子育て・教育

インターナショナル幼稚園について知っておきたい8つのこと

インターナショナル幼稚園(インターナショナルプリスクール)について知っておきたいこと

世の中のグローバル化が急速に進む中、ますます気になる子どもの英語教育。
人気の習い事ランキングでも英語は常に上位です。

そんな中、インターナショナル幼稚園(以下、インターナショナルプリスクール含む)が注目を集めています。

「気になるけど実際のところはどうなの?」「園費は?」「日本語がおかしくなったりしないの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはず。

そこで、実際にインターナショナル幼稚園へ子どもを通わせていた筆者が「インターナショナル幼稚園について知っておきたい8つのこと」についてご紹介します。

1.多種多様なインターナショナル幼稚園

外国人の親と赤ちゃんのイメージ画像

一言にインターナショナル幼稚園といっても、「本格的な英語教育を目指している」、「遊びを中心として英語に親しむのを目的としている」など、方針はさまざま。
それにより、卒園までに身につけられる英語力もちがいます。

「イメージしていたのとちがっていた!」などと、あとで後悔しないよう、事前にしっかり見学をしましょう。

その際に必ず見ておきたいのが「年長さん」の様子です。
英語力も含め、その幼稚園に通わせることで子どもがどう成長できるのか、より具体的なイメージをもつことができるでしょう。

2.夫婦でしっかり話し合って決めましょう

夫婦と子供、家族3人のイメージ画像

なかには、インターナショナル幼稚園へ子どもを通わせることに反対のパパもいるかもしれません。

そこを無理やり押し切って入園させてしまうと、子どもが英語をしゃべった瞬間、しらーっとした雰囲気になりかねません。
運動会などの行事も夫婦で楽しみたいものです。

パパの意見も尊重し、夫婦で納得して決めましょう。
見学の際は夫婦そろって行き、パパから園へ直接、不安や疑問に思っていることを確認してもらうのもよいでしょう。

3.親の英語力

スーツを着る親のイメージ画像

幼稚園には日本人スタッフもいますが、基本、先生は外国人。
面談もお知らせレターも英語ということは珍しくありません。

親の英語力はあったほうが好ましい、というのが実情です。

英語が苦手というママは、子どもと一緒にもう一度英語を勉強するチャンス到来!と前向きにとらえてがんばりましょう。

4.入園式がない

親が手を引く子供のイメージ画像

一般的に、インターナショナル幼稚園には入園式がありません。

孫の晴れ姿を楽しみにしているおばあちゃんやおじいちゃんはちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

5.一学年下げることもある

外国人の子供のイメージ画像

子どもの成長にあわせてカリキュラムの一部または学年を一つ下げたり、飛び級制度をとりいれたりしている幼稚園があります。

一学年下げることは、海外では珍しくありません。
しかし、日本には「留年」や「落第」というあまりよくないイメージをもつ方もいます。

まずは、幼稚園の方針を確認してみましょう。
学校教育法には就学年齢が定められていますので、小学校以降の教育をどうするかも含め、より慎重に検討する必要があります。

6.日本語も大切

日本のイメージ画像

「日本語がおかしくなったりしないのか心配」という方も多いはず。

幼稚園児のうちであれば、親が普段から美しい日本語を話すよう心がける程度で大丈夫だと思います。

お稽古事などで日本語しか話さないお友達を作るのもよいでしょう。
我が家の場合は、空手を習うことで日本人らしい「敬語、礼儀、作法」を学ばせています。

7.出費

お金の出費のイメージ画像

保育料の金額は幼稚園によってかなり違ってきます。

一般的に小学校、中学校へとつづく「付属」の幼稚園は高額ですが、規模の小さいところであれば比較的、良心的な保育料の幼稚園もあります。

「インターの幼稚園は高いから無理」などとはじめからあきらめず、気になる幼稚園のウェブサイトなどで確認してみましょう。

8.インターナショナル幼稚園は英語教育の情報の宝庫

英語の辞書のイメージ画像

まわりには英語教育に熱心なママばかり。
卒園後のケアについても、幼稚園には卒園生による前例が蓄積されています。

インターナショナル幼稚園はまさに英語教育に関する情報の宝庫。
入園後は積極的にその情報力を活用し、卒園後も納得のいく英語教育を続けてくださいね。

さいごに

我が家では、教科書がない幼稚園の時期こそ自由な選択が許されるのでは?と思い、インターナショナル幼稚園という選択をしました。

英語が身につくということばかりではなく、「ショウアンドテル」(自宅からお気に入りのものをもってきて、どうして好きなのかなどをプレゼンテーションする)などを通じ、自分の意見をつたえる練習などをする点なども魅力的でした。

しかし、残念なことに、インターナショナル幼稚園にも「英語がきらい」というお子さんはいます。

なにより大切なのは英語ではなく、子どもが安全に楽しんで通えるかどうかです。

英語だけにとわれず、納得のいく幼稚園選びができることを願っております。


伊藤 みき子
伊藤 みき子
やんちゃな男の子のアラフォーママです。 三十代、突然勉強に目覚め、結婚前にFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士2級、英検2級、医療事務(医科)能力検定1級、ママになってからは簿記2級を取得しました。現在は育児をしながら英検準1級の勉強中です。息子とお出かけするのが大好きです。