音育(おんいく)のすすめ。女性が悩む冷え性対策に | ともえ
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冷え性はママだけでなく子供も悩んでいる!温育(おんいく)のススメ

温育(おんいく)のすすめ。ママと子供が悩む冷え性対策に

日本列島は、本格的な冬の寒さ到来。
この間までの暖かさは異常気象だとはいえ、どこへ行ってしまったのでしょうか?

今回は、そんな寒さを感じる季節にぴったりの「温育(おんいく)」というキーワードについてお話をしたいと思います。

養命酒でおなじみの養命酒製造株式会社が、北海道、東京、大阪、沖縄に住んでいる子ども(3歳~12歳)及び夫と同居する母親900名(20歳代~50歳代)を対象に、「冷え症ママと子どもの不調に関する調査」を実施したところ、気になる調査結果が出ました。

ママの8割が冷え性を自覚している

冷え性と言えば、女性特有の症状とされています。
実際、今回の調査でも8割のママが冷え性だと感じていたと言う調査結果が出ました。

養命酒製造株式会社の調査によると、この冷えに関して初めて冷えを感じた年齢を尋ねたところ、次のような結果が出ました。

  • 最も多い回答は、18歳から24歳
  • 次に多い回答は、中学生の頃

意外にも、成人前後や第二次性徴期に感じ始めるようです。

冷え性ママの子供の2割弱が冷え性

子供の冷え性に関しても調査したところ、次のような結果が出ました。

冷え性のある子供は冷え性のない子供よりも、

  • 2倍風邪を引きやすい
  • イライラすることが多い
  • 4倍も疲れやすい

身体が冷えていることが不調の原因となっているようです。

ちなみに、「冷え症ママの子供の2割弱が冷え症で、冷え症でないママの子供の約3倍」という結果も出ています。

「冷え性の子供も存在する」って、皆さんどう感じられましたでしょうか?

私にももうすぐ6歳(4月から小学生)になる息子が1人いるのですが、この調査結果にえ???と目を疑いました。

赤ちゃんや子供って、イメージとして体温が高め、代謝が良過ぎて常に汗をかいている、ぽかぽかしているものと認識しがちですが、年齢と共にその体温の変化が現れて、体調面や精神面、体力の低下を招き、原因の一つが冷えによるものとしたら、親として何をしたらいいか?を考えてしまいますよね。

子ども自身に起きていることは、大人に伝わりにくいこともあると思います。
そうなる前に、親として、ママとして、パパとして、何ができるかを一緒に考えてみませんか?

冷え性ママは体調の不良を感じやすい

また、冷え症ママは冷え症でないママに比べると次のような結果が出ました。

  • 代謝が良くないママが3倍
  • 便秘やむくみの症状があるママが2倍
  • 不眠を自覚している
  • 冷え症ママの7割が肩こりや首のこりを自覚している
  • 半数近くが疲れやすかったり腰痛を持っていたりする

私も、メンテナンスとして整骨院に通って治療を受けていますが、この記事を書きながらまさか私も?とやや心配になりました。

また、「現代の子どもの10人に1人が36度未満の低体温」、「ママはなんと3人に1人が低体温」という結果も出ています。

冷え性対策に身近なところから始められる温育(おんいく)

そこで、今回のタイトルにもある「温育(おんいく)」がひとつのキーポイント。

初めて耳にする方も多いと思います。
この記事を書いている私も、実は初めて耳にしました。

「温育」を実行する3つのポイントをまとめてみました。

  1. お風呂(湯船に浸かる)
  2. 睡眠
  3. 体を温める食材や飲み物を摂る

身体の奥深くまで温めることによって、ママやパパの身体も改善。

この三大温育習慣を7割以上のママが実践したしたところ、温育の大切さを6割が意識し、その後の継続実践意向は、ほぼ100%!という結果が出ています。

「冷え」は、当事者だけではなく、妊娠や育児も含む家族全体の大きな悩み。

自らが学習して、実践する(温める)ことにより、自分はもちろんのこと家族、そして社会環境をよりよい状態にしていく(育む)ことに繋がります。

上記の三つ以外に、以下はまだママたちが実践し切れていないという調査結果も出ています。

  • 運動・ウォーキング
  • ストレッチ
  • 腹巻きなどでおなかを冷やさないようにする
  • 温育ママにとって、「運動」習慣を身につけることが、冷え性を改善するためのきっかけでは一番のハードルかもしれません。

    今回の結果を、イシハラクリニック副院長石原新菜先生は、次のようにお話をされています。

    本調査で、冷え症ママが冷え症でないママに比べ、3倍近く「代謝がよくないこと」、2倍「便秘」「むくみ」「不眠」を自覚しているという結果がでています。
    冷えによる代謝の低下と便秘やむくみ、不眠といった様々な体の不調との関連性が改めて明らかになりました。

    また、冷え症の子どもは、冷え症でない子どもの2倍も「風邪をひきやすい」「イライラしている」、4倍も「疲れやすい」という結果も見過ごせません。

    冷えは家族共通の健康課題です。
    家族みんなで“温育習慣”を身につけることが、自分や家族が“冷え”に悩まされずに、健康的な生活を過ごしていただく基本です。

    “温育”は、一年を通じて家族の健康を守るうえでの重要なキーワードと言えます。

    イシハラクリニック副院長 石原新菜先生のコメント

    おわりに

    冷えから守る対策として、今日から温育を心がけることを始めてみませんか?

    私も普段あまり温かい飲み物は飲まないタイプですが、職場(カフェ)で作っているコーヒーを味見がてら飲んでみたら、思っていた以上に身体がぽかぽかして驚いたのを思い出しました。

    温かい飲み物1杯で、こんなにも感じられるのであれば意識して行動してみようと思いました。

    私と一緒に、温育のすごさ、実感しませんか?


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    森田 聡美

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