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忙しくても食育!野菜・食材・日用品宅配のサービスと料金の10社比較と効果的な使い方

野菜・食材・日用品宅配のサービスと料金を徹底比較

日々の暮らしの中で、やっぱり家族や子どもの健康は大切ですよね。
健康のために安心安全な食材でバランスの取れた食事を食べさせたいという気持ちは、どんなご家庭にもあるはずです。

しかしその一方で、料理をつくるお母さん・お父さんにとっては、できることなら食事の準備は短時間で抑えたいという気持ちもあります。
スーパーのお惣菜は頼りになりますが、多くの書籍などでも言われているように安心安全な食事とは言い切れない部分もあります。

そんな理由から、こだわりのある食材宅配サービスを検討する方も多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。

しかし、たくさんある食材宅配サービスから自分に合ったものを選ぶのはなかなか難しいですね。

今回は同様の悩みから何社も食材宅配サービスを試した私が、家族の健康とお財布とママに優しい食材宅配サービスの活用法を紹介します!

食材宅配サービスのイメージと実際

通販

みなさんは食材宅配サービスにどんなイメージがあるでしょうか?
よく聞くイメージと、私が実際に利用してわかったことを、お伝えします。

1.スーパーよりも値段が高い

食材宅配サービスの価格と費用のイメージ画像

よく聞くのは、「商品価格が高い」とか、配送料や手数料がかかることから「割高になる」ということ。
その点を懸念している人が多いです。

たしかに商品によっては近所のスーパーで買うよりも高いものもあります。

でも、逆に安いものもあります。
また大手スーパーが運営するネットスーパーは、お店と同じ値段で提供されていることが多いです。

扱っている商品の質の違いもありますが、同様の商品がほぼ同じ値段で手に入るのであれば、自宅に届けてもらったほうが助かりますよね。

配送料も、小さなお子さんがいる家庭は無料になるサービスや、一定金額以上の購入で無料になるサービスもあるので、実はそんなに高くありません。

また、品質の良い商品をリーズナブルに手に入れることができる食材宅配サービスもあります。
たとえば、農薬や化学肥料の使用が少ない野菜を手に入れようとしたとき、スーパーでは探すのに一苦労する上に、それなりにいいお値段のものが多いです。

食材宅配サービスの場合、扱っている商品にこだわりを持った業者は提携農家から仕入れるなどして、比較的手頃な価格で購入することができます。

2.品質や鮮度がわからない

食材宅配サービスの野菜(パプリカ)の鮮度のイメージ画像

実際に商品を見て買うことができないので、商品が届くまでどんなものが届くのか心配になることもありますよね。

でも、ネットスーパーについては、お店に並んでいるものと同じ商品が店員さんによって選ばれて自宅へ配送されます。
宅配専門のサービスでも、商品のお試しプレゼントなどがあり、購入後も品質に問題があれば返金や交換の制度がありますので、安心できます。

また、サービスによっては商品の安全性やおいしさにとても力を入れているので、「安心安全な食材を手に入れることが第一!」という方は、スーパーで食材の産地や原材料名を念入りにチェックするよりずっと簡単に買い物ができますよ。

3.自分に合った商品があるかわからない

食材宅配サービスの野菜のイメージ画像

いくら自宅まで届けてくれるからといっても、注文したい商品がないと利用しませんよね。
特に小さなお子さんのいるご家庭は、一般的な食材だけでなく、子どもが喜ぶ商品や離乳食の助けになる商品もお買い物リストにあるはずです。

ほとんどの食材宅配サービスでは、そういったご家庭の需要をわかってくれているので、子どもが好きな食材や離乳食に利用できる食材を扱ってくれています。

カタログにレシピを載せてくれている業者もあります。
おむつなど、食材以外にも取り扱い商品があるので、小さいお子さんのいる家庭にはとても助かるサービスです。

また、仕事が遅くなってご飯を作る時間がないというママさん・パパさんには、時短食材があります。
下ごしらえが住んだ状態で自宅に届くので、あとは焼くだけ、揚げるだけという食材は、特に共働き家庭にとってありがたい商品です。

中には主菜・副菜がそろったセットを届けてくれるサービスもあり、栄養バランスやメニューを考える必要がないので、悩む時間も短縮になりますね。

4.仕事があるから商品を受け取れない

食材宅配サービスの野菜のイメージ画像

宅配サービスの業者によっては、地域ごとに配送ルートが決まっており、配達の曜日や時間帯を提示されます。
それが平日の昼間であれば、多くのお母さんたちはお仕事で不在のことも多いかと思います。

しかし、あらかじめ不在時の商品の置き場所を指定しておけば、お仕事で留守にしていてもちゃんと商品を受け取ることができます。

玄関前に置かれている家が多いようですが、我が家は勝手口に置いてもらい、帰宅後にキッチンから届いた食材を回収しやすいようにしています。
もちろん、保冷剤も入れてくれるので、冷蔵品や冷凍品も安心です。

また、ネットスーパーや一般の宅配業者によって配送される食材宅配サービスについては、日時や時間の指定ができるので、お仕事から帰る時間やお休みの日に合わせて届けてもらうことができます。

5.計画的に商品を注文できない

食材宅配サービスの野菜のイメージ画像

サービスによって形態はさまざまですが、配達日時が指定されるサービスの多くが一週間に一度の配達のため、食材の注文は計画的にする必要があります。
多くのママさんたちがここで躊躇してしまうようです。

私も宅配サービスを利用した当初は、何をどれだけ注文したらよいか全くイメージがつきませんでした。
結局、足りないものを近所のスーパーに買いに行くので、宅配サービスを利用する意味がないように感じることもありました。

しかし、全部を宅配サービスで購入しようと考える必要はありません。
たとえば、お米やお水、お子さんのおむつなど、重たいものやかさばるものだけは宅配サービスを利用するという方法もあります。

また、冷蔵庫の必需品や調味料など、必ず消費するものを定期的に注文することもおすすめです。

気に入った商品があれば定期的に届くよう登録することもできるので、うまく活用すれば「あ!(いつもあるはずの)あれがない!」ということも防げます。

さらに、お肉やお魚、調理済み食材などは冷凍品が多いので、数品購入して冷凍庫にスタンバイしていると、お仕事の帰りが遅くなってしまったときに安心です。

いずれにしても、ほとんどの食材宅配サービスが「お試し期間」を設けていますし、不要になれば解約することもできるので、数週間続けてみるとご自分に合った購入方法がわかってきますよ。

我が家に合った食材宅配サービスの選び方は?

食材宅配サービスと主婦

食材宅配サービスの利用に興味を持っていただけたでしょうか?

「興味は出てきたけれど、たくさんあるサービスからどのように選んだらよいかわからない!」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、子どもの健康に気を遣いながらも頼れる食材宅配サービスの選び方を紹介します。

選ぶポイントとしては、以下の7つです。

  1. 安全性
  2. 子ども向け商品の有無
  3. 時短食材の有無
  4. 配送形態(配送日指定の有無、直接受取の要不要)
  5. 配送料や手数料の有無
  6. 割引サービスの有無
  7. 価格

食事が子どもの健康な身体や脳を作ることを考え、今回は食育の視点から安全性や扱っている商品で比較することを第一にします。
その次に商品の配達形態や商品の価格と手数料を参考にして、最終的にご自分に合った業者を試すといいかと思います。

では、簡単に上記のポイントを表にして比較してみましょう。
以下は検索サイトで「食材宅配サービス」と入力するとよく目にする10社です。

 

安全性 子供向け商品 時短食材 配送形態 手数料 価格
生協の宅配「コープデリ」・「おうちコープ」
曜日時間指定
(自社便)
最大194円
※1
パルシステム 曜日時間指定
(自社便)
最大194円
※2
生活クラブ 曜日時間指定
(自社便)
諸費用300円
大地を守る会 希望日時
(宅配業者)
最大1080円
※3
オイシックス 希望日時
(宅配業者)
最大750円
※4
らでぃっしゅぼーや 曜日時間指定
(自社便)
最大500円
※5
ローソンフレッシュ 希望日時
(宅配業者)
5000円以上購入で無料
ヨシケイ
曜日時間指定
(自社便)
無料
イトーヨーカドーネットスーパー 希望日時
(自社便)
5000円以上購入で無料
イオンネットスーパー 希望日時
(自社便)
5000円以上購入で無料

※1  妊婦さんと未就学児のいる家庭は無料
※2  妊婦さんと1歳の子どもがいる家庭は6ヶ月無料。その後、未就学児のいる家庭は3000円以上で無料
※3  配達地域や購入金額よって異なる。16200円以上の購入で無料
※4  配達地域や購入金額によって異なる。10000円以上の購入で無料
※5 購入商品や金額によって異なる。8000円以上の購入で無料。妊婦さんと3歳未満の子どもがいる家庭は無料

実は、この10社のうち9社は私も利用したことのあるサービスで、現在も3社は使い分けながら定期的に利用しています。
そのため利用してみて気づくこともあったので、それをふまえて紹介します。

食材宅配サービスの安全性について

食材宅配サービスの安全性(セーフティ)のイメージ画像

まず、安全性については各社基準が違うので、わかりやすくざっくりとした分け方をしました。

食品添加物の使用量のほか、野菜は無農薬や減農薬、肉や魚は化学飼料や薬品の使用の有無について、各社がパンフレット等に紹介しています。
安全性については、その点をもとに分類しています。

◎は自社の独自基準を国の基準より厳しく設定しているもの、△は独自基準を設けずスーパーなどでも気軽に手に入る商品を扱っているもの。

◎としたのは、以下の4つのサービス。

未来があって小さな身体の子供のためには、できるだけ安全でおいしいものを食べさせたいですよね。
その点では、この安全性は最重要課題。

唯一、○としたパルシステムは独自の基準があるようですが、原材料名をみると一部の書籍等では使用を避けるべきといわれている添加物を使用していることがあったので、他社の方がより安心という意味で○としました。

同じ生協系列でメジャーなコープデリ・おうちコープは、自社製品以外に市販品を多く扱っていますし、ローソンフレッシュやヨシケイ、ネットスーパーでは、化学調味料など一般的に使われているものは規制されていません。

子供向け商品を扱う食材宅配サービス

食材宅配サービスと子供の写真のイメージ画像

子供向け商品の扱いについては、ほとんどの業者が離乳食やミルクを扱っていましたが、おむつなどの商品も扱っている場合について◎をつけさせてもらいました。

小さな子供がいるお母さんたちにとってかさばるおむつは自宅に届くと嬉しいですからね。
ただ離乳食の商品の種類などはそれぞれ異なりますので、試す際にカタログを見せてもらうといいかもしれません。

時短食材を取り扱う食材宅配サービス

食材宅配サービスの時短野菜

時短食材の有無については、すべての業者で味付き肉など「焼くだけ」「揚げるだけ」という食材を扱っていましたが、カット野菜とお肉と調味料がまとまった商品など献立が完成するようなセットがある場合について◎としました。

特にヨシケイは主菜副菜をそろえて夕食をそれだけで完成できるようなセットを売りにしているので、献立を考える余裕のないお母さんたちには大助かりのサービスですね。

食材宅配サービス各社の配送形態について

食材宅配サービスの配送形態のイメージ画像

配送形態や手数料は首都圏での料金表を参考にしていますので、自社便のない地域は、配送会社による配達で対応されているサービスもあります。

気になる配送業者については、ご自分のお住まいにどのように配達されるのか確認をしてみてください。
もちろん、全国的にサービスが行き届いているところもあります。

そして、配送形態によって、注文から商品が届くまでの時間が異なります。

翌週の注文用紙を配達時に担当者に渡すか、ネットで注文しておくシステムなのは、以下の4つ。

これらは配達まで少し時間がかかり、慣れるまでは計画性が必要ですが、定期的に配達されるよう登録できるものもあるので、うまく利用すれば買い忘れはありません。

ネットスーパーは地域により異なりますが、当日の午前中までに注文していれば当日夕方に届くケースが多いので、その日の夕飯のメニューを通勤電車の中で考えて注文しておくということも可能です。

宅配便で届いて自分で時間指定をできるサービスは、以下の三つ。

新鮮野菜を扱っていることもあり、注文する時間や曜日によって指定できる日が変わってくるので、「すぐほしい!」に答えてくれるわけではありませんが、自分で受け取るタイミングが選べるのが嬉しいですね。

そしてヨシケイは毎日配達されます。
その日の夕飯の食材が毎日届くので、帰ったら下ごしらえが済んでいるというわけです。
利用したい日だけ選んで注文することもできるそうです。

食材宅配サービス各社の手数料について

食材宅配サービスの手数料のイメージ画像

手数料に関しては、小さなお子さんがいる家庭は無料になるケースが多いので、気軽に試すことができるかと思います。
カタログを見たり気になる商品を買ってみたりして、やっぱり合わないとなれば解約することもできるので安心です。

また、購入金額によって無料になるケースも多いので、まとめ買いをして計画的に食材を使っていけば無駄遣いも防げますね。

食材宅配サービス各社の価格・費用について

食材宅配サービスの価格と費用のイメージ画像

そして、価格・費用について。

こちらは皆さんそれぞれ感覚が違うので、◎○△で分けるのは気が引けたのですが、お肉や野菜で言えば国産のお肉をスーパーで買ったときの値段を目安にしました。

同等の金額であれば○、いわゆる「広告の品」と同等の値段のものを扱っている場合は◎、スーパーより明らかに割高になる場合は△とさせていただきました。

ただ、△で割高になる商品も、ほとんどは質の良さが関係しています。

スーパーでは売っていないような珍しい野菜も扱っているのは、以下の3つ。

これらのサービスは、楽しんでお買い物をしたい方やお子さんにいろいろな食品を食べてもらいたいお母さんには、とても良いかと思います。

また、生活クラブのように、質の良い食材がスーパーと同程度の価格で手に入ることもあります。

お試しセットでも選べる平畑牧場の豚肉は、デパートを含む他社で購入しようとするとかなり割高になりますが、生活クラブではスーパーの国産豚肉を購入するのと同じくらいの価格で手に入るのです。

結局、食材宅配サービスはどこを選んだらいいの?

食材宅配サービスと主婦

さて、みなさんの生活スタイルに合いそうな食材宅配サービスは見つかりましたか?

食材宅配サービスの選び方は、結局のところ、「こだわりをどこにおくか?」になります。

コンセプトもそれぞれ異なりますので、各サービスのウェブサイトを見てピンときたものをまず試してみるというのもアリです。

実は、試してみて気に入った商品だけ継続して購入するというのが我が家のパターンです。
1社に絞ったほうがもちろん注文は1回で済むので楽チンなのですが、私の場合は楽しんで3社を使い分けています。

参考までに、今回紹介した10社がそれぞれどんなお母さんに合うのか私のおすすめを紹介します。

コープデリ・おうちコープ

食材だけでなく日用品や生活雑貨も頼みたい、コストを抑えて利用したい、というママに。「コープデリ」と「おうちコープ」の違いは、配送エリアの違いです。

生協の宅配「コープデリ」・「おうちコープ」

パルシステム

家族が口にするものは気を遣いたいけれど、リーズナブルに済ませたいママに。

生活クラブ

確実に安心安全なものを、悩まず(原材料や産地を確認せずに)手に入れたいママに。

大地を守る会

こだわり野菜を日時指定で手に入れたいママに。

オイシックス

珍しい野菜も試してみたい、献立セットも安心安全が良いママに。

らでぃっしゅぼーや

おいしくて安全な野菜を定期的に届けてほしいママに。

・初回8週間全商品送料無料
・初年度年会費無料
・ ベビー特典あり ※
※妊娠期間中や3歳未満のお子さまがいらっしゃる方を対象として、最大36ヶ月(156週間)配送料無料。

ローソンフレッシュ

いろいろな商品を日時指定で利用したいママに。

ヨシケイ

献立セットで夕飯の手間を省きたいママに。

イトーヨーカドーネットスーパー&イオンネットスーパー

すぐほしい!いつものがほしい!に応えてほしいママに。
※イトーヨーカドーとイオンはお住まいの地域によって利用の可否が異なるので確認してみてください

おわりに

食材宅配サービスの野菜のイメージ画像

いかがでしたか?
長くなりましたが、みなさんの参考になりましたでしょうか。

ちなみに我が家では、生活クラブでメインの食材を調達して、野菜はらでぃっしゅぼーやと実家の畑で採れたもの、時短食材や生活雑貨はコープデリで調達しています。

いろいろ試した結果、今はこれで落ち着いています。
決め手は、やっぱり生活クラブの安全性とおいしさとリーズナブルな価格です。

お肉が特においしくて、肉好きの主人に「買っておいて」と頼まれるほどです。
もちろんスーパーの「広告の品」よりは割高ですが、家族の健康を守る主婦としては、安さだけにとらわれたくないというのが正直なところです。

らでぃっしゅぼーやは、野菜や果物がおいしいので、ときどき利用させてもらっています。

コープデリは、未就学児がいると利用手数料がかからないので、気になる商品だけ購入させてもらっている状況です。

お住まいの地域によっては、今回紹介したサービスが利用できないこともありますので、まずは気になるものに問い合わせてみてください。

食材宅配サービスをうまく活用して、お子さんとゆっくり美味しくご飯を食べることができたら嬉しいですね!

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Soeko
Soeko
2人の娘を持つ働くママ。 「こころとからだの健康」をテーマに学生時代から運動指導を行い、現在はヨガのインストラクターとして活動する。大学院での研究内容が「産後ママのメンタルヘルスと運動の関係」だったことや、自身の妊娠出産を機に、産前産後のケアについても学びママや子どもたちのためのヨガクラスも担当している。私生活では、頑張りすぎない自然派生活が目標。

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