子育て・教育

イヤイヤ期対策にも?赤ちゃんの気持ちが分かる!育児がラクに豊かになるファーストサインって何?

「赤ちゃんは大好きなママに伝えたいことがたくさんあるんです!言葉でおしゃべりできなくても、色々なことを伝えてくれています。気づいていないのは、オトナの私たちのほうなのかも…?」

こう教えてくれるのは、ファーストサイン講師 細川弓子さん。

「赤ちゃんとおしゃべりできるんです、って言うと驚く方もいるかもしれませんね。でも、赤ちゃんってみんな賢いんです!」と続ける細川さん。
自身の育児経験から、そして14年間の講師活動で多くの親子を見てきたからこそ、自信を持って【ファーストサイン育児】の面白さ、豊かさを伝え続けています。

赤ちゃんと話せるって本当?
赤ちゃんが何を考えているのか理解できたら良いなぁ。
そんな風に考えているママやパパにぜひ知ってほしい【ファーストサイン】の魅力について、たっぷりお聞きしました!

親子コミュニケーションの専門家にお聞きました


ファーストサイン&トーク ラメール
細川 弓子さん
ベビー・キッズとママのコミュニケーション教室を中心に、東京江戸川区を中心に9クラスを運営中。オンライン対応OK。講師養成可。イヤイヤ期もへっちゃら!手や表情、声色などでお話しするファーストサイン育児推進。大学1年生&小学校5年生、8歳差兄弟のママ。
https://www.instagram.com/yumiko_hosokawa/

ファーストサインって何?

ファーストサインとは、まだおしゃべりできない赤ちゃんと手の動き、顔の表情、声のトーンを使ってコミュニケーションをとる方法のこと。

特別な道具は不要、難しいことはありません。
手を振って「さようなら」と伝えたり、ほっぺたを触って「美味しい」と表現したり、日常生活で私たちが無意識に使っている「サイン」ってたくさんありますよね。
ファーストサインは、まずはママやパパがサインを覚えて赤ちゃんに伝えることからスタートします。

手話とは違うの?

手の動きを使う意思疎通の手段、という点は似ているかもしませんね。
ただ、ファーストサインはあくまで親子のコミュニケションツール。
意味が伝わればオリジナルのサインを作ってもOK。
『靴』のサインを「外にお出かけしたい」「(外出先で)もう帰りたい」と使う子もいますよ。

ひとつひとつサインを作っていくのは大変だし、一方だけが理解していても相手に伝わらないと困りますよね。
赤ちゃんでもマネしやすい基本の動きがあるので、習ってしまうのが手っ取り早いですよ。

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イヤイヤ期対策にもなるって本当?

育児の大変さって色々あるけれど、言葉が通じないというのは大きなストレスですよね。
1歳を過ぎて少しずつ言葉が出てきても、まだまだ十分な意思疎通には程遠いもの…。
子どもは意思表示しているけど、大人には全然伝わらない…。
伝わらずに子どもは泣くし、理解できずにママやパパは困ったりイライラしてしまったり…その最たるものが【イヤイヤ期】ですよね。

(みかんじゃなくてりんごが食べたいの!)
(赤じゃなくて黄色の靴下をはきたいの!)
子どもは言えなくて、伝わらなくて泣きわめく…。

そんな時、言葉を補ってくれるのがファーストサイン。

「そっか、りんごが食べたいんだね。」
「黄色の靴下に履き替えようね!」

登園やお出かけ前の忙しい支度中に、子どもの気持ちを理解できスムーズに事が進むと時短にもなるし、ストレスも減りますよね。

ファーストサインは言葉が出る前はもちろん、まだ言葉が完璧ではない時期にもコミュニケーションを補ってくれるんです。
ファーストサインは赤ちゃん時期だけと思っている方もいるかもしれませんが、意外と長期間活用できるんです。

▲何を書いたのかな…サインで教えてくれています。「〇〇〇を描いたんだね!とっても上手!」とママの声に嬉しそうなお子さんの表情!

子どもの自己肯定感が爆上がり?

実は「理解してもらえない」というのは、子どもにとってもストレスなんです。
泣いて一生懸命伝えているのに「どうしてママは分かってくれないの?」と、子どもだって困っているんです。

反対に「分かってもらえた!」「伝わった!」という経験は、子どもにとって大きな自信になります。
自己肯定感なんて言葉がありますが、日々のコミュニケーションの中で「ママは僕の気持ちを分かってくれる」という積み重ねは、子どもにとって大きな自信につながります。

伝わる!という自信が持てるので、主体性を持って行動できる子になるのもファーストサイン育児の魅力のひとつ。

子どもが何かサインを発していないか?と、ママやパパも子どもの動きをよく観察するようになります。
そんな大人の関わりも、子どもにとって嬉しいに違いありません。

子どもだって言いたいことがたくさんある!

「保育園でサツマイモを食べたよ。」
「アンパンマンの滑り台で遊んだよ。」
ファーストサインを使って、ママと離れている間のことをお話してくれることもありますよ。

「お花が咲いていたよ。」
「月がきれいだね。」
なんて、子どもの目線で見えている世界を教えてくれるのも、ファーストサインがあるからこそ。


▲体験会ではサインを伝えるだけでなく、子どもがサインを使ってお話してくれた実例も紹介。

「今日のご飯美味しいよ」
「ママ大好きだよ」
忙しい毎日の中で大人にとって『わざわざ言うまでもない』ことを、子どもはたくさん感じとって、伝えてくれています。
ファーストサインを取り入れることで子どもの思いを伝える方法が増える、それは大人にとって子どもの心を受け取る手段が増えることにつながります。
子どもの視点で見える世界を共有してもらい、気持ちを分かち合えること。
その瞬間だけでなく、親にとってずっとずっと大切にしたい宝物のような思い出がたくさんできます。

特別な習い事や体験をさせなくても、日常に感動体験が転がっていることに気づけるのは、ファーストサイン育児をやった人の特権ですね。

長い長い子育ての土台作りにも

小さな命を育む中で、私たち大人は無意識に「子どもに色々教えてあげないと」と責任感を抱くこともあり、それはイヤイヤ期や反抗期に親子が衝突する原因になったりもします。
子どもをひとりの人間として尊重する。
簡単なようでいて『親子』だからこそ意外と難しいことだったりもします。

ファーストサイン育児を通じて、小さなわが子が、大人が気づけないような発見や考えをしていることが分かることがあります。
「うちの子ってすごい!賢い!」と実感できることが多々あると、自分とは別の視点や考えを持った別の人間だと自然と認められるようになります。
それは長い子育ての中で、必ず役立つ土台になりますよ。

ファーストサインって何?まずは気軽に体験を!

お教室に通ってくれる方で意外と多いのが「二人目ママ」さん。
第一子の時にファーストサインが気になっていたけど、なかなか余裕がなくて…二人目でやっと習うことができました!と参加してくれる方がいらっしゃいます。

実は二人目ママにこそファーストサインを強くおススメします!
上の子の赤ちゃん返り対策にも役立つし、子ども同士がサインでおしゃべりしている姿はかわいいのなんのって…!
私自身も8歳差の兄弟育児にファーストサインをたくさん活用しました。

ファーストサインは道具を買ったり特別な場所に移動したりなくても習えるので、気になっているならまずは体験会にご参加ください。
・ファーストサインっていつから始めたらいいの?
・うちはもう遅いの?
・生活への取り入れ方は?
体験会ではこのような疑問にもお答えしています。

育児がラクに豊かになるファーストサイン、ぜひ一緒に楽しみましょう!

 

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ともえ編集部
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