由美さん)
おうち時間に子どもと何しよう…?と遊びのヒントを探しているママやパパにもおススメの『足育あそび』。
開催レポートでは、イベントでも実施した感覚あそびの一部を紹介します。
あんよの前からできる!足裏の感覚あそび
砂場あそびが嫌い、足裏に砂がつくだけでも嫌がる子どもが増えているそうで、感覚が過敏になっていることが原因のひとつと言われています。
足裏は地面のデコボコや傾きなどの情報を脳に伝える大切なセンサー。
ですが、冷房の効いた室内で夏でも靴下を履いたまま、舗装された平らな道路の上を歩くだけ、など現代では足裏のセンサーを育む機会が失われています。
「足育あそびマット(写真)ではチクチクしたりザラザラしたり、足裏で様々な刺激や感覚を経験できます。普段は踏んでしまったら危ない、足で踏むのはお行儀悪いというものも、敢えて足で感じ取ってもらう遊びです。」(平岡さん)
▲ママのあたたかい手や冷たい床、ふわふわのぬいぐるみなど、足裏から様々な情報を感じ取っています…これも立派な『足育』。
▲室内を裸足で歩くだけでも立派な足育。おうちの床とは違う温度や質感、感覚を足裏で感じ取っているはず。
▲体幹トレーニングに使われるバランスディスク。乗るとチクチク&グラグラ…ディスクに乗せた左足で傾きを感じ、反対側の足はぐっと足ゆびを開いて踏ん張っています。
「足裏の感覚を育むのは屋外でなければできない、ということはありません。おうちの中だからこそ、安全な環境で様々な感覚を経験させてあげられると考えてみては?あえて足で踏んでみることで、硬さや感覚を体験することができますよ。」(平岡さん)
▲大きくなったらタオルをかけて「何を踏んでいるんだろう?」と足で考える遊びもおススメ。
「足育というと、足裏マッサージや靴選びなど『足』だけに働きかけるイメージを持っている方もいるかもしれません。今日紹介した感覚あそびは、歩く前からできる足育です。加えて『育てた足を活かせる体づくり』も大切な足育だと私は考えます。」(平岡さん)
「『うちの子、全然ハイハイしなかったんです…』と懺悔でもするように相談する方もいらっしゃいます。家の中でハイハイをする環境を作ったり遊びを取り入れたりすることも、足育あそびの一環です。」(平岡さん)
イベントでは足を活かせる体づくりとしてハイハイ(高這い)を取り入れた遊びも教えてもらいました。
「遊び方に正解はありません!でも、何をするとどんな効果があるのかをパパやママが理解していると、前向きに足育に取り組めるようになります。親が楽しんでやることでお子さんも足育あそびに興味を持ってくれますよ!」(平岡さん)
▲カラフルなフープを飛び石のように渡っていく足育あそび。「次は赤色」と目印にした色まで足を延ばしたり慎重に着地したり…自然と普段とは違う足遣いや動きが楽しめます。イベントではこのフープを使った様々な足育あそびも教えてもらいました。
くつえらびのポイント紹介&計測方法レクチャーも
今回イベントに参加してくれたのはハイハイ・つかまり立ち・よちよち歩きのお子さんとパパやママ。
「つかまり立ちをし始めたので、ファーストシューズ選びが気になる」(10カ月のお子さんのママ)
「歩き始めの頃転ぶことが多く、靴が合っていないのかな?と考えるように。靴のことも色々知りたい」(2歳3か月のお子さんのママ)と、靴への関心も高かったので、平岡さんにくつえらびのポイントや計測方法も教えていただきました。
▲「サイズ選びで悩んでいたので計測方法が分かって安心した。」「見た目のかわいさだけで合わない靴を選ぶところでした…!」などの声も。
帰り際にはぐっすり寝入ってしまったお子さんも。
初めて行く場所、初めて会う人、脳の刺激もたっぷり(笑)なのが、リアルイベントの醍醐味かもしれませんね。
ご参加ありがとうございました!
おうちでも足育あそび、続けてくださいね。
よちよち歩きさんの足育タイムin豊洲は子ども想いのくつえらびアンバサダープロジェクトbyIFME の提供で開催しました。
正しい靴選びを学んで広める!くつえらびアンバサダー養成講座【オンライン・受講受付中】
イベントで紹介した足育あそびのレクチャー会(オンライン開催)も開催予定。
参加無料・オンラインの足育タイム
おうちでのんびり足育を学びたい方はともえスクール内でオンライン開催中の【足育タイム】にもご参加くださいね。
くつえらびアンバサダープロジェクトbyIFMEとは?
現代の子どもたちは運動の機会減少など足の変形など足のトラブルが増えています。生活の中で足を育む遊びや運動の取り入れ方、正しい靴の選び方などを伝える「くつえらび勉強会」を開催しています。
イベントでプレゼントする「くつえらび勉強会」のテキストは、早稲田大学教授による監修。計測するスタッフはプロジェクトが認定する「くつえらびマイスター」または「くつえらびアンバサダー」です。
産学共同開発の子ども靴ブランドIFME(イフミー)とともに活動しています。
- ともえ編集部