日本未公開の台湾映画『台北セブンラブ』(仮)【原題:相愛的七種設計】の日本公開に向けて、字幕制作費や会場費など必要な経費を賄うべくクラウドファンディングに挑戦中の葉山友美さん。
第二子を授かるとほぼ同時に台湾映画社を立ち上げ、今回のプロジェクトを開始した行動力の源と仕事への想いについて〈働き方図鑑〉8つの質問から迫ってみました。
現在の活動内容
日本未公開の台湾映画を買い付けて、日本で公開させることが私の仕事です。
現在2歳の長女の育児に追われつつ第二子妊娠中ですが、かねてから考えていた、良質な台湾映画をもっともっと日本の皆さんに見ていただきたい!という想いから台湾映画社を立ち上げました。
今、プロジェクト第一弾の公開資金をクラウドファンディングで募っているところです。
ぜひご支援よろしくお願い致します!
http://plango.uplink.co.jp/project/s/project_id/75
事業、サービスで力を入れていること、こだわり
台湾の認知が高まる今も尚、日本での台湾映画の公開本数はとても少ないです。
なので、面白い台湾映画を一本でも多く公開させ、一人でも多くの人に見て頂く機会を作り、より台湾に興味を持ってもらいたいと思っています。
事業、サービスをはじめたきっかけ
私は台湾人の両親を持ち、日本で生まれ育ったいわゆる在日二世です。
親戚に会うために台湾を訪れる機会が多くあり台湾が大好きですが、それ以外は普通の日本人です。
映画好きが高じて映画会社で働いたりもしていましたが、その頃からやっと自分のアイデンティティの一部である台湾を意識し台湾映画も見るようになり、面白さに驚きました。
とある1日のスケジュール
6:30 起床、朝食
8:30 子どもを保育園に送る
9:00 仕事
17:00 子どもお迎え
17:30 子どもをお風呂に入れ、保育園使用済み衣類の洗濯、夕飯支度。
19:00 夕飯
20:00 子どもと遊ぶ
20:30 子どもを寝かせる。残りの家事をし、その後自分の作業、その後入浴。
24:00 就寝
今の生活や働き方で気に入っている事
子どもは当然手がかかりますがそれ以上に可愛いです。愛しくて癒されます。
私の仕事はあまりお金にはなりませんが、やりたいことなので楽しいです。
夫のサポートあってこそ成り立っていますが、その分育児と家事を頑張っています。
育児と仕事両方あって幸せだと思っています。
クリアしたい課題や問題
毎日時間が足りません。結局睡眠時間が削られてしまっています。
やりたいことを全部やると思わず、少しペースダウンさせることも必要だなと思います。
働き方を迷っている女性へのメッセージ
出産して子どもを持っても、自分が生き生きと自分の人生を歩む姿を子どもに見せるのが大事だと思い、それが子どもに対しての一番の教育だと信じています。
その中で、すべてを完璧にやろうとせず、なるべく自分が心地良いやり方を見出すことが大事だと思います。そういう意味では妥協も必要かもしれません。
なるべく無理をせずご機嫌なママさんでいましょう!
愛する家族へのメッセージ
夫へ
私のやりたいことを文句も言わず、応援してくれてありがとう。
娘へ
いつも最高に可愛いあなたでいてくれてありがとう。
【編集後記】
大きなおなかを愛おしそうに抱いているプロフィール写真からも分かるように、出産を間近に控えている葉山さん。
語学留学中に観た映画に感銘を受け、日本での公開を心待ちにしていたそうですが実現されず、ならば自分で公開させるしかない!と思い至ったそうです。
お腹の命を育みながら、思いの芽も大きく育てようと奮闘する様子からは、台湾映画への強い愛が伝わってきました。「この映画を観てみたい!」そう思った方は、ぜひクラウドファンディングから応援を送ってみてはいかがでしょうか?
映画観賞券1枚3000円~の応援を12月24日まで、クラウドファンディングで受付中です。詳細はこちらhttp://plango.uplink.co.jp/project/s/project_id/75
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◆プロフィール
氏名:葉山友美
屋号:台湾映画社
肩書:代表
台湾映画社代表。台湾人の両親を持つ日本生まれ日本育ちの在日二世。大学卒業後、インディペント系映画会社で働き、宣伝を担当。主な担当作品には『ムカデ人間』など。その後退職して2015年に台湾に語学留学に行き、日本で公開させたい台湾映画と出会う。帰国後、台湾の空気を感じたく神田の台湾スイーツ店 東京豆花工房で働きながら結婚出産し今に至るが、現在第二子妊娠中。第二子を授かるとほぼ同時に台湾映画社を立ち上げ、第一弾プロジェクトを開始。11月には第二子出産予定。
- 渡邉 加奈子
- 娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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