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体の中からポカポカに!スパイスたっぷり美味しいチャイの淹れ方

冬も本番、寒さが一層厳しくなる季節になりました。気が付くと手足が冷たくなっていることもしばしばあります。こんな時期は、美味しく身体を温めてくれる飲み物が欠かせません。スパイスたっぷりの甘いチャイティーは寒い季節にお勧めです。

チャイとは?

お茶を意味する言葉で、ロシア語、ペルシア語、トルコ語でも、チャイと言えば「お茶」を意味します。今回紹介するチャイは「インド式ミルクティー」を指します。世界的には「紅茶に香辛料を加えたマサーラー・チャイ」のことを総じてチャイと呼びます。紅茶にスパイスやハーブ、甘味料を加えたもので、紅茶の産地インドの茶飲文化の1つです。
チャイと一言にいっても地域やお店などで味も様々で、 茶葉を水にいれて沸騰させてからミルクを加える方法や、ミルクを火にかけて淹れる方法など、様々なレシピがあります。

チャイの材料

チャイを作るには基本の4つの材料を揃えましょう。

1. アッサムなどのベースとなる紅茶

しっかりした味わいのある茶葉を選びましょう
チャイには、アッサムやウバ、ケニア紅茶など、ミルクティー向きの茶葉がおすすめです。CTCと呼ばれる、丸い粒状に加工された茶葉も味がよく出てチャイに向いています。

2. スパイス

スパイスは生姜、カルダモン、シナモン、アニスなどのスパイスやハーブをお好みで調合しましょう。たっぷりのスパイスでも、しょうが+シナモンだけでも美味しく作れます。全部そろえなきゃ!なんて気負わずに気軽に作ってみください。カルダモンのみならリッチな味わいになります。入れるスパイスや組み合わせでも味が変化するのも楽しいですよ。

3. 甘味料

蜂蜜や砂糖などの甘味を加えるものを用意しましょう。茶葉の”コク”を楽しむチャイには、やさしい甘みの茶色い砂糖がお勧めです

4. ミルク

しっかりとミルクの味わいのあるものを選びましょう。

チャイの効能

チャイの効能はどんなハーブやスパイスが入っているかによって変わってきます。
香りや、美味しさ以上に、チャイティーの魅力は、そのそれぞれのスパイスが持つ優れた効能をたった1杯に集約しているところです。その効能は多種多様。
スパイスをたっぷり入れたチャイを、汗をかきながら美味しく楽しみ、寒い時期に代謝を活性化させ楽しみましょう。

美味しいチャイの作り方

材料(2-3人分)

紅茶 ティースプーン1杯
カルダモン・パウダー  小さじ1/2
シナモン・パウダー 少々
しょうが(すりおろし) 小さじ 1/2
クローブ 1つ
牛乳 175cc
砂糖 大さじ1
水 300cc

作り方

1. カルダモンもシナモンなどが固形の場合は、パウダー状にしておく。
2. 紅茶、カルダモン・パウダー、シナモン・パウダー、すりおろした生姜を水に入れて、沸騰させます。沸騰したら弱火にして、3分ほどおき、砂糖を入れます。
3. 火を強火にして、ふたたび沸騰したら、ミルクを加えます。
4. ミルクをいれて2-3分、全体をなじませます。
5. 最後に、また強火にして、大きく沸騰させます
6. 茶漉しでこしてチャイ・ポットに入れ、高いところからカップに泡がたつように、チャイを注ぎます。

☆Point:6の作業を二、三回繰り返すと、更においしくなります。

チャイを煮出す時は、紅茶とスパイスのが部屋に漂い、幸福な時間へと導いてくれます。こっくりと甘くリッチな味わいのチャイは、寒い時期に身体を温めてくれる飲み物です。適度に甘く仕上げて、満足感のある一杯を楽しんで下さいね!


しめぎひとみ
しめぎひとみ
料理研究家・フードデザイナー おもてなし料理サロン カルネスタイル主宰 2016/2017 ミス・ユニバース・ジャパンBC講師 公式ル・クルーゼアンバサダー 栄養学・食養学・美容食・マクロビ・ハーブ・紅茶など国内外で学び、食品関連企業役員を務めた後独立。 主宰の料理サロンでは、和食、洋食、紅茶、生花、英仏菓子のクラスを開講、 また、畑、養鶏、契約牧場をもち、自然と寄り添いながらの食を大切にしている。 その他、書籍・雑誌・新聞・ラジオ・講演・連載・テーブルコーディネート・商品開発などに携わる。 公式ブログ:http://ameblo.jp/flbkarune/ Instagram:https://www.instagram.com/karune_style/
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