世の中のグローバル化が急ピッチに進む中、子どもに国際感覚を身につけさせたい!
そう思っているママは多いのではないでしょうか。
でもどうやって?
「うちは海外転勤の予定なんてないし、海外旅行だってなかなか行けないわ」
そんなご家庭がほとんどですよね。
そこで、今回は「日本でできる7つの異文化体験」をご紹介します。
1.地域の国際交流に参加する
まずは、身近な外国人と交流してみませんか?
日本にはたくさんの外国籍の方が住んでいます。
地域によっては自治体が国際交流の場を定期的に開いたり、語学ボランティアを募集したりしているところもあります。
子どもの参加が可能かも含め、まずは問い合わせをしてみてはいかがでしょう。
2.世界の料理めぐり
中華料理やイタリア料理だけではなく、パキスタン、韓国、フィリピン、ロシア、ペルー、トルコ、モンゴル、スペイン、ブラジル、ドイツ……日本には各国の料理が食べられるお店がたくさんあります。
食は文化のひとつです。
味覚で世界を体験してみませんか?
お子さんと世界地図にシールなどを貼りながら「ここの国の料理、おいしかったね」などと「味の世界一周旅行」をしてみるのもたのしいですよ。
できれば、その国の人が実際に働いているお店を探していき、コミュニケーションをはかってみるといいでしょう。
その国をより身近に感じることができることができると思います。
3.大使館に行ってみる
一般人には固く門を閉ざしているように思える大使館ですが、実はその一部を一般に公開しているところがあるんです。
普段から図書館を開放し、子供向け読み聞かせ会を開催しているところもあれば、一年に一日だけ一般開放日を設けているところなどさまざま。
アメリカ寄宿舎ではフリーマーケットが行われることもあります。
まずは気になる大使館のホームページをチェックして、情報を集めてみましょう。
4.フェスティバルにでかける
タイフェスティバルやインドフェスティバル、ドイツフェスティバルなど、各国の食べ物や文化・伝統を紹介するイベントは、異文化について知るチャンスです。
在日米軍が主催するイベントも人気です。
5.ホストファミリーになる
ホストファミリーになって自宅で異文化体験をするのはいかがでしょうか?
さまざまな団体や自治体が外国人を受け入れるホストファミリーを募集しています。
家族の一員として外国人を受け入れることで、より、海外を身近に感じることができるでしょう。
6.インターナショナルスクールへ行く
外国籍のお子さんが多数通うインターナショナルスクール。
中には、通学生以外も通えるサマースクールや土曜日コースを実施している学校があります。
ランチを食べるカフェテリアや洋書だらけの図書館は、まるでアメリカの校舎。
普段通っている学校とはちがったインターナショナルスクールならではのアプローチにより、英語だけではなく、積極性や自主性が大きく成長することも期待できるかも。
一般公開される文化祭に足を運んでみるのもよい経験となるでしょう。
さいごに
異文化は海外に行かなければ体験できないという思い込みを捨て、まわりをみわたしてみましょう。
日本の中には、世界の人、食、文化、暮らしがたくさんあります。
まずは身近なところから異文化体験をしてみませんか?
2015年に日本を訪れた外国人の数は、1973万人に達したそうです。
2020年の東京オリンピックを控え、日本を訪れる外国人はますます増えることが予想されます。
その人たちとコミュニケーションをとってみるのもよいでしょう。
困っている外国人がいたら力になろうと積極的に声をかけてみる、ママのそうした姿が、お子さんを国際人へと導くきっかけになるかもしれません。
- 伊藤 みき子
- やんちゃな男の子のアラフォーママです。 三十代、突然勉強に目覚め、結婚前にFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士2級、英検2級、医療事務(医科)能力検定1級、ママになってからは簿記2級を取得しました。現在は育児をしながら英検準1級の勉強中です。息子とお出かけするのが大好きです。