中学3年生の我が子のために親ができることを考える

orion

2025年10月、娘は中学3年生、高校受験の年です。4学年上の息子が高校受験の時を振り返りながら、娘の進路選択を見守っています。この記事は、私の個人的な体験や感情をまとめたもので、参考になるか分かりませんが、1人でも勇気づけられたらと思い書きます。

親の精神状態

私は今49才(あと数ヶ月で50才)。

4学年上の息子が高校受験した2022年は、ちょうどコロナ禍で自宅にこもって仕事をしていました。仕事が激減して時間にゆとりができて、今まで気づかなかった「ゆらぎ」の症状を自覚。

一言でいうと「元気がない状態」で(ゆらぎの症状は人それぞれ異なると思いますが、私は)
なんか、調子悪い。鬱っぽい。鏡を見ても冴えない自分が映り凹む毎日。

そして息子は「将来の夢ややりたい職業探し」と「何も見つけられない自分」に部屋で1人、もがいている様子でした。(将来の夢がみつからないと勉強できないという不器用さん)

親子でウツウツとした時間を自宅で過ごしていました。息子が進路を決められるのか、希望の進路に進めるのか…私は不安でしかたありませんでした。

4年前の高校受験、反省点

親の不安が、息子に伝わっていた。ここが私の反省点。
どうして「君の未来は明るい!」って言ってあげられなかったんだろう。
そこに尽きます。

自分自身が不安定だったので、そんなことをいう余裕がなかったんですよね。

親が健康でいるって難しい

子どもの進路選択の時期(高校受験や大学受験)は、親の年齢が40-50代で、ゆらぎ世代のど真ん中。

親が心身ともに健康(元気)でいるって、けっこう難しい。
じゃあ、どうしたらいいの?

私が出した答えは「自分の幸せを感じられる状態をつくる。健康や収入を安定させることに集中する」です。健康でいるために、小さな「楽しみ」をつくりました。
私は本当は飲兵衛(のんべえ)なので、週1は思い切り飲む。(健康づくりと真逆?笑)
飲み友を増やすため、旧友の掘り起こしと、新しい出会いの機会を増やしました。

お金の心配は、心をむしばむので、貯蓄計画を見直して、将来への備え(月々の貯蓄額)を減らして今使えるお金を増やしました。

たった2つの事で、元気に

●週1、気が済むまで飲む(子どもが大きくなったからできること、感謝)
●貯蓄額を見直して、今使えるお金を増やす

たったこれだけで、どんどん元気になりました!

一番伝えたい事

子どもの心配より、自分の心配と対策を。
4年前の息子の高校受験の頃を振り返ると、私が病んでました。それは子どもにいい影響を与えませんでした。子どもが受験の頃、親は「ゆらぎ世代」のど真ん中。自分の心と体に向き合って、自分がどうしたらハッピーなのか、対策をたてて、行動すべし!と伝えたいです。

親の健やかさ=子どもが安心して将来を考えて、目の前の目標に取り組める環境

中学3年生の我が子のために親ができること

子どもが答えを出すのを待つ。

これが私が思う「中学3年生の我が子のために親ができること」です。
少し先の目標があるから、目の前の目標を設定できて、目標に向かって課題に取り組むことができます。

大人だって、目標設定ができなかったら、今を頑張れないと思うんです。そして、人に与えられた目標は頑張れても、長続きしない。

だから、時間がかかっても子どもが答えを出すのを待つことが、親ができること、かなと。

子どもが答えを探すために必要な手助け

ただ待つだけなんて、できないですよね。
私がやって良かったと思う手助けをピックアップします。

●ロールモデル探しのお手伝い
●娘の頭の中を整理するお手伝い
●進路の提示

この3つ。

我が子のためやってよかった事

最低限の家事(掃除、洗濯、野菜たっぷりの食事提供)と、3つのこと。

1:ロールモデル探しのお手伝い

将来、何になりたいか「職業」から探すのは難しい場合がありますよね。

私は娘のlineに「koki(キムタクと工藤静香さんの娘さん)みたいになってもらいたいなぁ」とkokiのインスタを送る。
「世界の舞台でも、臆することなく、英語でスピーチして、でも笑顔が初々しくて。素敵だね。」

すると、娘は、「私はヒナコちゃんになるから」と。
(ASMR系のユーチューバーでブレイクして、今では歌手?タレント?経営者?)

そんな会話から、インスタを見ながら自分の将来と重ねる事を時々やっていたんでしょうね。

娘はついに、「私の未来、この人なんだけど!」と、ロールモデルを自分で見つけました。(実際に会った女性がとても素敵で、インスタを見つけて「この人になりたい」となったようです)

2:娘の頭の中を整理するお手伝い

子どもと将来について話していると、だんだんごちゃごちゃ(整理がつかない状態)になって、お互いに話を終わらせたくなることがあります。

話した後、娘が話していたことをまとめながらプレゼン資料をつくります。
以前は数字と文字だけでしたが、最近は画像とイラストをふんだんに使っています。

私がプレゼン資料を読み上げて、娘が「なんか違う・・」となったり。
具体的に違う点が分かると資料をブラッシュアップしていく。(なんか違うっていうけど、何が違うのか分からないこともある)

私は、年に1回、娘の未来と現在地が分かるプレゼン資料をつくっています。かれこれ、5~6年続いています。
これは、子どもたちと話す時間が少ないパパのための資料としても役立ちます。家族会議をするときに、置いてきぼりにさせない工夫?配慮。

3:進路の提示

・スポーツ一択か、文武両道か
・通信制か通学か
・学力などから受験可能な学校リスト

うちの子はどっぷりスポーツに取り組んできたので、上記のような進路を提示して、選ばせました。(自分で考えてもらいました)

上の子の時は、自分で学校調べをして「ここに入りたい!」となった高校に、とても入れる学力が無くて、諦めた時に受験へのモチベーションがガンッと下がった経験がありました。

(中3とて、まだ子ども。大人が「無理に決まってるじゃん」と思う事が、理解できないことがあるみたいでした。)

意外にも子どもは深く考えている

もー、いい加減に答えを見つけて。(進路を決めて)
そう思うこともあります。

「ちゃんと考えてる?」と聞くと、返事があって、「それでいいの?」など聞き返すと「自分の人生にとって何が重要かも大事だけど、今の自分が一番やりたい事はこれなんだよね。だから…こうしたい。」なんて、意思表示されてびっくり。

最終的に進路を決めるのは、年を越してからでもいい。本人が後悔しないよう、考える期間をもうけて、時々気持ちを確認して、プレゼン資料を更新して…。こんなサポートを続けていこうと思います。

おわりに

受験生のママパパが読んでくれていたら、嬉しいですし、ママパパが健康でいられることと、お子さまが希望の進路が見つかり、トライして、進めるを願っています。

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なおみさん
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