ズボラでもできる!お手軽アロマ導入術
暮らし・生活

咳や花粉症をラクにする!症状を緩和するアロマとその使い方・吸入法

咳や花粉症の症状を緩和するアロマとその使い方・吸入法

「ズボラでもできる!お手軽アロマ導入術」の第1回目では、風邪予防のオイルをご紹介しました。

でも、どんなに気を付けていても、ひく時にはひいてしまうのが風邪!
また、これからの季節、くしゃみや鼻水といった厄介な症状を引き起こす、『花粉症』に悩まされる方も多いはず!

第2弾の今回は、風邪や花粉症の時の不快な症状を緩和させるのにぴったりなオイルと使い方をお伝えします。

ユーカリ

殺菌作用、免疫賦活作用(免疫力アップの作用)、抗ウイルス作用、消炎・鎮痛作用があります。

すっきりとしたグリーンの香りです。

ティートリー

強い殺菌作用と、免疫賦活作用があります。

ユーカリと似た香りと作用を持っています。

ペパーミント

甘く清涼感のある香り。

鼻づまりの時に特におススメなオイルです。

サンダルウッド

白檀ともいいます。
のどの炎症を緩和する作用があります。

ウッディで、扇子やお香の香りなどでお馴染みの方もいるのでは?

フランキンセンス

フレッシュでちょっとスパイシーな爽やかな香りです。

イエスキリストの誕生の物語でも知られる乳香(オリバナム)は、このフランキンセンスのこと。

呼吸器への抗菌作用があります。

さて、これらのオイル、3つのオイルは、1回目と同じ精油です。

ユーカリとティートリーには、殺菌作用と免疫力アップの作用のほか、消炎作用といって、鼻やのどの炎症を抑えてくれる作用があります。
また、これら2つのオイルに共通して含まれる成分には痰を切る作用もあるので、痰がからんで咳が止まらなくなってしまうようなときにもぴったり。

筆者の周りにも、ユーカリオイルで、ぜんそくのようなひどい咳の症状が和らいだ、という人も(ただし、人にもよりますので、過信は禁物ですよ!)。

また、ペパーミントの、あのす〜っとした香りの成分は「メントール」といって、特に鼻づまりのときには、効果てきめんです。

今回、初のご紹介オイルのサンダルウッドは、呼吸器の炎症に対して作用があるので、喉の痛みや咳が酷い時に。
同じくフランキンセンスも、呼吸器への抗菌作用があるので、喉や鼻の症状でお悩みの時に、力を貸してくれるはずです!

ちなみに、筆者は体質的に、風邪をひくと咳が長引くタイプなのですが、ユーカリを試してみて、それでもダメな時にサンダルウッドやフランキンセンスに頼っています。

ズボラなママでも簡単!
咳や鼻づまりの時におすすめのアロマ吸入法

使い方について、今回は「咳や鼻づまりの時にオススメ」な『吸入法』をご紹介しますね。

吸入法とは、精油の成分を積極的に吸い込んで、体内に取り込みましょう、という方法。
鼻づまりや喉の痛み、咳などの、主に呼吸器系のトラブル症状を和らげるために行います。

この吸入法にも幾つかやり方があるのですが、ズボラな筆者イチオシの方法は、「マスクに垂らす」です。
これだと、他に特別な準備の必要もなく体温や自分の呼気でオイルが温められ、しかもマスクの内側で精油成分が拡散するので、効率的に吸入できるんです。

ただし、この時、オイルが直接肌に触れないように注意が必要です。
特に、今回ご紹介したオイルには、肌刺激の強いものがあるので、何重にもなっているようなガーゼマスクなら肌に触れない外側に垂らす、使い捨てマスクのような薄いものの場合は、例えば化粧用コットンやティッシュに垂らしてマスク内に入れるなどし、肌に触れないようにしてください。

そして、長時間吸入をしていると、粘膜が直接刺激を受ける可能性も。
症状が酷い時に吸入をし、症状が治まったらマスクを外すなど、注意してくださいね!

また、お子さんに試す場合は、マスクではなくハンカチやタオルに1〜2滴垂らし、咳込みや鼻水などの症状が酷い時に適時、鼻や口に当てて吸入する方が安全です。

煩わしい症状がある時は、気分も塞ぎ込みがち。
そんな不快な症状を少しでも緩和して、家族みんなで健やかな毎日を過ごしたいですね!


森 雅美
森 雅美
派遣社員やフリーランスとして出版社や制作会社で様々な媒体の制作に携わった後、2012年の出産を機に在宅勤務主体の働き方にシフト。以降、ライター、ディレクターとして活動中。 今年の目標は「趣味 ジョギング」と言い切れるようになること。