初めてのベビーシッター、選び方のポイント
認可保育園に入園できなかった場合の手段として、今回はベビーシッターについてお伝えします。
病気などの緊急時だけでなく、待機児童になった際の預け先としても活用できます。
子供を預ける一つの選択肢、認可外保育施設とは。そのメリットとデメリット、保育料について | ともえ
ベビーシッターの情報を集めるには
保育園は、公園や児童センターなどでママたちから情報を集めやすいのですが、ベビーシッターは利用者がさほど多くないので、ネットで情報収集が手堅いです。
ただし、シッターを派遣している認可外保育園もあるので、そこから調べる方法もあります。
下記に公益社団法人全国保育サービス協会の加盟会社リストのサイトを掲載したので、こちらも参考になさってください(都道府県別に記載されています)。
各社システムや料金が違いますので、自身の条件と合うところがあれば問い合わせしましょう。
すぐに利用しない場合でも、話を伺ってパンフレットを取り寄せておくと何かと心強いです。
ベビーシッターを選ぶ14のポイント
私はこれまで2社利用しました。
どちらも電話対応が丁寧で、代表者が1時間かけてじっくり説明をしてくれました。
また、その日のうちに契約を勧められなかったのもよかったです。
選ぶポイントとしては、以下でしょうか。
- 利用対象区域かどうか
- 施設の運営方針
- ベビーシッターの層(年齢・資格・子育て経験の有無)
- 利用料金
- 利用最低時間
- 予約方法
- 何日まで予約すればよいか
- 会員制の有無
- 月極利用の有無(待機児童になった際これを利用します)
- キャンセル対応
- 病児の対応
- シッターの指名の可否
- シッター中のケガ・病気、災害時の対応
- 福利厚生としての割引制度
私が利用している会社は、病児は会員のみ預かるようになっていました。
子どもの体調に関わることなので、「一見さん」は受け付けないのも納得です。
ベビーシッターの指名は可能でしたが、多くの人と関わってほしいので(人見知りを全くしないわが子ですが)あえて行いませんでした。
ベビーシッターの料金は、保育園に比べれば、高い方です(概ね1時間1,500円~)。
ですが、1対1で預かってもらえ、各家庭の希望に可能な限り対応してくれるので、適正な価格だと思います。
そんな金銭面での悩みを緩和してくれるのが、福利厚生割引です。
自身や夫の会社が福利厚生代行会社と提携しているか、確認してみましょう。
ベネフィット・ステーションの育児補助金制度「すくすくえいど」、全国保育サービス協会の「ベビーシッター育児支援事業割引券」などがあります。
病気などの緊急時の場合
私の場合、病気や早朝夜間に外せない用事があるといった、緊急時の利用もしています。
事前に決まっている場合は、1カ月以内に予約をします。
問題は、病気のときです。
基本的に前日でも割り増し料金を払えば預かってもらえますが、インフルエンザが流行る時期は難しいこともあるようです。
予防接種をして、いつも以上に健康管理には気をつけましょう。
また、病名を伝えないといけないので、少しでも不安に感じたら受診しておきましょう。
見知らぬベビーシッターを家に上げて大丈夫?不安じゃない?
留守中の自宅に他人が入ることに、不安を感じる方も多いと思います。
使用して良い部屋とダメな部屋をお伝えする、盗難などの疑いを招かないよう、不要なものを片付ける(高価な物、明細など個人情報が分かるものなど)を徹底することで、私はその不安を解消しました。
おかげで、ベビーシッターを利用すると、部屋がきれいになります。
当日は専用なカゴに着替えなどを必要なものを一まとめにし、健康状態・やって欲しいことをメモに記して渡します。
あとはシッターを信用して預けます。
ママが笑顔で出かけること、これが子どもにとって一番大切なことです。
- 松原 夏穂
- ヨガ講師兼フリーライター。 長男妊娠中にマタニティヨガを始めたのが縁で、ママ・ベビー・キッズ のためのヨガ教室を開講。また、子育て支援のNPO法人でのライター経験を生かし、フリーライターとしても活動。 2005年生まれの長女と2010年生まれの長男の二児の母。