2016年7月20日(水)10:00~13:00、「地域のママを応援する活動を始めるには、継続するには」をテーマにした、トークセッションと交流会が、渋谷で開催されました。
その様子をお知らせします。
子育てを、自身がそして他のママが楽しめるためにと、サークルを主宰したりプチ起業をするママが増えています。
一方、「ご縁」「お金」「経験」「ノウハウ」が足りなくて、活動を中止する方も少なくありません。
志を持って活動を続けるには何が必要か、ママ団体代表者にお話しを伺いました。
第1部ファイナンシャルプランナーによるマネーセミナー
第1部はマネーセミナー。
お金には、人生を楽しむために「つかう」お金、将来のために「ふやす」お金、万一のために「まもる」お金の3種類があり、それらを収入の中からバランスよく使っていくのが大切であることを教えていただきました。
例えば「まもる」お金は必要ですが、現在の生活が苦しいのは本末転倒ですよね。
世帯で月1万円以上の掛け捨て保険をしているなら、見直した方が良いとか。納得です。
その他、老後のためにいくら必要か?資産形成に必要なキーワードなども教えていただきました。
女性は数字を並べられると、頭を抱えてしまうことが多いですが、具体例が身近なので非常に分かりやすかったです。
世帯年収のうち、生活費8割で2割は貯金して「老後への仕送り」にといわれると、高い高いハードルではないように思えます。
人生の5大支出は「住宅費」「教育費」「生活費」「老後」「保険」といわれています。
人生に関するお金のことは、是非プロに相談してほしいとのことです。
第2部 ママ団体のリーダー3人によるトークセッション
登壇者紹介
- 前田カオリコ(新宿発のママサークル「ブルーミングマム」代表)
- 矢上清乃(学び舎mom株式会社 代表取締役)
- (ファシリテーター)宮本直美(PowerWomenプロジェクト代表、株式会社コッコト代表取締役)
第2部では、妊娠・出産を機にママを応援する活動を始めた3人による、トークセッション。
今の活動を始めたきっかけから、どのように形にし、誰とどのように活動を継続しているのかなどを、ざっくばらんに話してくださいました。
前田氏・矢上氏とも産後引きこもりがちになり、これじゃいけないと活動を始めた、マイナスをプラスに変える行動派。
尊敬するとともに、産後うつは誰にでも起こりうる根深い問題であることを認識させられました。
一歩踏み出すママが増えるのは、世の中にとって頼もしいことですね。
メインになったのは、お金のこと。
立ち上げに必要なお金は、自身のお財布(お小遣い)から出すというのもあれば、助成金を活用する方法も。いろいろな種類があるので、自治体などに問い合わせてみてほしいとのことです。
書類を書くのは大変ですが、活用することで応援してくれる人が増えたり、視野が広がるという利点もあります。
人とのつながりはSNSだけではダメ!と前田氏。
「確定申告はどうしてるのか?青色申告をしているのか?」という鋭い質問もありました。
また、仲間を持つことは大切だけど、人の集まるところにトラブルはつきもの。
役割分担や活動コンセプトを明確にすることで解決できるとのこと。大きくうなずく参加者。
3人の先輩ママは、「無理なく長く続けられる活動ができますように」との思いで、失敗も成功も余すことなくお伝えしていただきました。
すでに起業されてる方は、新たにがんばろうと思えたでしょうし、これから始めたい方には、ポン!と背中を押してくれたのではないでしょうか?
セッションの後は、3名が各テーブルを回っていただき、活発な交流が行われました。
会場は渋谷センター街のおしゃれなカフェで、何と軽食つき。お子様と食事をしなながら、和やかな勉強会となりました。
セミナー主催者募集
このセミナーを全国で開催するため、セミナー主催者を募集しています。
地域でママサークルを主催ししてる、ベビーダンスやリトミック、ベビーマッサージ教室、おやこサロンを主宰されている方が全国で主催しています。
http://ws.formzu.net/fgen/S59435762/
イベントレポートの記事一覧 | ともえ
- 松原 夏穂
- ヨガ講師兼フリーライター。 長男妊娠中にマタニティヨガを始めたのが縁で、ママ・ベビー・キッズ のためのヨガ教室を開講。また、子育て支援のNPO法人でのライター経験を生かし、フリーライターとしても活動。 2005年生まれの長女と2010年生まれの長男の二児の母。