一般社団法人Hug&Yoga協会 代表理事の伊勢佳弥子さんを自己紹介形式でご紹介します。出産前から勉強していたヨガ。出産後赤ちゃんと一緒にできるヨガクラスを開くも、赤ちゃんが泣いてしまう事を気にして、ヨガを楽しめない参加者がたくさんいたそうです。「ママに楽しんでほしい。」その一心で赤ちゃんも一緒に楽しめるヨガプログラム「ハグヨガ」を専門家と一緒に構築。
現在は、「ハグヨガ」を各地で広げてくれるインストラクターの養成に力を注いでいる伊勢さんは、1つ1つのクラス、1つ1つのお仕事を大切にする方で、その朗らかな人柄が「ハグヨガ」が全国に広がげるのだろうと感じました。
現在の活動内容
関東を中心に、赤ちゃんを抱っこしたまま行う「ハグヨガ」を中心としたインストラクター養成事業と企業様からのイベント受託やインストラクターの派遣などを行っています。
認定のインストラクターさんが、子育てをキャリアに、ママならではの目線でヨガインストラクターとして活躍頂けるよう、教室の立ち上げから運営まで多岐にわたりサポートさせて頂いております。
現在、都内では江東区、西東京市、埼玉県では所沢市、上尾市でインストラクターが活躍中です。また、現在、企業様よりご依頼もあり、名古屋への進出を計画中です。全国にハグの輪を繋いでいけるよう、活動を行っています。
一方で、自身のライフワークとなっているヨガクラス「aromamma(アロママ)」は活動が8年目に入り、延べ1,000名以上の母子に関わらせて頂いております。
事業、サービスで力を入れていること、こだわり
3つのミッション
「どうして赤ちゃんは泣いてしまうの?」
「抱っこしている時は良いのに、置くと泣いてしまうのは何故?」
「赤ちゃんが生まれて嬉しいはずなのに、何故こんなに辛く感じるの?」
育児が楽しく、輝くものだとばかり思っていたのに、実際はちょっと違う…?
そんな不安や、疑問について、一般社団法人Hug&Yoga協会では、クラスや養成講座を通して、何故?どうして?に、脳科学の観点・ホルモンの変動の観点からお答えしています。
私たち女性は、妊娠〜出産において、ホルモンの激動期を迎えます。
この、妊娠〜出産後の時期だからこそできる、心のケア・身体のケア・赤ちゃんの心と身体の成長について、ヨガを通してお伝えしています。
2つ目は、「抱っこで育むまれる赤ちゃんの心」をお伝えすることで幼児虐待予防としての役割を担っています。
そして、虐待の加害者が実母57.3%、被害を受けた入学前の子供の割合が43.5%(「児童虐待対策の現状と今後の方向性」厚生労働省)、また、『子ども虐待は、身体的、精神的、社会的、経済的等の要因が複雑に絡み合って起こると考えられている。』(「子供虐待対応の手引き-第2章 発生予防-」厚生労働省)と言う内容を踏まえ、社会との繋がりの場、経済的対策として、お子さんがいても子育てをキャリアとして活かせるママインストラクターと言う働き方をご提案しています。
3つ目は、「抱っこLabo」というウェブ・ラジオ番組を連動させ、各専門家をお呼びするなど、独自の情報を発信をしています。
事業、サービスをはじめたきっかけ
元々は、赤ちゃん連れでご参加頂けるママの為のヨガクラスや、ベビーヨガ、キッズヨガ等のクラスを行っていました。
皆様の中にも、赤ちゃん連れのクラスに参加したものの、赤ちゃんが泣いてしまって殆ど参加できなかった…。そんな経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃん連れのヨガクラスにご参加下さっている方の中にも、赤ちゃんが途中で泣き始めてしまい、ヨガが殆どできず、更に、お帰りの際には「子供が泣いてしまってスミマセンでした…」と、申し訳なさそうに帰られる方が1人や2人ではありませんでした。
折角ヨガクラスに参加頂いたのに、「申し訳ない」と言う気持ちでお帰りになられるのが、インストラクターとしては非常に申し訳なく、赤ちゃんをあやすスタイルでヨガが出来れば、ご参加されるママも赤ちゃんも、気持ちよく時間を過ごしてただけるのではないか。
そんな思いから、あやすスタイルのヨガ→抱っこしたままヨガを行えないか、と色々調べ始めました。そこで出会ったのが、理化学研究所の黒田公美先生の「抱っこして歩くと赤ちゃんはリラックスする仕組みの一端を解明」と言う「輸送反応」の研究でした。
ヨガの動きを併せることで、輸送反応を利用して赤ちゃんをあやしながらヨガを出来るヨガのスタイルを確立させていきました。安全面については、理学療法士で、ヨガインストラクター・ピラティスインストラクターでもあり、大学助教としてもご活躍中の鈴木里奈先生をアドバイザーに迎え、プログラムについてもアドバイスを頂き、ハグヨガが完成しました。
とある1日のスケジュール
06:00 起床 家族の朝食準備、お弁当準備
07:30 家族が出勤&登校した後、仕事の準備&メールチェック
08:00 家事(洗濯物、ゴミ出しなど)
08:30 イベント会場に出発
09:00 イベント会場に到着→会場準備(音響や映像のチェック)
10:00 出展予定のフェスタについてスタッフミーティング
11:00 ハグヨガイベント1回目
12:00 昼食
13:00 ハグヨガイベント2回目
14:00 撤収作業
15:30 夕飯の買い物をして帰宅、子供達帰宅
16:00 宿題、勉強を見る
17:00 親子で英会話スクール
18:30 帰宅
19:00 夕飯
20:00 夕飯片付けと、一息コーヒータイム
21:30 子供達の寝かしつけ
22:00 主人が帰宅、夕飯の支度
22:30 入浴
23:00 ブログ更新、メールチェック、趣味の時間
23:30 就寝
今の生活や働き方で気に入っている事
・子供の習い事や、自分の趣味の為の時間を自分でマネージメント出来る事
・仕事のスケジュールを子供の行事に合わせて、年間で予定を立てられる事
・課題が多い分、学ぶ事が多く、毎日が非常に充実している事
クリアしたい課題や問題
・法律などの専門知識
・企業などへの営業力
・認定インストラクターの活躍の場を作る事
・「ハグヨガ」を広く知って頂き、幼児虐待予防の一環としても活動を広める事
働き方を迷っている女性へのメッセージ
働き方で迷われている場合、やはり、自分の中の優先順位をしっかりつける事が、働き方を決めるのに1番近道だと思います。
・家族、子供との時間
・お給料
・やりがい
・場所
など、どれが1番で、どれは優先度が低いのか。
自分にとっての1番をしっかり見極めると、2番、3番と細かい条件を決めていけると思います。
愛する家族へのメッセージ
いつもサポートしてくれてありがとう!
パパは、私が苦手な経理を一手に担ってくれていて、感謝しています。
子ども達は、少し帰りが遅くなっても、ちゃんと宿題をしてお留守番してくれて、本当に感心します。
落ち着きのない母ですが、これからも家族みんなの健康を守れるよう、頑張ります!これからもよろしくね。
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- 伊勢佳弥子
- 一般社団法人Hug&Yoga協会 代表理事 産前・産後ヨガ、ハグヨガインストラクター 会社員時代からの趣味であるヨガを、出産後あらためて学び直し、専門家と共にに子どもと一緒にヨガに取り組めるプログラムを開発。自らもヨガクラス「aromamma(アロママ)」やイベントでレッスンを担当しながら、現在はインストラクターの養成に力を入れている。
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