ニュースで小さな子どもが巻き込まれる事件がおこるたびに悲しい気持ちでいっぱいになります。
子どもに危険が迫っている場合、どうやって守ればいいのか、どうやって見守ればいいのでしょうか。日々不安を感じている保護者は多いのではないでしょうか。
筆者の住む福岡市の小学校では「ついたもん」というシステムが導入されました。ランドセルにICタグをいれることで、子どもが小学校に到着、帰宅時に記録が残るというものです。
オプション(月額432円)を申し込むとその履歴をメールに送信してくれます。
小学校への登下校の確認も大事だとは思いますが、親としては登下校中での安全も心配です。
我が家の息子が通う小学校へは子どもの足で15分ですが、下校時30分を過ぎても帰宅しなければ心配な気持ちが沸き上がってきます(だいたい友達と下校中に遊んで帰ってこないんですが)。
そこで、携帯NGな小学校に持っていける子ども見守りサービスを探してみました。
探した見守りサービスの条件
- 携帯持ち込みNGの小学校でも持っていける
- GPSで位置確認ができる
- 月額料金が安い
- 解約料金や二年縛りなどの制約が少ない
この条件で探した所、ピッタリの条件だったのが「みまもりロボットGPS Bot」でした。早速、我が家で導入しましたのでご紹介します。
また、GPSの位置確認はできませんが帰宅や外出時に知らせてくれる「Qrioただいまキット」もご紹介します。
携帯NGの学校でもOK!GPSが使える見守りシステム
8割の小学校が携帯持ち込み不可
こどもの位置を確認するサービスとして、キッズ携帯を最初に思い浮かべる方も多いと思います。筆者も実際そうでした。
キッズ携帯自身はとても便利なものですが、デメリットも多くあります。
- 二年縛りなどの契約上の制約が多い
- 親の使うスマホが限られる場合もある
- GPSサーチ1回ごとに料金がかかる(気軽にサーチできない)
2014年の学研の調査では、小学校で携帯の持ち込みが「許されている」のは12.6%、「持ってきても良いが、授業中は預けることになっている」のが5.8%、合わせて約18%となっています。
8割の学校が持ち込み不可ということです。
携帯持ち込み不可でも、子どもの位置がGPSでチェックできるのが「みまもりロボットGPS Bot」です。
スマホで簡単に位置確認ができる「みまもりロボットGPS Bot」
Brizeという会社から提供されている「GPS Bot」は、5センチ角の46gの小さな箱をランドセルなどに入れておくだけで位置情報を取得してくれるAIロボットです。
GPS Botの一番のメリットは、登録地点を登録しておくだけでスマホのPUSH通知で知らせてくれる点です。
位置情報のみ、通話はできない
たとえば、「小学校」を登録地点に登録しておくと、「●●が小学校に到着しました」と通知してくれます。
他のサービスではメールを受信するものが多いのに対して、確認がしやすいメリットがあります。
どのように移動したのか分かる履歴も地図上で確認することができます。
GPS Botは子どもの生活習慣を学習していくために、登録地点に到着・出発した際の通知だけでなく、異常を捉えた場合にも通知してくれるそうです。
見た目からわかるとは思いますが、通話などはできない位置情報通知に限られたサービスです。
月額480円だけのシンプル料金
GPS Botのメリットは料金体型にもあります。
事務手数料や解約手数料、サーチ料などがすべて無料のため、月額480円のみで使えるという点です。
キッズ携帯は、1回サーチするたびに課金されますがGPS Botだと課金を気にすることなくサーチすることができるので財布に優しいのが嬉しいです。
GPS Bot を実際に1ヶ月使ってみての感想
GPS Botの良かった点
- サーチ料がかからないので、気軽にサーチできる
- 出発や到着をスマホでPUSH通知してくれる
- 月額480円だけで良い
GPS Botの改良して欲しい点
- 充電が1週間程度で切れる
- もうすこし小さければ、鍵などにキーホルダーとしてつけられるので、ランドセル以外の子どもの外出にも使用できる
GPS Botの特徴まとめ
端末料金 | 4800円(税別) |
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月額料金 | 480円(税別) |
特徴 |
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子どもの帰宅をLINEで知らせてくれるサービス
お仕事されているママは、お子さんがきちんと帰宅したか気になる方も多いのではないでしょうか。
常にGPSで位置情報を調べるのではなく、帰宅時に自動通知してくれるサービスもあります。
月額利用料なし!LINEで子どもの帰宅を通知「Qrioただいまキット」
「Qrioただいまキット」は、子どもが自宅に帰ってきた時にパパやママのLINEに通知してくれるサービスです。
子どものランドセルやカバン、鍵などに専用のタグを取り付け、自宅にはハブを設置しておきます。
すると、タグをつけたランドセルなどが自宅をでるときには「●●が学校にいったよ」、帰宅したときには「●●が学校から帰ってきたよ」など、メッセージを指定のLINEに送ってくれます。
LINEをつかうことで、パパとママが含まれるグループLINEで情報を共有することもできますね。
軽くてキーホルダーのようなデザインなので、鍵につけておけば、子どもの外出状況を知ることもできます。
買い取りなので月額利用料なし
Qrioただいまキットは、買い取りなので購入後に月額料金などの追加料金がありません。
月額の負担がないため、家計に優しいサービスですね。
Qrioただいまキットの特徴まとめ
端末料金 | 12,153円(税別) |
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月額料金 | 0円 |
特徴 |
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便利なサービスを使って子どもを見守ろう
今回は、特に手軽に導入できる「GPS Bot」と「Qrioただいまキット」をご紹介しました。
我が家では、小学校3年生の息子に、ランドセルにGPS Botを入れて、帰宅後の外出時にはキッズ携帯を持たせています。
子どもの行動を見張るのも嫌だし、そんなことをせずとも安心して学校や遊びに行かせてあげられるのが一番良いとは思います。
が、ニュースや事件の情報で「何か合ったときのお守り」だと思って、持たせているのが実情です。
子どもにスマホやキッズ携帯を持たせるにはまだ早いと考えているママも、いろんな便利な見守りサービスを使ってみてはいかがでしょうか?
- 中村 万智子
- 大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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