暮らし・生活

7人に1人が認知症の時代。知っておきたい介護費用の実態と業界初の「認知症保険」

近年、日本では認知症患者が増加傾向にあります。
また、それにより介護をする人にもかなり負担がかかってしまっており、今日でも苦労や悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

そんな方にぜひ知っていただきたいのが、今回ご紹介する認知症保険についてです。

現在の日本における認知症患者の現状とは?

高齢者イメージ

厚生労働省の調査の結果によると、団塊の世代と呼ばれている年代の方々が75歳を超えるとされているのが2025年。
この段階で、認知症患者は全国で700万人を超えると推測されています。

そして実際に認知症患者になっている人数に関しては、2012年の調査の段階で患者数は462万人いることが分かっています。

これは、65歳以上の高齢者の内の7人に1人という割合で認知症患者がいる計算になります。

もし2025年で推測されていることがそのまま現実になった場合、10年後には5人に1人が認知症患者になっているということに。

私たちにとって、認知症がとても身近なものになっているということをお分かりいただけたでしょうか。

そもそも認知症と物忘れの違いとは?

女性_物忘れ

さて、ここでまず認知症と物忘れの違いについてご紹介いたします。

まず認知症は、何かしらの原因によって脳の細胞の働きが悪くなってしまったり死滅してしまったりしたことで脳に障害が起きてしまい、それによって生活に支障をきたしてしまう状態のことを指します。

一方、物忘れというのは、過去に起きたことや自分がしたことの一部を忘れてしまうという特徴があります。

例えば、朝食に何を食べたのか忘れてしまった、台所へ来たけど何をするのか忘れてしまった等です。

この場合、一部を忘れているという状態であり、全てのことを忘れているわけではありません。
しかし認知症の場合は、これら全てのことを忘れてしまっている状態と言われています。

また、忘れていることを自覚していれば物忘れで、全く自覚していなければ認知症という判断の方法もあります。

認知症患者と介護費用の問題

お金

認知症患者を介護する時、実はかなりの費用がかかるというのをご存じでしょうか?
それらの費用についてどんな問題が生じているのかをご紹介します。

介護費用の支出に関する現状の実態

今現在、日本において介護費用はどれくらい支出されているのでしょうか?

まず、認知症になることで、本人はもちろんのこと付き添い人からすると、今までと同じ生活をしていくのが困難となってきます。

それによって仕事を辞めざるを得なくなってしまったり、働く時間を減らしたりすることを余儀なくされたりします。
それに伴い、収入が減っていくという現状があるのです。

そこでどうしても経済的にかなりの負担がかかる、ということは予想できるでしょう。

また、認知症の症状によっても支出費用が大きく変わってきます。
今は「要介護認定」というものがあり、これは要介護の度合いをそれぞれ判断してクラス分けをしていくというものです。

中でもクラスが高い「要介護4」もしくは「要介護5」に相当した場合、最も介護負担が重いとされています。
このクラスに認定された場合、1ヶ月の介護での平均支出額は12.6万という結果が出ました。

また、要介護認定が低い場合であったとしても、症状がどんどん進行していくにつれて、その介護費用の支出も増えてきているという現状もあります。

今後の認知症患者に対しての支出の傾向

認知症患者に対しての支出に関して、忘れてはいけないのが「社会的費用」です。

これは、医療費や介護費用といった支出だけではなく、介護によって家族が収入を得られなくなる損失を換算した費用のことです。

実はこれらも踏まえて見てみると、介護費用は、ガンや脳卒中などの大きな病気にかかる費用よりも圧倒的に高額になるという結果も出ているのです。

厚生労働省と慶應義塾大学医学部の共同研究が発表した内容によると、今後も社会的費用は増加傾向にあるとされています。
家族の負担がますます増加するだろうという結果です。

また最近では介護サービスを利用するという方も増えてきていますが、これに関する費用もかなり増加する見込みとなっています。

在宅介護を利用した場合は年間219万円、そして施設介護を利用した場合は年間353万かかるという見込み。

家族への負担はとても大きいということが分かりますね。
今後もこんなに費用がかかるとなると、家族の方の悩みも尽きません。

そこで、この家族の悩みを少しでも軽減してくれる認知症保険というものをご紹介します。

業界初!太陽生命が認知症治療支援の保険商品を提供

保険イメージ

2016年3月、T&D保険グループである太陽生命保険株式会社は、認知症の治療を支援するための保険商品を提供するという発表をしました。

認知症に対し、家族が前向きにサポートできる保険として、入院経験がある場合でも加入できるという特徴があります。
これは生命保険業界の中では初の試みとされており、今とても注目されているのです。

太陽生命は、誰もが健康的な老後生活を送るための支援をし、認知症による金銭的な負担を少しでも軽減できるようなサービスを提供したい、と発表しています。
ひまわり認知症治療保険 | 太陽生命保険

この保険を利用すると、認知症と診断された時から180日間その状態が続いた場合に給付金が支払われるという仕組みとなっています。

具体的な条件としては、脳の組織の変化によって発生する「器質性認知症」と診断された場合に適応されます。
血管性認知症やアルツハイマー認知症、パーキンソン病による認知症などがこれに当てはまります。

これらの症状が原因で時間や場所や人物のいずれかの認識ができなくなってしまい、それが180日間続けば、給付金が支払われるという制度となっています。

また認知症以外にも、女性疾病や7大疾病によって入院や手術をした場合でも対応できる保証制度も同時に行われるということで、保証の幅がとても広がり始めています。

この保険制度を利用する上でのデメリットは、強いて挙げれば、契約をした後の1年間は給付金が50%減額されるというものです。
気になる保険料に関しても、50歳男性で終身型に加入した場合は月額4,897円とやや割高となっています。

ですが、こちらからの告知基準は緩やかに設定されているので、気軽に加入することができるようになっています。

持病や既往症を抱えやすいとされている高齢者の方にとって、とても安心できる制度となっているのは間違いありません。

また、前述のように女性疾病や七大疾病などの保障もセットで付いてくるので、負担になる医療保険を補完することができます。

認知症にかかる介護費用の準備はしっかりと!

三世代家族

認知症というのはいきなり治るわけでもなく、完治するのも困難な病気だとされています。
なので、ずっと介護をする家族にとっても負担が大きいものとなっていきます。

もちろん、早期発見できてその時に適切な治療をすることができれば、進行を抑えたり、症状を緩和させたりすることは可能です。

しかし、いつどこで誰が認知症になるのかは、正直分からないもの。
だからこそ、介護費用などのお金に関してはしっかりとした準備が必要となります。

先ほど挙げた太陽生命の認知症保険はとても画期的な制度で、加入しやすい保険でありながら負担を軽減できるもの。

また、前述したように今後も認知症患者は増加傾向にあるとされているので、認知症に特化している保険に加入することは、ぜひ一度は検討してみてください。

認知症患者の介護と同時に、お金のことも不安に思いながら生活をするというのは本当に大変なもの。
だからこそいざという時の保険や貯蓄は必要不可欠となります。

お金のことで不安を抱えずに介護の方に専念できるよう、ぜひチェックしてみてくださいね!


ともえ編集部
ともえ編集部

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