はだし育児や足のマッサージなど、
簡単にできる『足育』から、もう一歩進んで何か始めたい!子どものために何かしてあげたい!と思っているパパやママに是非試してほしいのが【IFME体操】。
「子どもたちの健やかな成長を育む」をコンセプトに、丸紅フットウェアが産学協同で開発している子ども靴IFMEが開発したオリジナルの体操です。
本記事ではIFME体操のお披露目会の様子を交えながら、記事を読みながら今すぐマネできる3つの動きをピックアップしてご紹介します。
▲丸紅フットウェア本社会議室で行われたお披露目会には、理学療法士やベビーマッサージ講師、ヨガインストラクターなど【こども想いのくつえらびアンバサダープロジェク】に関わるママたちが参加しました。
こども想いのくつえらびアンバサダープロジェクトbyIFMEはコチラ
【IFME体操】を教えてくれたのは、丸紅フットウェア イフミ―事業部の植山さん。
小学校から高校まで陸上の長距離に取り組んでいた生粋の陸上っ子だそう。
どうして足にフォーカスした体操を作ったの?
肥満傾向のある子どもがコロナ禍を経て増加しているというデータがあります。(※学校保健統計調査より)
遺伝や食事、睡眠時間の低下なども背景にありますが、運動不足も大きな要因とされています。
子ども靴メーカーとして何かできることはないかという思いから開発されたのが【IFME体操】。
「運動というと何かスポーツをさせたらよいのかと考えるかもしれませんが、小さな子どもは、まだまだ運動発達が未熟です。
動きが限定される特定のスポーツよりも、日常の遊びや体操で必要な動きを経験させてあげると良いでしょう。」(植山さん)
子どもが経験しておきたい動きとは?
例えば、3~4歳頃の子どもが経験しておきたい動きとして、
立つ・座る・寝転ぶ・起きる・回る・転がる・渡る・ぶら下がるなど『体のバランスをとる動き』や、
歩く・走る・はねる・跳ぶ・登る・下りる・這う・よける・すべるなど『体を移動する動き』が挙げられます。(※文部科学省幼児期運動指針より)
その中で『子どもの足』が経験しておきたい動きを盛り込んだのが【IFME体操】。
特に足ゆびを動かすことで、疲れやすく、転びにくい元気な足を育てることができます。
激しい動きはなく、室内で楽しめる体操です。
【IFME体操】は歌に合わせた簡単な動きですが、ポイントや動かす筋肉を知ると理解が深まり、より効果的に行えます。
お披露目会では動きがどの筋肉に効いているのかも植山さんより解説がありました。
やってみようIFME体操① 足ゆびじゃんけん
ぐー、ちょき、ぱー!
・『ぐー』はゆびの付け根が浮き出るくらいしっかりゆびを曲げる
・『ちょき』は親ゆびを手前、奥、前後に動かしましょう。(写真参照)
難しい場合は手で足の親ゆびを前後に動かすようにサポートしてあげるのもOK。
・『ぱー』は小ゆびまで開くことができているかチェック。
こちらも難しい場合は指でサポートしてあげてOK。
足のゆびを動かすことは、偏平足や外反母趾の予防に効果的。
ゆびだけではなく、足裏やふくらはぎの筋肉も動いていることが実感できるはずです。
やってみようIFME体操② 足と手の握手&ぐるぐる回す
足ゆびの間に手の指を入れて握手。
そのままぐるぐると足首を回そう!
足のゆびの間の動き、しなやかさを高めます。
靴や靴下の中で縮こまっている足ゆびを開かせるだけで、普段使っていない足の筋肉の刺激になります。
血行を促し、冷えやむくみ予防にも…冷え性のママは毎日の習慣にしてほしい動きです。
やってみようIFME体操③ 大きく、小さく、ジャンプ!
立ち上がって両手を上にバンザイ。
体を大きく広げて、足はつま先立ちに。
腕を胸の前に、体を小さく。
足裏はしっかり床につけましょう。
しゃがんだ状態から、大きくジャンプ!
先生のジャンプ力がスゴイ!
参加したママからの質問に答えていただきました!
Q. 足ゆびじゃんけん、できない時は親が子どもの足ゆびを持って動かしても良いの?
A. OKです。上手に自分でできなくても、ゆびを動かすことを学習させてあげると考えてください。サポートしながらでも足ゆびを動かすことで神経が鍛えられます。
Q. 何歳くらいの子どもを想定した体操ですか?
A. 経験しておきたい動きとしては3~6歳を想定しています。運動機能の向上を期待して、とある保育園でIFME体操を取り入れてもらっています。
Q. 3歳以下の子にはまだ難しい体操ですか?
A. 理解するのはまだ難しいかもしれませんが、足ゆびを使おうとすることで神経が鍛わります。なので、是非親子でやってみてください。意外と大人の方ができなかったりします。
Q. 子どもも筋肉を鍛えることの効果があるの?
A. 歩き始めの1歳頃の赤ちゃんでも筋肉はもちろんあります。動かし方を知らないだけ。鍛えるというより、普段できない動きを体操を通じて経験させてあげる、と考えてみてくださいね。
コロナ感染防止の外出自粛などはなくなりましたが「子どもが自由に遊べる公園がない」「ケガやトラブル回避のため、園庭でお友達とかけっこを禁止している園もあるそう…」など、子どもが身体を動かせる機会は、想像以上に減っているようです。
舗装された平らな道路では経験できない動きを、IFME体操を活用して足に取り入れてみてはいかがでしょうか?
やってみよう!IFME体操
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くつえらびマイスターよりIFME体操をレクチャーします。
楽しみながら足育を学ぶ&体験【足育タイム】参加無料・オンラインで開催中
くつえらびアンバサダープロジェクトbyIFMEとは?
現代の子どもたちは運動の機会減少など足の変形など足のトラブルが増えています。
生活の中で足を育む遊びや運動の取り入れ方、正しい靴の選び方などを伝える「くつえらび勉強会」を開催しています。
イベントでプレゼントする「くつえらび勉強会」のテキストは、早稲田大学教授による監修。
計測するスタッフはプロジェクトが認定する「くつえらびマイスター」または「くつえらびアンバサダー」です。
産学共同開発の子ども靴ブランドIFME(イフミー)とともに活動しています。
- ともえ編集部