働き方図鑑 今井志保さん
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天職を卒業し次のステップへ~アニヴァーサリー・プランナーで叶えた私らしい働き方|今井志保さん

「今の働き方、いつまで続けていけるかな…」

結婚出産を機に退職し、働き方のリ・スタートを余儀なくされているママにとって、産休・育休を取得し、同じ職場でキャリアを継続しているママのことを羨ましい!と感じることもあるかもしれません。(現に私がそうでした!)

ただ、、子育てという大きな仕事が加わり、独身時代と同じようにはいかないジレンマや歯がゆさはキャリアを継続させているからこそぶち当たる壁なのかもしれません。

「自分の人生、次のステップに行かないといけない、そう思ってネットで情報収集をしていたときの"衝撃の出会い"から、今の私の働き方があります。」
そう話すのは宮城県仙台市を拠点にアニヴァーサリー・プランナーとして活動するKids party &Anniversary Spica主宰の今井志保さん。

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「天職だと思っていた」というウエディング・プランナーから、現在の働き方に至った『衝撃の出会い』についてお話を伺いました。

目次

1.天職だったウエディングプランナー
2.育休中に衝撃の出会い
3.次のステップを導いてくれた大切な存在

1.天職だったウエディングプランナー

結婚式準備から結婚式場選び、パーティプランまで、こだわりのオリジナル結婚式のトータルプロデュースを全国展開する会社で、ウエディングプランナーとして働いていた今井さん。

今井さん)「新郎新婦様の希望に沿ったものを提供する、プランニング業が好きでやりがいを感じていて、ウエディングプランナーは天職だと思っていました。結婚式は週末や祝日がメインのお仕事ですが、子供ができたからといって辞めるつもりなんてありませんでした。」

子育てと大好きな仕事、充実した日々を送っていたところ上のお子さんが小学生になるタイミングで、二人目のお子さんを出産した今井さん。

今井さん)「保育園は週末も預かってくれたし行事なども融通がききました。当然ですが小学校は土日が休み。主人の理解や近くに住む両親の協力もあり、大好きな仕事を続けてきましたが、自分のライフスタイルと働き方が合わなくなってきたかも、と感じ始めていました。仕事は大好きだけど、さすがに二人の子供を抱えて、今までと同じワークスタイルを続けるのは厳しいかも…と不安がありましたね。」

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2.育休中に衝撃の出会い

子育てと両立できそうな仕事、自分の特技を生かせる仕事。育児休業中に求人情報を検索したり、何か資格を取ろうかなとネットで情報収集していたところ、衝撃の出会いがありました。

今井さんが出会ったのは子どものパーティを出張プロデュースする『soco’s anniversary (ソーコズアニヴァーサリー)』のホームページ。

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代表の辰元草子さんは広告マーケティング会社勤務ののち、結婚、出産を経て2人のお子さんのために開いてきたお誕生会が評判を呼び、 2006年に日本初のアニヴァーサリー・プランナーとして子どものパーティを出張プロデュースする『soco’s anniversary (ソーコズアニヴァーサリー)』を設立しました。

アニヴァーサリー・プランナーという働き方|日本アニヴァーサリー・プランナー協会

今井さん)「『キッズパーティー』をプロデュースする仕事があるなんて知らなかったので…私の好きなこと、特技を活かせる仕事がここにある!結婚式以外にも『お祝い』のシーンがたくさんある!偶然見つけた時の衝撃は今でも忘れられません。こんな世界があるんだ!って。」

ではすぐ行動に移したのかというと、そうではなかったと言います。

今井さん)「そうは言っても、育休休業中の身。もちろん会社に戻るつもりでいました。1歳と小学生の子育て、繁忙期は早朝に出勤し帰宅は深夜。今振り返ると、よく頑張っていたな!と思いますね。」

忙しい毎日の中でも、育休中に出会った【アニヴァーサリー・プランナー】のことが忘れられなかったという今井さん。

ちょうど結婚式でも花嫁の手作りアイテムが流行り始めた頃。

花嫁さんから持ち込まれたアイテムをどうしたらもっと可愛くしてあげられるだろう?もっと上手く飾ってあげるには?そんなことを考えていたと言います。

頭の片隅にずっと『soco’s anniversary (ソーコズアニヴァーサリー)』があったんですね、と聞くと「片隅ではなく、真ん中にありました!」と即答してくれました。

今井さん)「年齢的にも三十代半ばになり、体力的なこともありましたし、ちょうど会社から求められるのも人材育成など、現場でのプランニングではなくなってきたところでした。十三年やりきった!という自分の中での達成感もあり、退職しました。」

3.次のステップを導いてくれた大切な存在

辰元草子さんが代表理事を務める一般社団法人アニヴァーサリー・プランナー協会では
◆ベーシックコース (ホームパーティーをはじめレッスンやワークショップを開きたい方)
◆プロコース (レッスン講師、パーティープランナー、メディアの取材パーティーのプロとして活躍したい方)
ふたつの講座、認定資格があります。

今井さんは東京で開催されたふたつの講座に参加し、晴れてアニヴァーサリー・プランナーとなりました。

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資格取得後、満を持してアニヴァーサリー・プランナーとして始動したのかと思いきや、しっかり足場を固めた今井さん。

今井さん)「ずっと会社勤めの経験しかなかったので、起業というのは初めて。パラレルキャリアというか、派遣などで働きながらアニヴァーサリー・プランナーの勉強を続けました。少しずつ収支の目途がたったとことで、アニヴァーサリー・プランナー1本でやっていこうと決意し、今の活動につながっています。」

仙台市内で活動するアニヴァーサリー・プランナーは今井さんただひとり。自身で主催するパーティーグッズのワークショップやカメラマンとコラボした撮影会、キッズパーティーや季節イベントのプロデュースと活躍中です。

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今井さんにとって辰元草子さんとはどのような存在なのでしょうか?

今井さん)「次へのステップを導いてくれた人です。子育てしながら働き続けるには天職を卒業するほうがいいのかな…と悩んでいた、あのときの出会いが私の人生を大きく変えてくれました。
草子先生に会って自分の思い描いていた世界が具体化された!自己流でやっていたことがアニヴァーサリー・プランナースクールで学ぶことで仕事に結び付けられるようになった!プロコースのディプロマ授与式では、そんな声も多く、私と同じ思いの方も多くいました。
草子先生のお人柄も大好きで、大活躍されているのにとってもチャーミング!みんなの憧れです。」

ママになりライフスタイルもが変わり、年齢を重ねる中で、ベストな働き方というのは変わってくるほうが当然なのかもしれません。

辰元草子さんとの出会いを『人生のターニングポイント』と教えてくれた今井さん。東北をアニヴァーサリー(記念日)の力で、笑顔いっぱいにすることがこれからの目標とのことです。

アニヴァーサリー・プランナーってどんな働き方?直接聞いてみよう!

2019年1月29日(火)渋谷で開催される起業ママの祭典・PowerWomenFes!に一般社団法人アニヴァーサリー・プランナー協会 代表理事 辰元草子さんも登場!子育てしながら私らしく働く(活動する)ママの学びイベントで『映える』をテーマにトークセッションを行います。

わたしらしく生きる・働く!1日限りの特別トークセッション|PowerWomenFes!2019

アニヴァーサリー・プランナーがステージをプロデュース!

辰元さんも登場するステージをKids party &Anniversary Spica主宰の今井志保さんはじめアニヴァーサリー・プランナーの皆さんがプロデュース。トークセッションに華を添えてくれます。
アニヴァーサリー・プランナーってどんな働き方?興味がある方は、直接お話を聞けるチャンスをお見逃しなく。

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Kids party &Anniversary Spica主宰
今井志保

ウエディングプランナーとして多数の結婚式をプランニングしてきたが、自身の結婚・子育てを通して、結婚式以外の『アニヴァーサリー』や『キッズパーティー』に注目するようになる。
日本初アニヴァーサリー・プランナーである辰元草子主宰の「アニヴァーサリー・プランナー養成スクール4期生」
現在は、東北・宮城を中心にキッズパーティーのプランニングやワークショップを通してキッズパーティーの素晴らしさを広げる活動とウエディング時代のノウハウとセンスを生かし、プレ花嫁対象とした手作りウエディングアイテムのワークショップも開催。

ブログ https://ameblo.jp/spicaanniversary/
Instagram  https://www.instagram.com/spica.anniversary/


渡邉 加奈子
渡邉 加奈子
娘が2歳のときPowerWomenプロジェクト在宅スタッフ登録をし、アンケート入力や事務局代行などを行う。その後【笑顔で働きたいママのフェスタ】イベント本部のスタッフとして、パートタイム勤務を経て正社員に。第2子の産休育休を経て現在は短時間正社員となる。ふたりの子供たちに挟まれて寝るのが何よりの幸せ。育児がひと段落したら趣味の切り絵と三味線を再開するのが夢。
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