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暮らし・生活

アルバムで作れる『安心』|ママの防災~できることひとつから~

非常持ち出し袋に入れているものって何ですか?

非常食やミネラルウォーター、懐中電灯やラジオに電池。

小さいお子さんがいる場合はおむつやおしりふき、粉ミルクや離乳食。

いざというときを考えると十分足りるということはなく、果たして非常時にこのリュックを背負って、子供を抱っこして逃げられるのかな…?という別の不安を感じたりもしませんか?

今一度防災リュックに入れるべきものの確認をしてみましょう。

全国のママのための活動Onenessプロジェクト交流会で話題になった「あんしんアルバム」についてもご紹介します。
どうぞ最後までお読みくださいね。

【目次】

  1. 非常持ち出し袋に入れるものリスト
  2. ママならこれも忘れずに
  3. 知らなかった!あんしんアルバムの必要性
  4. あんしんアルバムの作り方
  5. 心を守る非常グッズ

1.非常持ち出し袋に入れるものリスト

非常袋に入れるべきものって何でしょう?非常食?飲料水?様々なwebサイトや雑誌、行政の広報誌などでリストが提供されています。
ここでは日本赤十字社のホームページで公開されていたリストをご紹介します。

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引用元http://www.tokyo.jrc.or.jp/checklist/
サイトからPDFをダウンロードして印刷することもできます。

リストの左上、貴重品第1位は現金。

「非常時に現金ってとっても大事。停電するとクレジットカードが使えないしATMから預金を引き出すこともできない。非常電源を使って営業してくれるスーパーマーケットもあったりするけど、レジが動かずおつりが出せないから『小銭』が絶対に必要。」

Oneness交流会で防災をテーマに話し合った時も、こんな話題が出ました。

様々な備えの意味を込めて…“防災リュック”がママのへそくりの隠し場所として定番になるかもしれませんね(笑)。

2.ママならこれも忘れずに

誰でも同じものを用意しておけばOKというわけではなく、それぞれ必要なものは変わります。

例えばコンタクトをしている方であれば予備の眼鏡、持病によって常用薬がある場合は非常用リュックに予備を入れておくといざというとき安心ですね。

小さい子供、特に赤ちゃんがいる場合はしっかり用意しつつ、定期的な見直しもしておきたいですね。

  • 紙おむつ(今のサイズが合っているか、定期的に見直しを)
  • 粉ミルク(計量の手間が省けるスティックタイプ、キュービックタイプの粉ミルク)
  • 哺乳瓶(消毒不要の使い捨てタイプもあり)
  • 母子健康手帳や健康保険証のコピー

ミルク派のママはもちろん、母乳であってもミルクや哺乳瓶の用意はしておきたいもの。

使い捨て哺乳瓶は様々なタイプが売られており価格帯も様々。
パックタイプであれば60枚1,000円ちょっとで販売されているものもあります。

使い捨て容器も安くはありませんが、普段から外出する際の「もう1本予備」として持ち歩きように活用するのもおススメです。

紙コップのふちを尖らせて唇にあてて飲ませる、ティースプーンでひとさじずつ飲ませる、そんな方法を知っておくだけでも違うかもしれません。

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3.知らなかった!あんしんアルバムの必要性

Oneness交流会で「これいい!」「今まで全然知らなかった~!」とママたちの間で盛り上がったのが写真活用アドバイザー西塔薫さんが教えてくれた『あんしんアルバム』。

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アルバムを広げて説明してくれているのが西塔さん

(西塔さん)「『あんしんアルバム』というのは私が勝手にそう呼んでいるだけで、みなさんにイメージしてもらうには『防災アルバム』のほうが分かりやすいかもしれません。防災用として家族の写真や必要事項をまとめたアルバムのことです。
意外とご存じない方が多いのですが、東京防災(東京都内の全世帯に配布した防災用のハンドブック)にもリュックに入れるべきものとして『家族の写真』が入っているんです。」

ご紹介した日本赤十字社のリストも見返してみてください…「家族の写真」が入っていますね。

行方が分からない時、意識を失ってしまった時の情報源としてだけではなく、実際に避難を経験した方からは「ほっと落ち着けるもの」として、家族の写真を挙げる方も多いといいます。

同じものを家族分作り、それぞれが持つことで、例えばお子さんがひとりで保護者のお迎えを待つときの心の支えになると言います。

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こちらも西塔さんに見せていただいたもの。

西塔さん))「これは子供のパスケースとして作ったものです。チェキでプリントした家族写真と、保護者の連絡先を入れています。Suicaなどを入れるパスケースをこれにしても良いし、ランドセルにしのばせることもできます。
緊急連絡先カードはメモ用紙などでも十分。表側に家族写真を出したくなければ、子供のお気に入りのぬいぐるみの写真をもう1枚余計に入れておくでもいいんです。」

「必ず迎えに行くよ!」と書き添えるだけで、お子さんの心の支えになる…。そんな状況が来ないことが一番ですが、もしもに備えて『安心』をカタチしておくこと、ママだからこそ作っておける愛のこもったお守りです。

4.あんしんアルバムの作り方

気になるのはアルバムの作り方。
西塔さんが交流会で見せてくれたのがTOLOTというフォトブック作成アプリで作る防災手帳。

●非常持出品チェックリスト
●緊急連絡先、大切な情報を、
●家族の写真
●避難場所へのルート
などがテンプレートとして用意されているとのこと。

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ほかにも「もしもの時のかぞくメモ」(ナカバヤシ)という書き込み式のアルバムは家族の基本情報や緊急連絡先、避難所などを書き込んでおける情報カードがセットになっており、そこにお手持ちのL伴写真を差し込むだけで完成します。
詳しくは西塔さんのブログからチェックできます。

家族がニコニコになる写真の整理・西塔薫ブログ「写真のきもち」
https://ameblo.jp/happydeco103/entry-12406543345.html

オリジナルで作成したい、家族の人数が多いので費用を抑えたいという方は、1冊198円~作れるしまうまプリントもおススメです。
https://www.n-pri.jp/photobook/

西塔さんのブログからダウンロードできる、家族情報カードのデータを差し込むこともできますよ。

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家族情報カードのダウンロードはこちらから
https://ameblo.jp/happydeco103/entry-12404596116.html

連絡先も写真も、すべてスマホの中…という方も多いのではないでしょうか?

充電が切れたり、水没したら情報が一瞬で消えてしまうリスクを考えると、大切な情報こそ分散して保管しておくことも考え直してみる必要がありそうです。

5.心を守る非常グッズ

災害時には命を守ることが最優先。

命をつなぐ食べ物、飲み物が重要であることはもちろんのこと、子供たちの心を守るアイテムも、大切であると改めて考えさせられました。

思い出を見返すだけではなく、アルバムで「安心が作れる」「守れるものがある」。衣食住の防災グッズと同じくらい重要で、平時だからこそ、そして子供を一番に思うママだからこそ、用意しておきたいものだと感じました。


渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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