ママの働き方

働き方は、生き方をデザインすること!Women Expo Fukuoka 2017

ともえライターの中村万智子です。
10月8日に福岡国際会議場で開催された「Women Expo Fukuoka 2017」に参加してきました。
三連休の真ん中、しかもお天気は「ピカピカの晴れ(娘語録)」の中、11時頃に会場についたのですが、すでに多くの女性が来場していてその注目度が良くわかります。

30~40代の女性が参加する働き方をテーマとしたトークセッション

「働く女性」を応援するこのイベントは、30~40代の女性の参加が多いように感じました。
講演やセッションは、美容や健康、マネーセミナーだけでなく女性の働き方についての講演も。2017年に本格的にフリーランスとして活動しはじめた私としては、やはりこれからの働き方が気になる今日このごろ。
そのことも相まって、北九州市 Presents 「これからの私らしい生き方、働き方」 を聴講してきました!

パネルディスカッション登壇者

パネルディスカッション登壇者はこちらの方々です。

近藤洋子 さん
(日本女性起業家支援協会 代表理事/日本ママ起業家大学 学長)
森 光太郎 さん
(リトル・ママ 代表取締役)
井村寛子 さん
(北九州市産業経済局 産業政策課 生産性改革担当係長)
百々美香 さん (コーディネーター)
(北九州産業学術推進機構中小企業支援センターマネージャー)

左:近藤洋子さん 中央:森孝太郎さん 右:井村寛子 さん

百々美香 さん

収入と時間のバランスが大事

昨今、「働き方改革」が声高に言われ、時短勤務やテレワーク、パラレルワーク、プレミアムフライデーなどの制度などが政府の施策として行われているけれど、「働き方改革って、本当に制度や施策で変わるものなの?」と疑問を投げ掛けるのは近藤さん。

近藤さんは、その肩書の通り女性の起業を応援する事業をされている方です。
起業家やフリーランスはもちろん「目標とする収入」も大切だけど、家族と過ごす時間やプライベートな時間も大切。
1日24時間しかない中で、仕事ができる時間と目標収入を考えたとき、一番上手く達成できる方法や考え方を指導されるそうです。

学長を務められるママ起業家大学(https://j-mec.com/)では、月の収入が10万の生徒さんいれば、100万の生徒さんもいる。収入の多さではなく、「プライベートと仕事を融合するライフスタイルをプランニングすることが目的です」と語る近藤さん。

企業内で働き方改革に取り組むパパ社長

唯一の男性として登壇されている森さんは4歳のパパさん。
リトル・ママは保育園や幼稚園、小児科など福岡市内で無料配布されている34万部をほこる子育て情報誌。我が家も毎月楽しく読ませていただいてます!
リトル・ママの社内では、働き方改革をするというよりも、みんなが働きやすい方法を考えて業務効率化することで、「働き方改革」を実現したそう。

北九州市、地域社会ですすめる働き方改革

北九州市は福岡県で福岡市に次ぐ2番目に大きな政令指定都市で、女性人材掘り起こしのためのウーマンワーク・カフェ北九州やスタートアップネットワークの会などの事業を行っています。
「ライフスタイルの変化についていくには、個人だけではなく、企業だけでもなく、地域社会で進める必要がある」と生産性改革の部署に所属される井村さん。
2025年には5万人の労働者が減ると予想されている北九州は自治体を上げて、その対策を考いるとのこと。心強く思いました。

できない理由よりも、できる方法を考えよう!

コーディネーターを務める百々さんは、1年半前に福岡に戻り、起業の相談窓口だけでなく、フリーランスとしても活躍されています。
福岡に戻ってくる際に、田舎では仕事でないのでは?起業って都会だからできるのでは?と不安に思われたそうですが、「できない理由よりも、できる方法を考えよう!」と考えられたそうです。

ライフとワークはバランスがとれるもの?

ライフワークバランス=働き方改革と言われるけれど、「そもそも、ライフとワークはバランスがとれるのか?ワークとライフは本質的に一緒なのでは」と近藤さん。

女性起業家の場合、仕事と家事と育児がマルチタスクで同時進行している場合も多くあります。
近藤さんの場合、料理を作りながら、仕事の電話をし、子どもが寄ってきたら相手もする。すべて同時進行。
これは私自身も一緒で、家事しながら仕事について考え、子どもの習い事の送り迎えをしたりする。会社員ならば、仕事とプライベートの区切りは付けやすいかもしれないけれど、フリーランスや起業家は、良く言えば「マルチタスク」、悪く言えば「ごっちゃごちゃ(悲)」とも言える。

自分自身で自分のために働き方改革を

特に女性の場合はマルチタスクが得意なので、起業家として向いているかもしれないですね。男性の森さんは「マルチタスク?!絶対!!ムリッ!!!」とおっしゃっていました(笑)
大人になり、働き始めると「仕事」が生活の多くを占めるようになるけれど、人生は仕事のためだけのものではない。働き方はさまざまで、国がつくった指針は決してみんなに当てはまるものではない。

「働き方改革」は誰かに定義され、指針に沿っていくものではなく、自分がどうなりたいのか、自分自身で考えて、自分自身で作っていくものだ、という言葉で講義は締めくくられました。

わたしらしい働き方とは?

女性が働きたい気持ちに対して、その障害になるものがすごく多くあると思います。
結婚、子育て、家事、介護など。私自身はフリーランスになった1番の理由は転勤族であることでした。
百々さんの言葉で「できない理由よりも、できる方法を考えよう」という言葉がとてもしっくり心に響きました。今はできなくても、いつなら出来るのか、どうやって始めるのかなど、考えることもすごく大事です。

「働き方改革」は、各個人が「できる方法」を考えるところから始まり、そして社会がそういう女性を応援してくれると、「わたしらしい働き方」をできる女性が増えるのではないかと希望をもてる講演でした。

働き方をデザインするために情報を得る、学ぶ

女性の起業やフリーランスとして働くスタイルを、民間だけでなく国や自治体も応援しています。せっかく働き方を見直し、自分らしく働き方をデザインするなら、多彩な働き方を知る事からはじめませんか?

ママ起業をしっかり学ぶ

本当に幸せになる!ママ起業家を育む【ママ起業家大学】
ママ大 無料体験教室(2017秋)の受付け開始
https://j-mec.com/infomation/open-campus2017-autumn/

ママ起業している女性と出会う

実際にどんな働き方をしているか、フェスタに参加して知る事ができるイベント。

【笑顔で働きたいママのフェスタin仙台】
https://tomoe.life/11504

【ママのフェスタ働き方見本市in恵比寿】
https://tomoe.life/11506

女性の起業を知る

経済産業省が手掛ける情報サイト【わたしの起業応援ネット】
http://joseikigyo.go.jp/

起業したらつながろう

起業した女性のコミュニティ【PowerWomenプロジェクトサイト】
http://powerwomen.jp/


中村 万智子
中村 万智子
大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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