在宅で働くこと

なおみさんです。
「広告」の仕事をしています。
このサイトの管理人です。
先週末からサイパンに滞在していて、人生初のワーケーション中。
今日は「在宅で働くこと」について書いていきます。
今では、在宅ワークを取り入れている企業が増えたし、起業やフリーで働く人も増えたので、在宅で働くことは珍しくないですよね。
私が起業した目的は、「子育てしながら在宅で働く」ことだったので、起業から17年経って今感じていることを書いてみます。

在宅ワーク、3ヶ月で断念
第1子の出産を機に会社員を辞めて、産後1年ほどで「そろそろ働こう」と思い、思い立ったらすぐ動くタイプの私はひょいっと税務署に行って、ひとまず個人事業主登録をしました。
元々経理の仕事をしていたので、会計ソフトに領収書を入力する仕事(記帳代行とか入力代行という仕事)をはじめたんです。小さな会社や税理士事務所から領収書を預かって会計ソフトに入力する仕事です。
家でできるし、コツコツ入力するのは楽しいし、最高!
もともと’コツコツ作業’が好きだったので、入力して、集計して、チェックして、納品して、作業料をいただいて・・。作業料は安かったけど、数を増やしていけば「収入」になる!よし!
と思えるようになった頃、子どもはワンパクに育ってきて、かなりの運動量が必要になりました。(公園でおもいきり遊んだり体を動かさないと、お昼寝しないで夜まで頑張れる子に♡)
夏場、公園や噴水で遊んでお昼食べると・・私も眠くなる・・。
大量の入力作業なんて無理でした。
これ、子どもと過ごしながら大量にやるのは無理だと悟り、3ヶ月で在宅ワーク断念。
詐欺にあいそうになったことは何度も
さっき、小さな会社や税理士事務所から領収書を預かって会計ソフトに入力する仕事、って言いましたけど、何の資格も実績もない個人が仕事をもらうまでには、いろんな事がありました。
詐欺にひっかかりそうになったことも。
「在宅 入力 仕事」 などキーワード検索すると出てきたサイト・・
在宅で収入を得られる! PCがあればできる内職! 主婦が大活躍!
まずは、無料相談(当時は電話・・)にお申し込みを・・の流れ。
無料相談で、たくさん活躍している主婦がいると聞いてワクワクしたのを覚えています。
この詐欺まがいの話は別の機会に。
会社に行きたくてたまらない日々
会社って、自分のスペース、PC、プリンター、清掃してもらえるゴミ箱やフロア、キャビネットや補充される文具コーナーにドリンクコーナー・・、上司、仲間。
会社には、仕事に必要なすべてが揃ってて、在宅にはそれが無いことに気づく。
通勤は嫌だけど会社に行きたい。(その頃は通勤=時間がもったいない、と思ってた。)
でも、子ども連れて行けないじゃん。そもそも辞めちゃってるし。
仮に会社に行ったらいったで、子どもや家の事が気になって、これで良いのかな?って思いそうだし・・気持ちがグルグル。
子連れ出勤できる会社をつくる
気持ちがグルグルしはじめてすぐ、子連れ出勤できる会社をつくりました。
前職場と交渉して、前職場の社員のお子さまもお預かりできる企業内保育施設隣接のオフィス。
完成した時はすでに自分の子どもには別の保育園に行ってもらっていて、一緒に働く仲間のお子さまをお預かりしてました。
オシャレさは無かったけど、理想的なオフィスで、仕事に集中できました。
ただ、仕事が忙しくなると、私が仕事に没頭しはじめて、今振り返ると子どもや家族との時間を大切にできていなかったような気がしています。残念。
そして、数年後つくった会社も思うようにいかなくなり、清算することに。
在宅で入力の仕事を始めてちょうど10年くらいの時でした。
在宅ワークへ出戻り
本当につづけたい仕事だけ残して、その他の仕事は他の会社に引き継いだりして、在宅ワークすることに。
10年かけて、ぐるーっといろいろ経験して、スタートに戻りました。
とはいえ、10年間で得た経験や出会った人たちは、ぐるーっと巡ったからこその宝物。
大切なものは「心地よい暮らし」だと気づく
在宅ワークに戻って7年経過。
本当に大切なのは「心地よい暮らし」だと気づきました。
2020年から数年続いた「コロナ禍」が「暮らし」に目を向けさせてくれたような気もしてます。
大切な家族と、広すぎず狭すぎない家。我が家には2匹のわんこがいてくれて、みんなが元気。
それと、家族とはいえ干渉しすぎず、それぞれを信じて、時々感じるそれぞれの成長。
(子どもが小さいときは干渉しすぎないわけにいかないですけど)
少しだけいいスピーカーで流れるBGM。
凝った料理はつくれないけど、できるだけ手作りした食事。欲を言えば、素敵な食器をそろえたい。だけど「今はこれでいっか」とやりたいことを未来にとっておく感じ。
あなたは、もう気づいてた?
私はもっとはやく「心地よい暮らしが大切」だって気づきたかったぁ。
私は、
・会社を辞めて起業したから、会社員の時より高収入じゃなきゃいけない。
・起業したんだから華やかで社交的でいたい。
・人より優れた点がほしい。何か1つでいいからスゴイって言われたい。
私以外の人は、私のそんなコダワリどうでも良いですよね?
そうなんですよ、どうでも良いことにこだわっていると、本当に大切なことに気づかないんですね。
大切なことは何かを気付くための10年だった気もします。
みんながとっくに気付いている事だとしたら、ちょっと恥ずかしいんですけど、私。
今、サイパンにいる理由
今、私はサイパンにいます。
先週、グアムでテニスのトーナメントに参加していた娘から電話があり、「明後日こっちに来れる?来週のサイパンの試合に出たい。」と。
必要最低限のことしか伝えない娘に「え?何で?どうしても?」(内心では、お金かかるし嫌だぁ・・)と答えるも、その後コーチから説明があり、帯同できるコーチがいないし、選手1人では不安なので、ママが帯同することに。
14才(中2)の娘の2025年の目標は、世界ランキング500位以上にすること。ランキングが高くないと、グレードの高いトーナメントに予選すら入れない。
チャンスがあるなら、行くしかない、、か。
とホテル、航空券、入国手続きをして、5日後にグアムへ。翌日サイパンへ。
在宅ワークだからできること
PCとwifiがあれば仕事ができるので、今も通常営業。
朝ご飯をつくって、お昼のおにぎりをつくって、フルーツを剥いて、洗濯して。
合間に仕事。
気分転換にビーチを散歩。
日本ではビーチを散歩の代わりに、犬たちと散歩。
本当にいつも通り。
今回はホテル住まいでキッチンが無いので、夜は外食。(サイパンに来てから韓国料理しか食べてない笑)

誰にも文句を言われない
仕事を一緒にやっている仲間には、「急ですがサイパンへ行ってきます。」と伝え、犬たちを犬の実家へ預けて渡航したんだけど、誰にも文句を言われないし、そんなに後ろめたい気持ちにもならない。犬の実家が帰省を喜んでくれて嬉しいし、ありがたい。
家族人数分の都合に対応可能
自分の都合だけじゃなくて、家族の人数分の都合があって、それに合わせられるのは在宅ワークの魅力。
別にママが家族の都合に合わせる必要はないし、私も以前は自分は自分、夫は夫、助け合えるところは助け合う、ような考えでした。
が、そんな考えは、子どもの都合にはかなわない。有無をいわず親が出動する場面が多いこと多いこと。
働く親の多くが「急なお熱での保育園からの呼び出し」を経験すると思いますが、子どもが成長して体が強くなってもいろいろと。
我が家の場合は、上の子が学校に行かない時期があったので、いちおう家で傍にいられたんですよ。(まったく求められてもないし、何かをしてあげる訳でもないんだけど)
下の子は、小学校の高学年くらいからジュニアテニスの試合に出はじめて、これは親も応援にハマってしまった感じ。チャンスがあれば多くの試合にださせてあげたい。そうなると平日も週末も試合三昧。
要は、私が子どもの都合に合わせたかったんですね。
在宅ワークに戻ったことで、自分の希望が100%叶ってます。
さて、まもなく、娘の試合がはじまるので応援に行ってきます。(J30 Saipan
Northern Marianas Junior Championships 2R)
在宅ワークは、いつでも、いつまでも
在宅ワークは体力的にはとても楽です。もし1日数時間PCを開いてメッセージのやり取りをして仕事が回っていくなら、もしくは、スマホでライブ配信しながら講座を提供して、参加者と交流することが仕事だったら。
そして、その仕事が好きなことだったり、苦じゃなかったら。
ニーズがあるかぎり、働き続けられますね。
一生働くなんて、嫌?
私は、一生何かしら働いていたいんです。
「心地よい暮らしのために」好きな人と、好きな場所で、好きな仕事をしたいです。
そんなに儲からなくてもいいので。(儲かっても問題はない。笑)
私にとって働くことは、コミュニケーションの術なのかも。
問題は一緒に働いてくれる人がいるかどうか。ですね。

