子育て・教育

【web版】ママのためのタブレット家庭学習勉強 Chapter2

Chapter1:わが子を直撃?2020年、日本の教育が大きく変わる!

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Chapter2:ICT家庭学習を楽しむために、パパ・ママが知るべき対策とは?~視力のこと~

① タブレットで勉強すると目が悪くなるのでは?
② 現代の子どもたちの視力は?
③ 目が悪くなる一番の原因は?
④ 家での習慣にしよう
⑤ わが子の目のために覚えておきたい3つのこと

Chapter3:ICT家庭学習を楽しむために、パパ・ママが知るべき対策とは?~インターネットのこと~

① タブレットで勉強すると目が悪くなるのでは?

2020年教育改革によってますます大切になる『家庭での学習』。
教育ICT化の目玉として注目されるタブレット端末は学習道具として子供たちの生活に欠かすことができないものとなってきます。そんな状況に「タブレットはゲーム機と同じだから勉強に使わせたくない」「目が悪くなるからうちの子は紙でやらせてください」と言えない時代になってきている、と不安を抱くパパママもいるのではないでしょうか?タブレット学習を始める前のパパ・ママから「不安!」と声が多かった『視力』について一緒に考えてみましょう。

② 現代の子どもたちの視力は?

文部科学省が実施している「学校保健統計調査」によると、子どもたちの視力低下は年々悪化しており
2015年度の調査では裸眼視力「1.0未満」の小学生の割合は30.9%と過去最高になったとのこと。(調査を始めた1979年度は17.9%)つまりクラスの3分の1の生徒は眼鏡が必要なレベルの視力であるということ。中学、高校になるとこの割合はもっと高くなります。

今や近視化は「国民病」とも言われているとのことで、タブレット学習に限らず子どもの視力については親としても心配なところですね。

③ 目が悪くなる一番の原因は?

子どもを取り巻く生活環境が変わった、と言えばそれまでですが、そもそも『目が悪くなる』一番の原因って何でしょうか?

(近視化には「環境が原因」のものと「遺伝が原因」のものがありますが、ここでは「環境が原因」の近視化についてお伝えしていきます。)

「液晶画面が悪い?」
「ブルーライトが目に良くないのでは?」
「ゲームをすることが目に悪いと思う!」

答えはこちら

『近くのもの(30cm長時間見つめ続けることで目が疲れてしまう」こと、これが視力が悪化する原因のひとつです。

これは紙でも液晶画面でも同じで「暗いところで本を読んでいると目が悪くなるよ!」と子供の頃言われた経験があるパパ・ママもいるかもしれません。本を読むから、ゲームをするから、PCやスマホを見るから目が悪くなるということではなく「目が疲れる」ことが視力低下の原因の一つとなります。

では「目眼が疲れる」とはどんな状態を言うのでしょうか?

パパママなら同じ姿勢で子供を長時間抱っこして「あ~肩が疲れた~」そんな体の疲れを思い出してください。
目の疲れも肩や腕と同じように筋肉の強張りが原因です。

わたしたちの目のなかには「水晶体」というレンズがあり、その周りにはピント調整筋と呼ばれる「毛様体筋」という筋肉があります。

この筋肉が縮んだり緊張したりすることでレンズの厚さを変え、近くのものを見る突起は「厚く」、遠くのものをみるときは「薄く」なるように調整をしています。

もともと狩猟民族、農耕民族である人間の目は遠くを見るほうが得意なように出来ており、手元をぎゅっと見ることはとても目に負担がかかるのです。

スマホやゲーム画面など近くのもの(目から30センチ以内)を長時間見続けることで、ピント調整に必要な「毛様体筋」が凝り固まってしまい水晶体の厚みを変化させられなくなってしまいます。

もともとピントが合いずらい手元で長時間近距離作業が続くと、体が合うように眼球の形を変えてしまいます。 そして一度変形した眼球は、元には戻りません。これが近視化の進行につながります。

ではどうすればいいのでしょうか?

「目に疲れをためないよう休ませる」ということが視力を悪化させないために大切なことです。

そんな簡単なこと?と拍子抜けされるかもしれませんが、ご自身の生活を思い返してみてください。

スマホで調べものに夢中になって、気が付いたら時間が過ぎていて「ああ目が疲れたな~」と感じたことはありませんか?

目を休ませる、と言葉にすると簡単なことでも意外と難しいことでもあります。
だからこそ子供がICT機器を使う際は親がしっかりと気を付けてあげたい、大切なポイントでもあります。

見ている対象と部屋の明るさの差が強いと焦点があいづらくなるので目が疲れやすくなります。

真っ暗な寝室でスマホを見るなんて最悪、とも言われていますがパパ・ママはどうでしょうか?

ただ、紙よりも液晶画面のほうが光を発する分、眼が疲れやすいのは事実です。
またブルーライトはそれだけが直接の原因ではないということで、目に見える光線の中で最もエネルギーが強く目の奥の『網膜にまで届いてしまうため「眼に疲れを起こす」とされています。ですのでブルーライトカットのシートや眼鏡を活用するのも「眼を疲れさせない」ための対策として有用です。

④ 家での習慣にしよう
目の疲れは筋肉の強張りです。
肩や首が凝ったとき無意識にぐるぐる回してほぐすように、目の筋肉もほぐしてあげましょう。

●手で温めながら目の周りを圧迫したりもみほぐしたりする
●蒸しタオルで目の周りを温める
●遠くを眺める
手元で固定されたピントを緩めてあげたいので、ぼ~っと眺めるのがポイントです。
●目の体操をする
上下左右に目をぐるぐる動かしてみる、きゅっとつむってパッと目を開くなど

眼が疲れたときは目の周りの筋肉をほぐすことを意識しながら、子どもと一緒にやってみてはいかがでしょう。
タブレット学習とセットにしてお子さんの習慣にしてあげましょう。

⑤ わが子の目のために覚えておきたい3つのこと

目が疲れたからと言ってすぐ視力が悪くなるということではありませんが、疲れをためないに越したことはありません。
タブレットをはじめ、パソコンやスマホなどICT機器を使った家庭学習を取り入れるなら
わが子の目のために覚えておきたい3つのことをまとめました。

ひとつめが「明るさ」。
対象物(タブレットやPC画面)と部屋の明るさの差が出来ないように気を付けましょう。
明るい部屋で明るい画面を心がけますが、逆に明るすぎても疲れるもの。
照明や学習ライトが反射してまぶしいなら画面を斜めにする、座る位置を工夫するなど調整をしてあげましょう。

ふたつめが「距離」。
画面との距離をとって使うことを心がけましょう。無意識に近づいて行ってしまうこともあるので様子を見て声をかけてあげましょう。
ストレートネック、スマホ首が子どもに急増しているという心配な話もありますが、適度な距離を保つことは姿勢を保つことにもつながります。学習する場所やデバイスによって適切な距離が変わってきますが『握りこぶしからひじまでの距離』をひとつの目安としてみてください。
椅子に座って机にタブレットを置くとちょうど良いくらいの距離になりますよ。

みっつめが「時間」。
目が疲れないように、適度な休憩を心がけましょう。
タイマーで時間を決めたり、教科ごとに区切ったり、こまめな休憩をしながら、筋肉をほぐすことを意識しながら目を休ませてあげましょう。休憩がテレビやゲームだとあまり意味がないかもしれませんね…

この3つは使いながら気を付けることで、もうひとつ『どんなデバイスを選ぶか』というときに覚えておいてほしい大切なことがあります。
【小さな画面では目が疲れやすいので大きな画面で見ることを心がけるということ】です。
画面の大きさは距離や姿勢にも関わってきます。当たり前のことですが意外と見落としがちで、教材の内容だったり月々の金額だけではなく、比較検討する際のチェック項目にぜひ入れておいてみてくださいね。

漠然とした不安を感じながら子供のICT学習を敬遠したり、悩みながら取り入れるのではなく
気を付けるべきポイントを押さえておくことで親子ともども前向きな気持ちで学習に取り組めるのではないでしょうか。

次回は「もうひとつの不安」についてお伝えします。

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