日本酒を製造する杜氏(とうじ)さんたちの手がシミひとつなく、すべすべで白いのはどうして?
そんな疑問から研究が行われ、日本酒の製造に使用される麹菌がつくりだすコウジ酸に美白効能があることなどがわかっています。
また、コウジ酸は大手メーカーの化粧品にも使われています。
日本酒ができあがる過程で出てくる副産物「酒粕」にも、そのコウジ酸を含めビタミンB2やB2などが含まれていて、美容効果があることも知られています。
そこで今回は、スーパーなどで売られている酒粕を使って、お家で簡単にできるパックや化粧水の作り方をご紹介します!
保湿や美白作用のある酒粕パックの作り方
酒粕には、コウジ酸だけでなくメラニンを抑制するアルブチンなども含まれています。
保湿効果に美白効果も期待できる簡単パックです。
酒粕パックの材料(1週間分)
- 酒粕 100g
- 精製水 50~100ml(お好みの硬さで調整)
- 小麦粉 適量(アレルギーの方は使用しないでください)
酒粕パックの作り方
- ビニール袋に小さくちぎった酒粕と精製水を入れ、10分程度放置し酒粕をふやかし、ビニール袋の上から揉み込んで酒粕を溶かします。
モロモロが残りますが大丈夫です。
なめらかな感触が好きな方は、すり鉢でつぶして溶かしたり、フードプロセッサーなどで一気に混ぜあわせてもOKです! - パックするのに柔らかすぎるようであれば小麦粉で硬さを調整してください。
- でき上がったパックをお肌にぬり、5~15分放置して乾燥させます。
- お水やぬるま湯で洗い流して下さい。
- 残ったパックはラップなどで密封して冷蔵庫に保存してください。
注意
酒粕にはアルコール成分が含まれています。また日本酒の香りもします。
必ずパッチテストなどを行ってから使用してください。
アルコール分が強すぎるという場合は、電子レンジでチンするとアルコール分を減らすことができますが火傷などにご注意ください!
お肌がモチモチになる酒粕化粧水の作り方
化粧水だけでなくパックも一緒に作れてしまうので二度お得です!
酒粕化粧水の材料
- 酒粕 20g
- 精製水 180ml
- グリセリン 小さじ1(ドラッグストアなどで売っています)
酒粕化粧水の作り方
- 酒粕に精製水をまぜあわせ、一晩放置します。
- ガーゼや茶こしなどを使って濾し、液体と固体に分けます。
できあがった液体が、酒粕化粧水です!
アルコールが含まれているので、お肌が弱い方は、電子レンジで少しチンするとアルコールを減らすことができます。
固体のほうは酒粕パックにもなるので捨てずに使ってみてください!
昔から日本人が口にしている素材を上手に使って、美肌のプルプルお肌を手に入れましょう!
- 中村 万智子
- 大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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