家計簿の項目の決め方
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家計簿が続くようになる!家計簿の項目の決め方・決定版

家計簿の項目を決めるときに大事な考え方

意外と重要な、家計簿の「項目」

今回は、家計簿の「項目」についてのお話です。

家計簿のつけ方については、こちらの記事もご参照ください。
今年こそお金を貯める!家計簿のつけ方のポイント

家計簿ノートやアプリを開くと、すでに食費や被服費などの項目がセットされている場合が多くあります。
でも、家計簿をつけていく時に、「この支出は何費?」って悩むことはありませんか?

例えば、「お友達と行ったちょっとリッチなランチ代」。
これは食費?交際費?どちらでしょうか。

答えは「どっちでも正解」なんです。

なんじゃそりゃ!?と思われるかも知れませんが、家計簿は「マイルール」でつけるのが一番です。

お金の基準は人それぞれなので、“リッチなランチ代”がいくらなのかも違います。

家計簿のつけ方のルールに細かくこだわるよりも、自分なりのルールで家計簿をつける方が、続けていく上でラクチンです。

自分なりのルールを決めるときに重要なのが「項目」です。

項目が多いとレシートを見て「これどの項目?」「前はどの項目につけったけ?」と悩むかもしれません。

項目を少なくしたり、支出の目的別に項目を立てることで、ラクチンを手に入れることができます。

ちなみに、“リッチなランチ代”は私ルールに当てはめると、1500円以下のランチなら食費、1500円以上のランチなら交際費、2000円以上ならヘソクリで自分の小遣いから支出します!

一般的に使われる家計簿の項目(費目)

一般的な家計簿の項目をご紹介します。
家計簿によっては「費目」として設定されている場合もあります。

収入 収入 給与、一時所得、年金など
支出 住居費 家賃、住宅ローン、管理費、駐車場、自動車ローンなど
保険費 生命保険、医療保険、火災保険など
税金 所得税・住民税、年金保険料、健康保険など
お小遣い費 パパやママ、子どものお小遣い
教育費 学費、塾、習い事、書籍など
通信費 携帯電話料、インターネット、固定電話など
食費 食品、外食、ネットスーパー料など
日用品 生活用品、衛生用品、ペット用品など
被服費 衣服、クリーニング、化粧品、美容院など
医療費 病院、薬、通院など
交通費 ガソリン、電車、バス、タクシー、定期代など
娯楽費 趣味、旅行、アウトドア、ゲームなど
水光熱費 電気、水道、ガスなど

たくさん項目がありますが、家計簿のつけ方のスタイルによって項目の選び方が異なります。

  • 細かく正確に家計簿をつけられる方は、表の項目を基本にするといいです。支出の見直しが迅速にできます。
  • 家計簿初心者や続かない方は、支出の項目を減らして5項目ぐらいから始めることをオススメします。

家計簿の項目、どうやって決めたらいいのか?

悩んでいる女性・ママのイメージ画像

支出項目を5つ程度に絞り込む場合、どうやって決めたらいいでしょうか。

3つの方法をご紹介します。

1.支出が少なそうな項目を「その他」にまとめる方法

まず、月に支払う額が一定の「固定費」がどの項目か確定しましょう。
それ以外の支出項目が、月々いくらぐらいになるか目測してください。

支出が多そうな項目トップ5程度を残して、それ以外の項目は「その他」へ入れこんでしまいましょう。

この方法のデメリットは、分類ルールを決める必要があるところです。

「子どもの給食費」は「食費」か「教育費」か。
支出を見た時にパパッと分類するマイルールが必要になってきます。

2.支出の目的によって分ける方法

お金を何のために支出したのかを考えて項目を分けると、お金の使い方がより分かりやすくなります。

例えば下のような項目分けで考えてみます。

  • 生活費(食費・日用品を含む、生活していく上で必須な支出)
  • 子ども費(教育に関わる費用、おもちゃ、おむつ、衣類、文房具など、子どもに関する支出)
  • 交際・娯楽費(お出かけ、レジャー関係、交通費、ガソリン代などの支出)
  • その他(医療費、子ども以外の衣服費などの支出)
  • 水光熱費(電気、水道、ガスの支出)
  • 固定費(居住費、保険料など 月に支払う額が一定の支出)

家計簿の最初に設定されている項目を無視して、「何に支出したのか」を明確にすることができます。

そのため、「家計の中で子どもに必要な費用が教育費や雑費などを含めて全体の何%を占めているのか」などが分かりやすくなるのがメリットです。

家計簿を始める際に項目を決める必要がありますが、最初は少なく設定し、その後必要に応じて増やす方法がとれます。

例えば、車通勤のため月々のガソリン代がかなり必要ならば「ガソリン費」を追加したり、お洋服が大好きであれば「被服費」を追加したりして、家庭の消費事情に合わていくことで、ムダを見つけやすくなります。

デメリットは、項目が増えた場合、増える前と見比べることが出来にくい点です。

3.「消費」「浪費」「投資」項目分けの方法

どういう商品を購入したかではなく、「支出の意味合い」という観点で分けていく方法です。

一般的な家計簿の項目を全く無視して、支出を「消費」「浪費」「投資」に分けます。

レシートやお買い物明細を見て、その支出がどれに当たるかを考えましょう。

  • 消費→必要な支出。家賃や食費、医療費など
  • 浪費→勢いで買ってしまった衣類や食品など。後々考えるとそれほど必要ではなかった支出
  • 投資→将来的にプラスになる支出。貯金や積立、保険料に加えて、書籍や勉強道具やちょっとした自分へのご褒美支出など

この項目分けのメリットは、「消費」=「生活していく上で最低限必要なお金」ということが分かる点と、後悔・失敗した支出が明らかになる点です。

デメリットとしては、項目の内容を見直したい場合に、支出の内容を1つずつ精査する必要があり、どの支出が問題だったかがすぐに分からない点です。

この項目分けの場合、各支出割合は「必要なモノ」70%、「浪費したモノ」5%、「投資」25%の割合が理想的と言われています。
(出典:消費・浪費・投資 分類誤るとお金はたまらない :日本経済新聞

浪費も心のゆとりの一部ですので、限りなく0に近づけるのではなく、一定率より多くならないよう気をつけるのが大事です。

家計簿はマイルールで継続しよう!見直しは夫婦で!

ノートパソコンを見る夫婦・カップルのイメージ画像

家庭の人数構成が、夫婦二人、夫婦+子ども、夫婦+子ども+祖父母など、人数だけではなく家族の年齢構成でも支出の内容はさまざまです。

「この家計簿なら続けられそう!」そう思えるマイルールや項目で家計簿を続けていきましょう。

継続すれば、家計簿の数字から色々なことが見えてくるようになるはずです。

また、家計簿の見直しはできれば夫婦で行うのがベストと言えます。

家族の生活や、子どもの進学などのライフプラン、家族旅行や車の買い替えなどの希望などを共有しながら、家計簿を見直すことで家計への理解が深まり、目標への達成速度が加速します。

家計簿に設定されているルールにこだわらず、楽しい家計簿ライフを送りましょう!

次回は、スマホの普及により増えている家計簿アプリのメリット・デメリットをご紹介します。

家計簿のつけ方については、こちらの記事もご参照ください。
今年こそお金を貯める!家計簿のつけ方のポイント

中村 万智子
中村 万智子
大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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