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ピアノ練習も勉強も続かない!ピアノの先生に聞いた、家庭学習習慣化のコツとは?

習い事を始めたけど、家で全然練習しない。
新しいドリルを買ったのに、数ページで辞めてしまう…。塾の宿題をやらない…。
コロナ禍で子どもも親も家で過ごす時間が増え、つい子どもの様子に「練習しなさい!」「勉強しなさい!」「ピアノ売っちゃうよ!」「塾、辞めるよ!」と口を出してしまうことはありませんか?
根底にあるのは『コツコツ継続することの大切さを経験してほしい』と願う親心…のはずですが、どうしたらよいか分からない…。

そんなお悩みをお持ちの方は、リトミック&ピアノ教室を主宰するママ先生に聞いた、ピアノ練習や家庭学習をコツコツ継続するために家庭でできる習慣化のコツ、について参考にしてみませんか?

わが子がピアノを習いたいと言い始めた『ともえ』が、読者を代表してお話を伺ってきた様子をレポートでお届けします!

お話を聞いたのはこちらの方


0歳から100歳まで楽しめる「音楽教室いろは」主宰。
山中春枝先生
宮城県仙台市を中心に、0歳から親子で通えるリトミックレッスン、4歳からはリトミックを取り入れたピアノレッスン、そして大人向けピアノレッスンを提供。


はじめまして!
6歳の娘がピアノを習いたいと言っています。
でも、ちゃんと練習するか…すぐ辞めてしまうのでは、と二の足を踏んでいます。
というのも、私自身子どもの頃ピアノを習っていて、そして全然練習せず怒られてばかりでした(笑)


はじめまして!
ピアノに限らず習い事は月々のレッスン料もあるし、入会費や教材費など初期投資もあるので、続けられるかなと不安になるともえさんの気持ち、分かります。
送り迎えも必要な年齢であればママの時間もとられるし、練習や宿題にも付き添わないと…と考えてしまいますよね。
ともえさん自身、ピアノを習っていたのね。
練習しなかった理由、振り返って何か思い浮かぶかしら?


やらなきゃと分かってはいるんだけど…「練習しなさい!」って怒られると、やる気が失せるというか…うちはリビングが狭かったから別の部屋にピアノが置いてあって、家族がテレビを見たり楽しそうにしているとき、自分一人で練習するのがつまらないなぁと思ったことはあったかも。


うんうん、分かりますよ。
私のピアノ教室でも、保護者の方から「子どもが家で練習しないんです…」という相談はあります。
私のレッスンでは、とにかく楽しむことを大切にしています。
特に未就学児や小学校低学年であれば『親子で楽しむ』ことを体にしみこませていくことをおススメしています。

ご褒美制はあり?なし?親子で楽しむってどういうこと?


親子で楽しむ?具体的にはどういうことですか??


例えば、0歳から未就学児対象のリトミックレッスンも担当していますが、親子で参加して一緒に体を動かしたり、楽しんだり、音楽って楽しい!ということをたっぷり体験してもらいます。
ピアノも可能れあれば親子で連弾をしてもらったり、発表会で頑張ったらご褒美をあげてくださいね、とも伝えています。


ご褒美制って、賛否ありますよね…


「○○しないと罰があるよ!」そんな脅しに比べたら、私はご褒美制は全然ありだと思っています。
条件を付けたり結果に対してではなく、人前で堂々と素敵に発表できたこと、頑張ったことに対してのご褒美という考え方でお伝えしています。

子どもだって気分が乗らない日、疲れているときがあるはず。
そんなとき「やらないとピアノ捨てるよ!」より「終わったら一緒におやつ食べようか?」のほうが、ちょっとやる気にならないかな?


…なりますね(笑)


取り組む背中を押してあげて、頑張ったことも認めて褒めてあげる。
楽しむこと、褒める機会をたくさん作ってあげて欲しいなと思っています。


褒める機会、ですね。
確かにわが子にはついつい厳しくなってしまい、褒めることが少ないかも…。


大人だって褒められたらやる気になりますよね。
ピアノは毎日コツコツ練習することがとっても大事。
イヤイヤやるのではなく、楽しいこと、好きなこととして体にしみこませていくことで、日々の練習を前向きに積み重ねることができ、その結果、上達につながっていく…上手になるともっと楽しい!どうかしら?


確かに…ちゃんと続けられるかな、と練習を強制させることばかり考えていたけど、せっかくなら楽しみながら続けてもらいたいな。
娘とも話してみます!

練習も勉強も習慣化させるためには?


ちなみに練習は一日の中でどのタイミングでしたほうが良いですか?


ご家庭によってライフスタイルが違うでしょうから、一概に「この時間帯が良いですよ」とは難しいのだけど、『生活のルーティーンに組み込む』ことをアドバイスしています。

例えば、小6のわが子は将来ピアノの先生を目指しているので、1日1時間ピアノの練習に取り組んでいます。
平日は4時頃帰宅して、遊んだり学校の宿題をやったり、YouTubeを観たりと自由に過ごしているけれど『夕飯までに学校の宿題とピアノの練習を済ませておくこと』という決まりがあるの。


YouTubeを見入ってしまって、約束の時間までに終わらない…ということはないですか?

ありますよ~(笑)


そんなとき、先生はどうするんですか?


ご飯が冷めちゃうから、練習は後回しにして、とりあえず食べちゃおう…宿題は明日学校でやればいいんじゃない?
…って言いたくなる気持ちもありますが、そこは親の覚悟で…ご飯は出しません!


お腹…すきますね(笑)


ですね(笑)
でも、やらなければならないことをなあなあにしてしまっては、「約束を守らなくてもママはご飯出してくれる」となってしまいますよね。
娘もお腹は空いているはず。
だからこそ、約束を守らないとごはんが食べられない環境を作ることが大事、そう思っています。
私も食べずに終わるまで見守ります。


親の覚悟…ですね。


放置するのではなく、一緒に付き添います。
そして、約束を守れるように、声掛けも心がけています。
宿題どこまで終わった?と進捗を確認したり、YouTubeに見入っているようならスマホを預かったり。
夕食までに終わらせるという約束のラインは引いているし、高学年なので、取り組む順番など管理はガミガミしないように心がけています。
何回かは大変だけど、子どもだってそのうちに分かってきて、やるべきことの優先順位を考えるようになりますよ。

習慣化しやすい『タブレット学習』で習い事と学習を両立


なるほど。ほかに娘さんのルーティーンはありますか?


タブレット教材『スマイルゼミ』を毎日欠かさずやっています。
小2の冬に始めたので、もう4年間続けていますね。
スマイルゼミでは『ミッション』と言って、毎日取り組むべき講座が配信されるので、それを4年間ほぼほぼ毎日やっています。


毎日ですか?一体いつやってるんですか?


娘は夜寝る前にやっています。
低学年の頃はやりながらうとうと寝てしまうこともあったけど、そんなときも声掛けですね。
「お~い、まだ終わってないよ~。終わらせてから寝ようね~」と。
高学年になり体力も付くと寝てしまうことは無いし、やりたいことがあると「スマイルゼミ先に終わらせておく」と自分で進めていくこともあります。
旅行や帰省のときはwifi接続をしなくても使える『お出かけモード』にして持って行きます。
娘の中では「スマイルゼミをやってから寝る」「毎日ミッションをやる」ことが当たり前になって、やらないと逆に気持ち悪い…そんな習慣のひとつになっているようです。


ピアノの練習もして、家庭学習も毎日して…すごい!


私がピアノの練習で大事にしている『一緒に楽しむこと』『褒める機会』を作ること。
実はスマイルゼミにも同じような仕掛けがあるんです。
『マイキャラ』といって自分のアバターを作れたり、勉強した分で貯めたポイントでアバターのアイテムと交換したり、年賀状にマイキャラを印刷するくらい、気に入っています。
親のスマホと連絡が取り合える『みまもるトーク』という機能もあって、100点取れたよ~とか、漢字が上手に書けたよ~と報告をしてくれるので、すごいね!頑張ったね!と親からお返事をしたりできるんです。
将来の目標のためにはピアノの練習も、勉強も、どちらも大切ですからね。


塾に通ったりはしていないのですか?


今のところスマイルゼミだけですね。
学習塾がたくさんある地域ではないし、私も夕方のレッスンがあり送り迎えができない日もあるので、遅い時間に一人で帰宅させるのは不安があります。
何かよいものは無いかと探していた時にスマイルゼミのことを知って、子どもも気に入って4年続けています。
タブレットの買い替えなどもなく中学生コースに進めるようなので、引き続きピアノの練習&スマイルゼミを毎日のルーティーンとして、将来の目標に向けて取り組んで欲しいなと思っています。

『スマイルゼミ』には幼児コースもあるので、幼稚園児さんなら登園前のスキマ時間をタブレット学習に充てるのもおススメです。
毎日10分でも机に向かう習慣をつけることは、小学校入学準備としてもおススメですよ。


習慣化ですね。登園前はなんとなくテレビを見せたり、ダラダラしてしまうこともあるけど、同じ10分でも自分のためになることをしてくれたらいいなぁ。
毎日のルーティーンにするためには楽しむこと、親の声掛けが重要だということも、お話から痛感しました。

くどいですが…子どもって飽きっぽいですよね。
ピアノの練習もスマイルゼミも、もし娘さんがやらなくなったら、山中先生はどうやって促しますか?


気分を変えてみんなで楽しく!かな。
ピアノだったら連弾を楽しんだり、スマイルゼミは計算対決やゲームもできるので、ワイワイ楽しんだり。
「貸してあげるから使い方教えてあげて」とか、他の子がやっていると子どもの気持ちをくすぐるかも…?
時期的にお友達を集めるのが難しいけど、兄弟や家族を巻き込んで楽しむのが前向きに取り組むコツだと思います。


なるほど~私も誰かがピアノを弾いていると「私のピアノよ!」って気持ちになったことを思いだしました。
ピアノ練習も勉強も、どうやって子どもに続けさせるか?の視点でいたけど、山中さんの話を聞いて習慣化するためにも一緒に楽しむ!工夫を考えてみようと思いました。
今日はありがとうございました!


ともえちゃんも久しぶりにピアノを楽しんでみてね♪

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ともえ編集部
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