私が習わせてよかったと思う習い事は体操教室です。
もとは否定的なところもありました。
「体操選手は背がのびない」とか、「型にはまった練習ばかりで自分でどうすればいいか考えないので応用ができなくなる」とか。
そうした本や知人からの情報があって迷いましたが、幼稚園では人気があるということで体操を習わせることに。
習わせてみて良かったと実感したのは、先生でした。
厳しい先生がオリンピック選手を育てるのとは違って、全く何もできない子ども全員をできるようにしてくださるんですね。
小さい子どもへの意欲の引出し方がとても上手なんです。
体操の才能なんてまだ分からないような年頃ではありますが、その才能を引き出してくださっているように感じます。
苦手な鉄棒も縄跳びも家で練習するようになったのは、この先生が教えてくださるからだと思います。
加えて体操が良いと思ったのは、ストレッチや柔軟体操もしっかりするからです。
近年、子供たちがしっかり運動せずに身体が固いことが原因で怪我をしたり、骨折も多くなったりしていると話題になっています。
同じ筋肉しか使わず炎症が起きるスポーツスクールもあるようで、そうしたところでは様々な対策が練られているようです。
柔軟な身体をつくることは、ゆくゆくどんなスポーツをするにも基本になりますし、また全身の筋力・ばねを作る事が大切なので、体操教室ではその点で基礎作りをしている気がします。
また、なにより子どもが大好きなのは、最後に走ることです。
家では見られない顔をするんですよね。
家に帰ると甘えたり不機嫌になったり、少し不安定なことも多いのですが、体操教室できゃっきゃと言って鬼ごっこのようなゲームをしています。
楽しそうに思い切り走りまわっているのを見ると、ストレスを発散しているのだな、と思えます。
今は、走ることが大事だと言われています。
走ることで背筋がのび、姿勢も正しくなります。
うちの家の前はすぐ道路なので、なかなか思い切り走らせてあげることができていませんでした。
その本で読んでからは、もっと走らせていくことを心掛けていますが、なかなか毎日はできません。
体操教室では、柔軟体操、走ること、そして挑戦することのすべてを思い切りさせてもらえているので、習わせて本当に良かった習い事だと思っています。
よかったらご近所の体操教室、探してみてください。
- 松崎 さとこ
- 5歳男児・3歳女児の二児の母。長男を出産後すぐに育児ノイローゼになり、1歳でベビーサイン、1歳半でチャイルドマッサージに出会う。短気で陰気な子育てから一転、人間的に成長し、波はあるものの陽気で長期的な落ち着きを取り戻した。イライラも含め、子どもと関わることがめちゃくちゃ楽しい日々。 現在は、チャイルドマッサージファシリテーターとして活動中。