仙台でヨガセラピストとして活躍される二木ひろえさん。
二木さんは、ヨガ講師だけではなく、人と人を繋げるアドバイザーやプロデューサーとしても活躍されています。
PowerWomenたちが集い、活躍できる場である「笑顔で働きたいママのフェスタ」(以下、ママフェス)が始まったきっかけと「笑顔で働きたいママのフェスタ in仙台」(以下、仙台ママフェス)のプロデューサーとしての立場についてお話を伺いました。
「ヨガに出会って自分の居場所ができた」ヨガセラピストになった3児のママの起業ストーリー
3.11から生まれた想いが「ママフェス」に
———-ママフェスは二木さんがいらっしゃったから始まったとお聞きしました。
東日本大震災の当日、コッコトさんから依頼され、赤ちゃん用品メーカーCombiさんのイベントでMCを担当させていただいていました。
震災が起きたのはイベントの真っ最中です。
パニックになるママさんたちをなだめ、避難所まで誘導したのを覚えています。
そして震災後、「希望を失ってしまったママたち、仕事を失ってしまったママたちに何かできないだろうか?」と考えた時、コッコトの宮本さんのことを思い出しコンタクトをとったんです。
「何かできないだろうか?」「何か仕事はないだろうか?」って。
ただ、仕事といってもすぐには用意できない状態でした。
なので、被災地のママ達に「自分でできること」「やりたいこと」を見つけてもらい、いろんな働き方があることを知ってもらって、起業につなげようとした活動が、2011年11月23日に開催された「働きたいママのためのフェスタ in仙台」だったんです。
東京在住のママさんが応援にかけつけてくださり、私も指ヨガのプチ起業講師養成講座をさせていただいたのが始まりですね。
このフェスタをきっかけに、2012年からママフェスが始まりました。
————始まりからずっと仙台ママフェスと関わっていらっしゃったのでしょうか?
はい。1、2年目は実行委員長として、3年目からはプロデューサーとして関わってきています。
東北全体のスキルアップを
———-今年で5年目を迎える仙台ママフェスですが、プロデューサーとして考えていらっしゃる今年のテーマはなんですか?
プロデューサーとしてのテーマは「スキルアップとステージアップ」ですね。
フェスタの実行委員はプロデューサーが指名するのですが、今年の実行委員はあえて経験歴が浅い方々を選んでいます。
起業して日は浅いけれど、実行委員さんがそれぞれもつ魅力やスキルをどうやって発揮させるのか、どういった経験を積めばいいのかを提案し、プロデュースしています。
2016年3月9日には、全く新しい試みである「笑顔で働きたいママのフェスタ2016 in 仙台」ミニフェスタを開催しました。
企画づくり、準備、ブース作り、お客さまへの接客、集客など、学ぶべき知識やスキル、経験をまず実行委員が自ら習得し、実行委員自身がスキルアップし、それを東北のPowerWomen全体に広げていくことが大事だと思っています。
人が人を育てる場をプロデュースしていくことが私の役割です。
———-今後の活動について教えて下さい。
ヨガについては、今まで開催してきたマタニティヨガやキッズヨガから、アンチエイジングの効果もある美ボディヨガにシフトしていく予定です。
また、人と人とを繋がりを作ったり、働く場を提供するプロデュース業をしていきたいと思っています。
YasumineFlavor
ヨガを通して、妊娠中のママや小さな子どもを抱えるママ達に身体と心の安定を教えてこられた二木さん。
小さなお子さん連れのヨガ教室では、子ども達を優しい目でみつめながら、生徒であるママさんたちの指導をする姿が見られました。
決して肩肘張らずに「子どもがいても起業できる、好きなことができる」そんな姿を見せていただきました。
東日本大震災によってママ達が負った傷はとてつもなく大きいものです。
そんな中、二木さんが立ち上がり、ママフェスなどを通してママを元気にしようと活動されていること、人と人との繋がりを大切につなごうとされていること、ご自身の経験やスキルを惜しげなく伝え人を育てていこうとされていること。
どれもが東北のママたちを笑顔に与えてくれるものです。
2016年5月28日(土)、「笑顔で働きたいママのフェスタ2016 in 仙台」が開催されます。
ますますパワーアップ、スキルアップした東北のママ達の沢山の笑顔に出会えることでしょう!
笑顔で働きたいママのフェスタ2016 in 仙台
- 中村 万智子
- 大阪生まれの関西人。転勤族のため、現在は福岡に在住。2児のママ。 現在は、フリーランスとして、WEBデザイン、グロースハッカー、ライターとして活動中。
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