働くママ、忙しいママが限られた時間のなかで子どもの「勉強」にどう関わっているか?
悩みや不安、ちょっとした工夫をシェアしあうチャンスはなかなか無いもの。
【楽しく勉強できる!毎日続けられる!】
そんなうたい文句に惹かれたけど…実際はタブレット教材での家庭学習ってどうなの?
同じ教材を使っているのに、どうしてうちは上手くいかないの?
小中学生向けタブレット教材【スマイルゼミ】でつながったママたちの「みんなはどうしているの?」という悩みや疑問、「こんな機能が欲しい」「ここわかりにくいよ!」そんな不満を、ざっくばらんにシェアする座談会を開催しました。
目次
- 不満が爆発?タブレット学習やってはみたものの…
- そもそも子供の勉強に求めるもの
- 停滞したけど…再開!子供がうまくノッた!」我が家の対策
- 我が家の活用方法
- まだ出来ることがあるのかもしれない…という可能性が捨てきれない!
忙しいママたちの座談会はオンラインで決行!web会議システムZoomを使って、東京・埼玉・神奈川・兵庫・福岡から6人のママが集まりました。
【ママのお名前(お子さんの学年・性別)スマイルゼミ歴】
・近藤さん(小5・女)小3の2学期から/1年8か月
・中村さん(小3・男)小1の夏休みから/約2年
・キムラさん(小5・女)小3の3学期から/約1年半
・加田さん(小1・男)入学準備コースから/約半年
・野村さん(小6・男/小2・男)小4の3学期、幼稚園年長から二人同時に/約1年半
・森田さん(小3・女)小1の2学期から/1年7か月
不満が爆発?タブレット学習やってはみたものの…
「勉強せず困っている」
最初こそ自分専用タブレットを喜んでいたけど、そもそも【ゲームをするためにスマイルゼミをやる】というのが目的になってしまっていました。実のところ成績が上がらなかったので、今は別の学習塾にも通わせています。
ただ計算は早くなったけどその塾では図形や単位の問題が出てこないので、スマイルゼミも手放すことができず…
塾の宿題も多いので、スマイルゼミをやる時間がなく両立が難しい。
スマイルゼミは宙ぶらりんな状態になっているというのが本当のところ。(中村さん)
「始めたばかりだが思った以上にはやらない…」
学校の授業とスマイルゼミの内容がずれているので、子供が嫌がりだしてしまったんです。
自分でノートに書く、好きな勉強を好きな方法でする、時間をかけて宿題をゆっくり解くのが好きな様子で…スマイルゼミをうまく活用できていないというのが悩みですかね。(加田さん)
「子供に合わせてカスタマイズできるといいのに」
うちの子は勉強以外の楽しみをスマイルゼミに求めている様子。更新されていることに期待して開く楽しさが増えると嬉しいな。
毎日配信される『今日のミッション』は15分で解けるボリュームで設定されているのだろうけど、「もの足りない」と感じてしまうよう。得意な問題は制限時間を短くしたり、苦手なら長めにしてじっくり取り組んだりと、設定時間を変えられたらいいなと思っている。(木村さん)
「物理的な問題が…」
デジタイザーペンの先が抜けたり折れたり、しょっちゅう買い替えているんです。部屋のいたるところでスマイルゼミをやっているのでペンが紛失することもたびたび…紐でカバーにつなぐとしてもイマイチだし、オフィシャルな対策があれば知りたい。(野村さん)
「勉強道具というよりは、連絡ツールとしての意味合いが強い」
仕事柄早朝から深夜まで出ずっぱりなこともあり、忙しくて塾や習いごとの送り迎えができいないのが現状です。なので、スマイルゼミは子供にとって塾や習い事のように「何かやっている」という拠り所になっている感じ。自主的に勉強する、の大切さをもうちょっと理解してほしいところ。(森田さん)
などなど、スタートから様々な意見が飛び交います。
不満や悩みの裏には、忙しい中でも「子供の様子をよく見ている」そんなママ達の想いが伺えます。
そもそも家庭学習の取り組みに対して、ママ達はどんな期待や目的を持っているのでしょうか?
子供の勉強(家庭学習)に、どんなことを求めているのか?
数学嫌いにならないように
自身の経験もあり、子供に必ず大学進学を、という考えはあまりないですね。
海外で働く親戚がいることもあり、英語に興味があり海外に目を向けている様子。特に歴史漫画や伝記を読むようになってから海外にますます興味を抱いているようです。当面の目標は「算数を嫌いにならないで」ということ(笑)家庭学習では周りの子の目を気にしないで算数の勉強をさせてあげたい。(木村さん)
得意や趣味をきっかけに勉強につなげたい
以前は、中学受験するのが当たり前!という地域に住んでいました。少し前に引っ越した先では受験する子なんているの?という環境。様々な選択肢や考え方があると思うけど、わが子には勉強する時間があるならキャンプしたり旅をしたり好きなことをしたりしてもらいたいな、と思っています。得意や趣味をきっかけに勉強が「次」につながれば…と。(近藤さん)
学習時間を子供と会議、決断力をもった子どもに
決断力を持った子供、自分で判断できる子供に育てたいと思っている。
とはいえまだ1年生なので「自分で決めた」と思えるようなおぜん立てはしている。
なので、家庭学習の時間も子供と会議して、誘導しつつスケジュールを組むようにしている。(加田さん)
大人だって365日同じモチベーションを維持するのは難しいもの。子どもならなおさら家庭学習の「ムラ」があるのも当然。そんな停滞期にどのような対策をとっているのか?に話題は移ります。
停滞したけど…子供がうまく「ノッた!」我が家の対策
漢字検定
スマイルゼミを初めてしばらくしてから『漢字検定』の問題があるのを発見しました。娘の学年よりひとつ下の級に申し込み「申し込んだからには合格しようね」と勉強をスタート。結果合格し、娘も自信になったようで、次の級にもチャレンジして合格しました。タブレット一台でできる科目、内容がいろいろあるので助かっています。(近藤さん)
ノルマを無くした
次女はあまのじゃくなので、「スマイルゼミやってるの?」と指摘するのを辞め、ミッションの約束などノルマをなくしたら自らやるようになったんです。
それでもやらないときは「○○ちゃんはスターたくさん集めたんだって」「新しいゲームが入ったみたいだよ」と声をかけると気になって開いたついでに勉強もしている様子。
たまに「こんなニュース知ってる?」と質問されたりして、スマイルゼミで配信されるこども新聞で読んだネタを得意げに披露するのが楽しいらしです。(森田さん)
ノルマを無くした
学年があがり、科目や問題の好き嫌いがはっきりしてきました。
計算問題が嫌いで算数を遠ざけていたけど、図形展開問題がでたときに「これは計算問題じゃない!」と取り組み始めたことがきっかけで、成績もあがってきました。(木村さん)
最近どう?と声をかけてみた
ここ最近停滞気味だったけど、この座談会に参加するので息子に「スマイルゼミどう?」と声をかけたら、自分から開くようになったんです!英語の発音が表示されるのが楽しいらしく、しばらく放置していたDVDの英語教材も自分で引っ張り出してきて復習するようになったんです。(加田さん)
気楽に取り組んで
以前は勉強のやり方や姿勢にまでうるさく口出ししてしまっていたんです。
習慣化させるためにはイヤ、苦しいという環境ではなく、できるだけ気楽に取り組んでもらえるように、ということを気を付けています。
月末までに前月分の講座は終わらせておこうね、と決めてあり、終わっていない講座が多い場合はスケジュール調整をして週末に時間を作って終わらせるようにしています。(野村さん)
などなど、スマイルゼミに不満があっても、続けているからにはそれなりの目的や満足している点もあるようです。続けるための工夫や活用法についても伺ってみました。
紹介!我が家の活用
ただいまコールがお約束
学校から帰宅したらみまもるトークでママへ「ただいまコール」をするのが約束。そのとき必ず開くので、やるかやらないかは娘次第。(森田さん)
ライフスタイルに組み込んでいる
週4日ダンスやバドミントンなどの習い事があるので、移動中にスマイルゼミをやるのが習慣になっています。
行きの30分は算数、帰りの30分は英語、と決めて取り組んでいます。(木村さん)
親子で楽しんでいる
毎週末、習い事や仕事のスケジュールなど翌週の予定確認をしながら「勉強する時間」を子供と一緒に決めています。決めた時間になるとチャイムが鳴るようにスマホに設定がしてあって、長男次男と末っ子の2歳も一緒にちゃぶ台に集まり、座る時間を作っています。
その時間に「漢字の陣取りゲーム」を親子で楽しんでやっています。(加田さん)
まだ出来ることがあるのかもしれない…という可能性
同じ教材を使っていても取り組み方は様々。不満に思っているポイントがそれぞれ違ったり、「そんな使い方があるんだ」と気づいたり「そんな機能があるの?知らなかった!」と発見があったり。ざっくばらんな情報共有、成功したようです!
最後にみなさんから感想を伺いました。
親の関わり方が大事
ゴール設定によってスマイルゼミの活用が全く変わってくるんだな~と実感しました。みなさんそれぞれ工夫していると、ただただ反省。勉強になりました!ひとりひとりのやる気スイッチが違うので、タブレット教材ならではの特性でもっとカスタマイズできたらいいのかと感じつつも、そこの仕掛けにもっていくまでの親の関りが重要と感じましたね。(近藤さん)
5教科入っているメリットと取捨選択
スマイルゼミは5教科全部入っているのが何より良い!
好きな英語はイントネーションをチェックしたり書く問題まであるのが嬉しい。
ただ全教科まんべんなく、ではなく子供の得意や苦手などで取捨選択する、という意見が印象的でした。(木村さん)
知らない機能の活用を
月末までに先月の講座を終わらせる、など取り入れやすそうなものを早速子供に提案してみます。みまもるトークをもっと使ってみようと思ったし、子供新聞があるのは今日初めて知りました!まだまだ使い始めたばかりなのでもっと工夫してみたい。(加田さん)
子どもなりのカスタマイズを希望
見ていないとゲームやりたさに簡単な問題ばかり解いており、今取り組まないといけない問題(例えば学校でやっているもの、苦手なもの)をスルーしているので、問題の指定が出来るといいな、と。
その一方で、子どももその日の気分があり取捨選択したいのかなとも思う。ただ自分で選べると好きな科目、簡単な問題ばかりやってしまうので、何らかの形でやるべき講座を指定するような設定ができるようになったら良いな、と今後に期待したい。(中村さん)
親子関係が良好に
スマイルゼミを使い始めた頃から、親子関係がとても良好になりました。
他の要素ももちろんありますが…それまでは私自身のゴール設定が近すぎて、今やらなければならないこと、今日やらなければならないことならないことにフォーカスしすぎて子供を追い詰めていた気がします。
未来の話を沢山するようになって、知らないことを知ることの楽しさが感じられるようになって、子供たちの中にも、やるべきことの一つに勉強があると腑に落ちたように思います。
だから、我が家にとってスマイルゼミは勉強するツールというより、親子関係を構築する手段の一つみたいな位置づけでもあります。(野村さん)
お話を聞かせてくださったみなさん、ありがとうございました!
不満や悩みがありつつも、まだ活用方法があるのでは?と思わせてくれる可能性、それがタブレット教材の魅力の一つのようです。
「みんなはどうしている?働くママのスマイルゼミ日記」 他のシリーズもぜひご覧くださいね。
▶こちらも注目!
小学生向け「タブレット教材」10社を評価、徹底比較!入学準備や塾に代わる学習法として注目
- ICT家庭学習2020プロジェクト
- 教育のICT化や新しい学びのスタンダードをパパ・ママに伝えていく活動 【ママのためのタブレット家庭学習勉強会】【タブレット教材体験会】を全国で開催。 子どもたちが家庭環境や住んでいる場所に関わらず一定水準の教育が受けられること、学ぶ楽しさを知り未来のチカラになる自立学習の習慣を育むことを願うママ発のプロジェクトです。