暮らし・生活

55%の教室・講座がコロナ自粛を機にオンライン化。withコロナ時代の子育て支援は今後どうなっていく?

子育て情報サイト『ともえ』では、プレママ・ママ向けの教室・サロン・サークル運営者、講師向けに『事業のオンライン化に関するアンケート』を実施しました。

緊急事態宣言による外出自粛、施設の閉館などで子育て中のママが交流したり子育て情報を得られる場を失いました。
同時に、地域密着でママや赤ちゃん向けの活動をしていた講師たちもママとの接点を失ってしまいました。

このような状況で広まったオンラインの輪は消去法の選択肢なのか、それとも子育て支援を担う新たな場となるのか。
オンライン講座を利用する側のプレママ・乳幼児ママへのアンケートと同時に、オンライン講座を開催、提供する主宰者・講師にも実態調査を行いました。

■アンケート実施方法

調査期間:2020年5月20日(水)~5月22日(金)
有効回答数:101件
調査対象:プレママ・ママ向けの講師業やサークル運営者
(活動期間が6か月以上の講師・団体が対象)
調査方法:インターネット調査

利用者は9割以上。講師のオンラインサービス・アプリ利用状況


外出自粛を機に約50%の講師がオンラインサービス・アプリを利用し始めたと回答しました。
以前からオンラインサービスを利用していた講師も含めると、9割以上が何らかのオンラインサービス・アプリを利用していることが分かりました。
活動の情報発信ツールとして大多数の講師がSNSを利用していますが、オンラインサービスの利用については外出自粛が背中を押したようです。


自身の活動やサービスのオンライン化については、54%が外出自粛を機にオンライン講座を開催したと回答。
自粛前からオンライン講座を開催していた(16.83%)を加えると、約7割の講師がオンライン講座の開催をしていることが分かりました

実際にオンライン講座をスタートし、見えてきたメリット・デメリットについても生の声を集めました。

やってみたら実感できた!オンライン講座開催のメリット

経費削減ができる

・会場費・自分の移動費(交通費)がかからないので参加費を安く設定できる
・申し込みがなくても、持ち出し(会場費)が無く済む
・お茶やお菓子などのおもてなし費がかからない

時間を有効に使うことができる

・自宅教室なので、片づけをしなくて済むようになった
・移動時間が不要なので、直前まで家事や別の仕事をすることができる
・夜の時間帯の講座開催もできるようになった

制約が減った

・会場キャパに応じて参加人数の制限をしなくて済むようになった
・駐車場が少なく参加人数に限りがあったが、オンラインなら制限なく参加してもらえる

参加者メリットがある

・天候や体調に左右されず安定した出席率につながっている
・小さなお子さんがいるママからはオンラインのほうが参加しやすい、と言われた
・画面に集中できるので話を聞きやすいという声があった。

メリットばかりではない…オンライン講座の難しさも痛感

双方向のコミュニケーションがとりにくい

・複数人が同時におしゃべりできないので、コミュニケーションがとりにくい。他愛もない話、というのがとてもしにくい。
・反応が見えにくい。タイムラグがあり伝わっているのか分かりにくい。
・空気感が伝わりにくい。本当の表情が読みにくい。
・対面では簡単にできていた『お友達作り』がオンラインだと難しい
・お子さんがぐずったとき手助けできない。ママが悩んでいても背中をさすってあげられない。どうしても一方通行なレッスンになってしまう。

ネット環境やデバイスで講座の満足度が下がる

・参加者それぞれのネット環境に講座運営が左右される。
・操作に不慣れな人が多く、事前の説明や講座中のサポートなどに労力がかかる
・参加者がスマホかPCどちらから参加によって同じクオリティを担保できないことがある。(カメラの画質が資料の文字の大きさなど)
・誰か一人でも接続できない人がいると講座がスタートできず他の方をお待たせしてしまう。運営をサポートしてくれる人が居たらよいが、無料講座なのでどこまですべきか…。

オンライン講座ならではの手間やトラブルも

・材料の発送費などコストが増えた
・事前入金の期日を守らない人がいる
・申込書(入金者)以外の人が参加していることがある
・投影資料のスクショは禁止しているが、実際守ってもらえているか確認ができない…。

価格設定やマネタイズに悩み

・無料のオンライン講座が広がっているため、参加費がとりづらい。
・銀行振り込みの手数料を考えた金額設定や、新たなオンライン決済の導入など、慣れないことも多かった。

講師自身もオンライン講座に不慣れ

・アプリの使用について自分もままならないので参加者に教えられなかったり、参加者に不具合があってもすぐに対処できず講座が中断することがある。
・ホスト側のトラブルがあった時に、講座自体が止まってしまう。

オンライン実施を検討しながらも踏み切れない理由は?

半数以上の講師・事業者が外出自粛を機にオンラインサービスの提供をスタートした一方で、25%が「オンラインサービスの提供を検討するも実現に至っていない」と回答しました。
踏み切れない理由には何があるのでしょうか?

  • 自分自身がZoomに慣れていないので、サービスとして運営&提供できるレベルなのか不安。
  • Zoomの有料版に切り替えるか悩んでいる。現状無料版なので40分以内に収めようとすると参加者に満足してもらえる構成に出来るかどうか自信がなく、無料講座や体験レッスンにとどまっており収益につながらない。
  • 音や動きのタイムラグがあるので参加者に満足してもらうことが難しい(相手の通信環境まではどうにもできないので)
  • 対面のレッスンをそのままオンライン化しても伝わるのかどうか不安。内容の練り直し、資料の作り直しなどが必要だが、家族が家にいるのでそのための時間が確保できない。
  • 夫の在宅勤務、子どものオンライン授業でPC・タブレットを自由に使うことができない。家事負担が増えて仕事に集中できる時間が持てない。
  • 所属協会や団体によるオンライン講座実施の制約があり、好きなように展開することが難しい。
  • 資料をスクショされてしまいそうで…できれば相手の手元に残したくないので、対策が難しくオンライン講座に踏み切れない。

オンラインサービス利用の不慣れさや在宅を余儀なくされている家族のサポートにより時間が割けないなど、利用者(プレママ・乳幼児ママ)向けアンケートで『オンライン講座が気になるけど参加できていない』の回答者と共通する点がありそうです。

オンライン開催に踏み切るならどのようなタイミング・条件を考えていますか?

  • オンライン講座の価格設定を対面講座ととどのくらい差をつけるか。その悩みがクリアできればスタートしたい。
  • 生徒さんからリクエストがあればオンライン開催したい
  • キャッシュレス決済の準備が整ったら。
  • 不慣れで集客にも不安があるので、どなたかとコラボ開催ができればやってみたい。
  • 参加者にしっかり伝わる講座のクオリティとオンライン環境が整えば始めたい。
  • 主人の通勤が始まり、子どもたちも午前中だけでも学校が再開されればオンラインレッスンを開催したい
  • まずは無料の機会を設けて、オンラインへの抵抗を低くして(参加してもらって)徐々に有料レッスンのご案内をして行こうと検討中
  • 緊急事態宣言解除後に今まで通りの活動を再開しても、お客様が感染への不安を拭えず参加出来ない場合はオンライン開催に踏み切りたい。生徒さんにアンケートを取ってみたい。

8割以上の講師が、オンライン開催継続に前向き

ごくわずかな準備期間でオンライン講座をスタートさせ、試行錯誤で取り組んできた講師にとって様々なデメリットや課題が浮き彫りになりました。
それでも、8割の講師が、今後もオンライン開催の継続を希望しています。


モニターやテスト的に無料開催をしている講師も多いため、価格設定や有料化のハードルを超えることはオンライン講座が継続的に広がっていくかどうかのカギとなりそうです。
また受講前のフォロー(Zoomの設定案内や入金案内、資料や材料の発送など)、空気感の共有の難しさなど、課題も多く浮き彫りになりました。
ただ、客層が広がる、家事や育児との両立のしやすさ、コスト面(会場費や移動費)などオンライン講座開催のメリットを感じている講師が大多数いるのも事実です。
短い時間でオンライン化を実現させた講師も多く、講座内容や運営面で改善の余地が大きいことも、今後に期待できる大きな要因になりそうです。

出会いと学びの機会が広がるオンライン講座も、ポジティブな選択肢のひとつに。

講師の多くは、子育て経験がある(もしくは子育て真っ最中の)女性たち。
ママを笑顔にしたい、助けになりたいとの思いで、対面で丁寧なコミュニケーションや地域密着の活動を大切にしてきた講師からは、オンライン化への葛藤も垣間見えました。

「ともえ親子ひろば」を運営するPowerWomenプロジェクトは、ママが笑顔で子育てするためには、地域ごとの小さなコミュニティ単位での人と人とのつながりが大切だと考え、全国各地の「地域で活動する乳幼児教室の講師やコミュニティ主宰者」と連携し、ママと赤ちゃんが集える「リアル」の場を発足(2011年)以来大切に作ってきました。

2020年2月頃から新型コロナウィルス感染症(COVID-19)によるリアルイベントの開催自粛を余儀なくされ、地方自治体が取り組んでいる「親子が集うイベント」の中止、児童館や図書館などのスペースも閉鎖される状況下で、こんな時だからこそ、「ママを笑顔にする!」活動が必要と考え、緊急事態宣言発令後の4~6月に親子向けオンライン講座を平日毎日開催しています。

全国各地の地域密着で活動する乳幼児教室の講師やコミュニティ主宰者、ママ講師たちの協力を得て、平日毎日オンライン講座開催を実現することができました。半数以上がオンライン講座初開催の講師たち。

「難しそうと敬遠していたけれど、簡単な操作だったので安心した。」
「画面越しに伝わるか不安だったけれど、喜んでもらえてよかった。」
「絶対に出会うことのできない全国のママに自分の想いを伝えることができた。」
「もっと味気ないものかと思っていたけれど、ママたちの笑顔が伝わってきて、私のほうが元気をもらってしまいました。」
などなど、オンライン初開催の不安と喜びの声もいただきました。


コロナ自粛を機に広がったオンラインで集える場は、今後も災害やインフルエンザをはじめとする感染症の流行時などに活かせるとも考えられます。
加えてアンケートで聞こえてきた講座主催者・受講者双方の声からは、オンライン講座への期待も感じ取ることができました。

子育て中のママと赤ちゃんが安心して集うことができ、信頼できる先生から正しい子育て情報を得ることができるオンライン講座を通じ、ママが子育てを前向きに楽しむことができる場をこれからも維持すべく、ともえ親子ひろばオンラインを継続することに決定しました。

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地域密着で子育てママを応援している先生やサークルとママの出会いがオンラインでも広がれば…子育てはきっともっと楽しくなるはずです。


ともえ編集部
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